塾長です。
昨日(米国8/6)の株式は、午後に力強く上昇。
S&P500、3,349(+0.64%)
Nasdaq、11,108(+1.00%)
後付けの理由はこちら:
【米国市況】株続伸、追加経済対策の合意を楽観-金が再び最高値 - Bloomberg
本当の理由は、カネ余り。
木曜日は失業の日。
新規失業保険申請件数、118.6万件(予想140.0万件)
失業保険継続受給者数、1610万人(予想1690.0万人)
素晴らしい。
米新規失業保険申請、119万件に減少-パンデミック以降で最少 - Bloomberg
政治では、あいかわらず失業保険上乗せ法案がまとまらず。トランプが大統領令で対応するという報道。
トランプ氏、失業給付拡充延長や給与税の大統領令に署名へ-7日にも - Bloomberg
そのトランプはコロナ会見は開かず(多分)、外遊先のWhirlpoolでスピーチ:
TPP交渉離脱、貿易交渉で米国労働者を守ったなどと功績を強調。民主党/過激左派に政権が移ると大変だ、などなど。
表現は違っても、内容はいつもと同じ。
聴衆は親トランプだったので、最近のコロナ会見よりは元気があった。
個別株では、Disneyが上昇中。Third PointがDisney株を買っているらしい。
<スコット・ワプナー>
・Third Pointの見解を紹介する。エンターテイメント企業としてディズニーに迫る企業はない。知的財産や映画のおかげ。[スターウォーズなどの]テントの支柱となる新作がある。Disney+などの配信ネットワークがある。Disney+はNetflixと競う必要がない。この市場は1社独占とならない。ディズニーは7、8年前のマイクロソフトの状態に似ている。
<ジョシュ>
・それらのコメントに同意。今から売ろうとするディズニー株主は残っていない。もし売ろうと思っていたのなら、この5か月で売っているはず。[3月、4月で]大きく売られ・戻してから、あまり株価は動いていない。今の株主は、Third Pointの言い分に同意している人達だ。遊園地再開、映画館再開、ESPNでスポーツが放送されるまで、今年Q4か、来年1Qまで歯を食いしばって耐える。Disney+はNetflixと同じサイズになる可能性がある。
<ピート>
・ディズニーは110ドル以下なら買い。
ボブ・アイガーは素晴らしい仕事をした。映画製作、テレビ、コンテンツ。マイクロソフトとは違う。当時のマイクロソフトは方向性なく株価は低迷。APPLEや他と競争しようとして、失敗。ナデラがCEOになって、クラウド企業になると方向性を明確化、全力で競争した。ディズニーに関して言うと、様々な事業を持っているのは間違いないが、コロナが収まるのを待っているだけ。今が適正な株価。遊園地再開などがなければ、145、150のレベルには戻らない。
ピートの言葉の裏を読むと、遊園地再開すれば、145、150に戻るという事ですネ。なので、二人はほぼ同じ事を言っている。
そこまで待つつもりがあるか?モメンタムのあるAppleを買うか?という辺りが判断の分かれ目でしょうか。