塾長です。
米国は、今日から決算シーズンですね。まずはWells Fargoからかな。
コロナのせいで「もう決算なんてどうでもイイんじゃない?」という状況。
Albion Financial Groupジェイソン・ウェアが何をみるべきか教えてくれたヨ:
・これからの決算は、興味深い。
まずはバランスシートに注目すべきだ。
利益や売上ではない。リセッションなのは分かっている。劇的にスローダウンしているのは知っている。
次に、マクロなエコノミーに対するコメント。
・なんといってもバランスシート。
クレジットライン(与信枠)へのアクセス。
これから3~6か月乗り切れるのか。
大企業は生き残れるだろうが、市場価値が小さい会社はそうはいかない。
・コロナ危機でも大丈夫と思われるのは、テクノロジー。特にテクノロジーと消費者向けの交差点にいる会社。
そして、巨大企業(mega cap)。
アマゾン、マイクロソフト、グーグル、Visa、Costcoなど。
何年も所有している。これからも所有し続ける。
Amazonはコロナが後押しして売り上げが伸びているだろう。
マイクロソフトのサティア・ナディラは、自宅から働く人が増えた事で、クラウド需要が増加したとアナウンスした。Teams。
Costcoは既存店売上高が伸びている。
これらはパンデミックに前から長期的な成長をしており、コロナで短期的な売上増加を受けている。
・エネルギーは基本的に原油価格に従う。我々は投資していない。
みなさん、バランスシートだそうですよ。
あとは、キャッシュフローもね。それでキャッシュがどれだけ減っていくか予想できる(と良いな)。
大きくキャッシュフローがマイナスな会社は、当然与信枠って話になってくる。
そして、基本的にキャッシュを確保しようとするはずなので、減配や自社株買いの停止なども発表されるでしょう。
こんな状態だから、仕方がないと諦めよう!