塾長の資産運用

米国株大好きの塾長が資産運用と関連ニュースを語る。投資は自己責任でネ!

米国5月13日、パウエル発言と相場感。

塾長です。

ドラッケンミラーやテッパーの弱気発言は、どうせポジショントークだから気にしなくても良いけれど、パウエルの発言はイマイチだった:

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・経済的な対応は、時期も量も適切だった。

 しかし、これが終わりではないだろう。

 将来は不確かで、下降リスクが大きい。

 最良の時でも、経済見通しは不確かだ。

 こんにち、ウィルスが新たな疑問を投げかけている。

 どれだけ早く、継続的にウィルスを制御できるようになるのか?

 社会的距離を取らなくなっても、アウトブレイクは防げるのか?

 通常の消費をしてよいと信頼が戻るまで、どれくらいの時間がかかるのか?

 治療薬、検査、ワクチンはいつできるのか?

 これら疑問への回答が、経済回復の時と速さを決める。

 答えが分かっていないのだから、政策は幅のある結果への対応となる。

 

 

全編見たい人はこちら。30分程度。ずっとこの暗い調子でしゃべっている:

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CNBCの常連はどう見ただろう?

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<ガイ・アダミ>

ケニー・ロギンス「Danger Zone」をかけて欲しい。

 心配して当然だ。

 今日、良かった事を上げるとしたら、S&Pが2790で跳ね返ったこと。

<ダン・ネイサン>

・2790は、2月の最高値と3月の最安値の丁度中間くらい。

 また、1か月前の水準であり、1年前の水準でもある。

 市場は、長期間かけて、進歩していない。

 3月23、24日、ここの出演者はみな、ピークから35%下がったのは、やり過ぎだと言っていた。

 弱気相場のラリーを期待していた。20%程度の戻りだ。

 実際は35%戻した。それは、財政出動、金融緩和と同程度の額。

 今、投資家は決断しなければいけない。

 テッパーやドラッケンミラーの言う事を聞くべきだ。

 特に、今のテクニカル的に重要な水準においては。

<ティム・シーモア

FEDは債務支払いの問題を解決できない。究極的には、マイナス金利の問題でもある。

 FEDは利益(EBITDA)の出ない企業を救えない。いずれ維持できない水準に達する。

 パウエルは、今日、現実的だった。

 経済はもっと多くの助けを必要としていると言った。

 今やっているのは、流動性という救命ボートを投げているだけ。

 米中関係も悪化している。

 中国は、中国をコロナで訴えようとしている州、個人、企業に対して、報いを受けると脅した。

 昨日より前に6日間上昇した市場にとっては、手に余る問題。潮目が変わった。

<キャレン・ファインマン

・ダンが言うように、これまでの上昇は凄かった。

 これから経済がどのように再開できるのか、速さはどうか、まだ十分なデータがない。

 2日間株は下げたが、それでも悪くない水準だ。早期回復を織り込んでいる。

 いずれ回復するが、どれくらい簡単なのかが分からない。

 そう考えた上で、常にロングの私としては、今何をして良いのか分からない。

 何か起こるまで待つか、ちょっとヘッジをかけておく以外は。

 ヘッジのために、QQQを少しショートしているが、Googleは最大のポジションだし、FacebookAppleも持っている。銀行も。

 HYGをショートしているが、今のところうまく行っていない。

 FEDが救命筏を投げている間、何をして良いか分からない。

<ティム・シーモア

・Wells Fargoの株価が心配だ。

 S&Pとの比較において、銀行株は最安値を付けている。恐ろしい、マイナス金利の心配がある。

 Wells Fargoは、それより大きな心配事だ。

 4大銀行の一つ。ご存じのとおり、コンプライアンス問題や、顧客ロイヤリティーへの疑問もある。

 XLFを37%もアンダーパフォームしている。92日連続で。

 それは何か大きな事を暗示している。

 持続不可能なのではないか。

 2008年、2009年、銀行合併の時を思い起こさせる。

 今そのステージにはないと思うが、Wells Fargoが長期に渡り他社に比べて非常に悪いのは、とても心配。

 

 

 

皆さん、弱気ですネ。

株が上がり過ぎたので、S&P500投資信託の積み立てを減らしているのだけれど、さらに5%くらい下がったら、買付額を増やします。

 

あと、Wells Fargoを持っている人は気を付けて。