塾長の資産運用

米国株大好きの塾長が資産運用と関連ニュースを語る。投資は自己責任でネ!

米国はインフレになるか?

塾長です。

昨日(米国4/29)は、米国市場はレムデシベルがコロナ治療に効くと報道が出て、力強く上昇。

1~3月期GDP速報値が発表され、予想-4.0%に対して、-4.8%。

普通なら株価下押し要素だが、最近の悪い企業業績発表と同じく、無視された。

FOMCにサプライズはなかったけれど、パウエル議長が経済が成長軌道に戻るまで何でもヤルと、いつも以上に声に力を込めて声明を発表したのも、後押しになったはず。

Yahoo Financeでは、 Keel Point スティーブン・スキャンキーがFEDの対応についてコメントしてた:

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・今の金融政策が将来にどのような影響をもたらすかを予測するのは難しい。これは初めての事態だ。

 FEDの対策は正しい。11のファシリティーを発表し、まだ数個しか始まっていない。

 FEDの対策は効果が出るが、時間とともに、領域を広げる(債権を買うなど)とともに、効果は減退する。

 究極的には、我々はインフレという対価を払う事になるだろう。

 事が落ち着き、一般消費者が信頼を取り戻した時、貯まったキャッシュを使う事になる。

ディスインフレや、インフレが起こらない事に対する恐怖は以前からある。

 ディスインフレを止めるのは非常に難しい。ロープを押すようなもの。

 流動性の罠と呼ばれている。

 そこでFEDは先手を取って、先制攻撃的に行動を起こした。

 最前線に出て行って、クレジットが制約にはならないと知らしめるため、大幅な流動性を供給した。

 今後一般消費者の信頼感が戻り、遅れていた設備投資が戻り、需要が戻った時、経済のボトルネックが顕在化、インフレが起こる。

 世界経済の中で生産サプライチェーンの中でもインフレが見られるだろう。

FEDは議会や政府よりも、早期に状況を把握していた。

 そして州政府、群、市に対しても対応を迫られた。

 それが政治的な論争になっている。

 FEDから見れば、州が財政的な困難陥り、それに必要不可欠なサービスを提供しているだけ。

 議会ががCare Actを通しても、それが実行されるまで時間的な間がある。

 まだ50%の金が、最終的にもらうべき人に渡っていない。

 効果の測定を難しくしている。

 信用市場への影響を測るとしたらなおさらだ。しかしFEDは早急に行動した。

 

 

ティーブンは難しく語っているけれど、まず、彼は金をバラまくとインフレになると信じている。

ここ何年もインフレ目標を達成できていない事に対しては、あまり真面目に答えていない。

確かに、資産インフレは起こった。株高もその一部。しかし、一般消費財やサービスの値段が上がらない、賃金が上がらない。

コロナで一時的に止まっていた需要が戻った時に、一時的に乱れているサプライチェーンボトルネックになり、インフレになると言っている。

短期的に一部の商品の値上がりはあるかも。今もSmithfieldとtysonが食肉パッケージを作れなくて困っているので、食肉価格が上昇してもおかしくない。

しかし、中期的、全体的に見て、インフレになる理由にはなっていないヨ!