【ジム・クレイマー】SAPの決算見通し引下げは、SAP固有の問題だ。

塾長です。

昨日（米国10/26）の米株市場は、急落。

　S&P500、3,400（-1.86%）

　Nasdaq、11,358（-1.64%）

金利先高感／長期債券利回り上昇にともない、株価上昇していた銀行株も落ちている。

指標は、

　9月新築住宅販売件数［年率換算］、95.9万件（予想102.5万件）

　同［前月比］、-3.5%（予想1.3%）

債券、為替、原油は、

　10年債、0.8010

　ドル円、104.8500

　原油（WTI Dec20）、38.64

コロナ患者増加を受けて、原油が安い。

個別株は、SAP。

驚きの23%ダウンの115.02ドル。YTDチャートがこちら：

年初の価格をも下回っている。

Bloomberは、Oracle、Salesforce、Workdayといった比較的分野が近い企業決算に注目すべき、と言っている：

ジム・クレイマーの見解は異なる：

・ビル・マクダーモットがCEOを退き、Co-CEO体制になり、そのうちの一人ジェニファー・モーガンが辞め、と、企業幹部の体制に混乱がある。

・これはSAP固有の問題だと思う。この分野の企業全般の問題ではない。SAPは117ドルの株価に見合っている。

・［SAPのシステムを］クラウド移行したときに、カネが取れなくなっているのではないか。パブリッククラウドに移行したら、SAPのデータ分析ソフトウェアを使わず、Snowflakeを使うとか。

・今日の注目株はDunkinだと思っていたのに。

ちなみに、NYTが「Dunkinドーナッツを有するDunkin' Brands Groupがプライベート化するのでは？」と報道し、株価16%上昇。

塾長の資産運用