塾長です。
Yahoo Financeのアンディー・サワーがウォーレン・バフェットにインタビューしていた。
1時間あるけど、彼は個別の話や政治には、真正面から答えないので、一般投資家に意味がありそうな部分だけ、切り出してみた:
・チャーリー・マンガーと私は、経済見通しを信じて投資したことはない。
経済が今後どうなる、という話は、エンターテイメント。それをガイダンスにしてはいけない。
バラエティー・ショーのネタだ。
エコノミストは、どんなビジネスが成功するかを知らない。
彼らは推測するだけ。変数が多すぎる。
真のサイエンス、例えばリンゴが木から落ちるのは、政治は、その他400個の変数で変わったりはしない。
経済は変数が多すぎるし、そもそも、ビジネスには良い時も悪い時もある事を知るべきだ。
・ビジネスを買うというのは、農場を買うのと同じ。
2週間ごとに見回って、コーンがどれくらい大きくなったかを心配しても仕方がない。
僕は1980年代に農場を買った。今は息子が経営している。
1度しか行った事がない。
僕が行って、作物が速く育つわけじゃないからね。
値段が高くつく年もあるし、低い年もある。豊作もあれば、そうでない年もある。
経済を気にしても仕方がない。
1年は365日。20年ビジネスを所有するとして、7300日。
一日一日を気にしても仕方がない。
一日一日を気にしなければいけないビジネス(株)なら、買うべきではない。
・Kraft Heinzは、長い目で見なければならないが、Kraftは高く買い過ぎた。
ブランドと小売りの関係はいつも難しい。
全般的に、小売業者は自社ブランドを持つ方向に向かっている。Amazon革命のせいでね。
Gilletteがブランドの地位を失ったのには驚いた。
ブランド離れは、日々気付く動きではないが、5年前と比べても進んだ。
・ジェフ・ベゾスを昔から知っていて、何か特別なものがあると感じていたが、本屋から今のようになるとは思ってもみなかった。
今まで、たくさん機会をつかみそこねた。
しかし、僕の強い領域以外で機会取り損ねても気にしない。
自分の領域でミスをしたら、とても気にするよ。
他には、
・資本主義が進むと一部のタレントが高給をとる。そういう仕組み。
しかし、取り残される人がいないようにしないといけない。
・大統領には、大量破壊兵器を使わない責任感を持って欲しい。
・Haven ventureは、金儲けのために作ったのではない。
アメリカはトップの医療は優れているが、金がかかり過ぎている。
・中国と米国は、どちらかだけが繁栄して、片方が羨むという世界を作ってはいけない。この原子力の時代には。それが200年前との違い。
など、など。
いつも同じことを言っている、といえば、その通り。
でも、時々確認しないと、忘れちゃうからネ。