塾長の資産運用

米国株大好きの塾長が資産運用と関連ニュースを語る。投資は自己責任でネ!

デイビッド・バイリンによるお勧め投資方針。

塾長です。

Yahoo Financeが、米国5/8(金)米国4月失業率の悪化を受けて、Citi Private Bank CIO デイビッド・バイリンに、今後のポートフォリオの組み方を聞いていたヨ:

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・4月失業率、失業者数は、非常に高かったが、予想の範囲内。

 内訳を見てみよう。

 2/3がコロナで影響の大きかった3セクター;リクリエーション、レジャー、レストランから。

 多くに人に賃金援助、失業補償がある。

 数字は酷いが、政府が用意した複数のプログラムが効果を発揮し、今年12月にかけて、彼らを助ける。

・どこに投資すべきかとなると、別の話。

 今の市場は、テック主導の30社株によるリーダー群とそれ以外に分かれている。

 中小企業とは25~30%株価が違う。

 我々は顧客に対して、2021年に活躍するであろう中小企業をポートフォリオに組み入れるよう促している。

 インデックスから離れて、特定のサブ・セクターに移っている。

・通常の株式市場は6か月先を読む。今は2021年を読んでいる。

 今年の第二四半期は非常に悪いだろう。

 GDPも落ちる。35~40%下落するかも知れない。

 第三四半期は、伸びたバンジーコードが縮まるように回復するだろう。

 例えば、今の失業者の半数が9月30日までに再雇用されるだろう。

 その両方が起こるとすると、市場は2021年企業利益をピークから15~20%減だと予想する。

 そうなれば、今の株価水準は高いが、高すぎるとは言えない。

 普通のリセッションと違う点は、ウィルスであり、政府の支援である。

 問題はどれくらい速く経済が回復するかだ。

 ある種のインダストリー、例えば皿洗い機の製造業は100%戻る。資本財は戻る。

 他のインダストリー、例えば自動車は、戻りが遅い。住宅もそうだろう。

 旅行業などは、さらに遅い。

 我々は、2020年第一四半期のレベルに戻るのに、2年かかると予想している。

 しかし、市場は、私が今言った事を全て知っている。

 問題は、本当にそれは起こるのか?であり、何か別の事、例えばパンデミックが悪化する、他の経済に悪影響を及ぼす出来事が起こると、予想から外れる。

 今の株価は高すぎるとすれば、経済回復が起こらない、FEDの施策がうまく行かない場合。それはバカげた考えだと思う。

・もしここからS&Pが15%も上昇するとしたら、私はハッピーだし、驚くだろう。

 本当にそれが起こるとしたら、今以上に市場は選択的になっているだろう。

 中小企業、保険会社、銀行、自動車、これらは適正な価格がついている。

 それ以外の株、コロナで良い影響のある株、デジタル化、遠隔勤務、ネット放送は、以前より高い値がついている。

 これが金融危機のリセッションと違う点だ。

 2008、9年の危機では、テクノロジーが先導して、他と共に下げた。

 今回は逆の事が起こっている。テクノロジーが我々を未来に連れて行く。

 資本を十分に持たない企業が壊滅し、経済回復を遅らせる一方、ある種の業種は明らかな勝者となる。

 ポートフォリオにそれら勝者を引き続き入れておくのに加えて、今後1、1.5年で回復する企業を入れておくのが良い。

 

 

日本人に米国の中小企業は馴染みがないから難しいよね。

間違っても、ボーイングのパーツ納入業者などは選ばないようにしないと。

無理をしない事が肝要。

分からなかったら、インデックスを買うべきでしょう。