塾長です。
日本(や、台湾、韓国など)に比べ米国は厳しいロックダウン(都市封鎖)を行っている。
結果として失業者が大ぜいでたり。
日本の数か月先を見ているようで恐ろしい。
JC PennyとNeiman Marcusが破産申請するんじゃないかとニュースになっている。
そして、CNBCのインタビューで、Stifel マイケル・コレンダーが、小売業で多くの破産が起こると言っている。
彼は、GymboreeとAeropostale(どちらもアパレル)の倒産時、ファイナンシャルアドバイザーを務めたそうだ。
・ここ数年、小売り業では、倒産が普通のこととなっていた。
コロナ危機で、6月、7月に、ものすごい数の倒産申請が起こると想定している。
記録的な数だ。
・100件程度は見えている。
・多くは「売り尽くしセール」をやり、私はその一部に関わっているのだが、倒産プロセスを使って、うまく行っていない店を閉める。
しかし、いくつかは完全になくなるだろう。もし倒産プロセスに耐えられる資本を持っていなければ、全ての店を清算することになる。
・倒産申請が今すぐ行われるとは考えていない。
ほとんどの地域で店がクローズしていて、店がクローズしているのに清算するのは無理。
しかし、準備が重要。今準備しておいて、清算に最適な時を待つ。
・小売りセクター全体で、4千万~5千万人の雇用がある。
大手の倒産プロセスの中で、恒久的な失業が発生するだろう。
・どこの会社かは言わないが、アパレルとデパート業界に多くの倒産が発生するだろう。
・コロナ危機は難題だ。
サプライチェーンは止まっている。店を開けるとして、再仕入れをどうするか。
倉庫にあるのは全て季節遅れになっている。3月に店を閉め、6月に店を開けるのだから。
家賃問題もある。ほとんどが4月から支払いをしていないが。
名前は出していなかったけれど、コロナ危機前から、GAP、アバクロ、Macy'sなどは駄目だと言われていたので、そういう所の話。Costco、Walmartなどではなく。
日本でも以前から、オンワード、ワールドや、百貨店が駄目になっていたのと同じ。
(この共時性が面白い。面白がっている場合ではないが。)
このまま5月まで店を開けられないと、春物はほとんど捨てる事になるのでしょーネ。
いやーもったいない。環境にもヨロシクない。
日米ともに、アパレルとデパート株には要注意だ!
逆に、日本ではZOZOの業績が良かったりするのかな?
次回業績発表は4/28。明後日だ。