塾長です。
昨日(米国6/17)は方向感が定まらず、
S&P500、3,113(-0.38%)、
Nasdaq、9,910(+0.15%)
でフィニッシュ。
指数は住宅関連、
5月住宅着工件数(年率換算)、97.4万件(予想109.5万件)。
5月住宅着工件数(前月比)、4.3%(予想23.5%)、
5月建設許可件数(年率換算)、122.0万件(予想122.8万件)、
5月建設許可件数(前月比)、14.4%(予想17.3%)。
少し前に出た雇用統計が良かったけど、その人達はどこに行ったのでしょう?住宅建設ではなかった模様。
ドル円は一旦106円台に突入して、今は107円に浮上。
ここ数日の安定状態から、0.4円くらい円高。
株式市場全体に影響する大きなニュースもなかったかな。
Northantrader lead strategist スベン・ヘンリクは、FEDバブルに気を付けろ、と言っている:
・FEDが巨大な資産バブルを作っている。
ここ数か月のことだ。最後の貸し手から、何でも貸すヤツになった。
カジノのギャンブルを作ったようなものだ。ギャンブラーが集まってきた。
私の見立てでは、FEDはやり過ぎ。
FED自体が"大きすぎて潰せない"状態。
資産バブルが経済にとって、もっとも大きいリスクになった。
グリーンスパンが言ったのを覚えているだろうか。株価が10%下がると、GDPが1%下がる。
株価がラリーし、資産価格はかつて2度しか経験したことがないレベルに達した。
株時価総額がGDPの150%を超えたのは、200年ドットコムバブルと、皮肉な事に2020年2月だけだ。2019年、FEDがREPOオペレーションと称して大量にカネを刷った。
そして先週、6/8に、株の時価総額はGDP比152%をつけた。
通常、リセッション期間中に資産のディスカウントが起こる。
2000年、2007年では、それぞれGDP比50%、75%に下落した。
FEDよ、おめでとう。初めてリセッションの途中で資産バブルを作る事に成功した。
バックミラーを見ると、そういう事。
FEDが資産バブルを作っている。いつか破裂するので、注意しろ、と。
日本では、日銀が長期に渡って大量にカネを刷っているが、(残念ながら資産バブルは作れていないが)破綻していない。
日本が世界最先端なので、米国だって今後10年、20年は財政ファイナンスを継続できるのでは?
ナーンテネ。