塾長の資産運用

米国株大好きの塾長が資産運用と関連ニュースを語る。投資は自己責任でネ!

Beyond Meat、ダンキンでの取り扱い(一部)停止

塾長です。

昨日(米国6/24)の米株市場は、またまた上昇。

 S&P500、4,266(+0.58%)

 Nasdaq、14,369(+0.69%)

【米国市況】S&P500種が最高値、インフラ計画合意で景気楽観 - Bloomberg

 

 

債券、為替、コモ:

 10年債、1.4870

 ドル円、110.8660

 Bitcoin、34,693

 原油、73.23

ビットコインにまた逆風、大型仮想通貨投信の売却解禁-JPモルガン - Bloomberg

 

ガンドラックがBitcoin暴落を予想したけれど、起きませんでした。専門外のことに口を出さない方がイイのかもね。

ガンドラック氏、ビットコイン終値3万ドル割れなら「大事件」 - Bloomberg

 

なぜBitcoinが下げたかというと(本当の事は誰にも分からないのだけれど)、中国がマイニングと取引の両面で規制を強化したためと言われている。

それに対する業界の反応が面白くて、「Bitcoinは国の規制さえ受けない通貨であり、そもそも中国のような専制国家との折り合いが悪い。中国が撤退するのは結構なこと」「中国のマイナーとの競争が減るので、より容易にマイニングが可能になる(ので、歓迎)」なんて言われている。

こちら、テキサス州でマイニングが活発になっているというレポート:

www.youtube.com

要点のみまとめると・・・

・テキサスは独自の電力網、電力規制を持っていて、電気料金が安い。なので、マイナーがやってくる。

・テキサスの電力グリッドは弱いが、電力消費量が増えた時には、マイナーのデータセンターはシャットダウンするので(そのような契約を結んでいるので)、家庭と電力を取り合う事態にはならない。

・仮想通貨採掘者向けデータセンターを運営しているWhinstone Data Centersによると、毎日のように中国のマイナーから連絡があり、テキサスに設備を移したいと要望を受けている。

 

Bitcoin(仮想通貨全般)、オモシロイ。

 

 

経済指標:

 5月 耐久財受注[前月比]、2.3%(予想2.8%)

 5月 耐久財受注・輸送用機器除く[前月比]、0.3%(0.8%)

5月の米耐久財受注、1月以来の大幅な伸び-自動車や航空機増加 - Bloomberg

米新規失業保険申請件数、41.1万件-市場予想ほど減少せず - Bloomberg

 

 

金融政策:

地区連銀総裁があいついで発言、シグナル発信。

NY連銀総裁、インフレ率は来年2%に低下へ-上昇は「調整」の動き - Bloomberg

ブラード総裁、経済再開で「インフレはさらに上振れサプライズ」も - Bloomberg

米地区連銀2総裁、インフラ投資強化が極めて重要-成長押し上げで - Bloomberg

 

そして、大手銀行ストレステストを終了し、株主還元拡大を許可するはず。

米主要銀、ストレステストを容易に通過-株主還元拡大の準備整う - Bloomberg

 

 

財政:

バイデン氏、インフラ投資計画で超党派上院議員グループと合意 - Bloomberg

 

 

個別株では・・・、最近話題に上らず忘れ気味の植物肉、Beyond Meatはいかが?

Dunkin'ドーナツではBeyond Meatの直物肉を使ったバーガーを売っていたわけですが、キャンセルになった模様。それをいち早く伝えたJ.P. Morganのゴールドマン(ややこしい!)へのインタビュー:

www.youtube.com

ーこれはBeyonde Meatを使った商品に対する需要の問題によるものか?

・そうであるべきだ。どんなレストランも需要が多い商品をキャンセルしたりしない。

ー価格の問題や、プロモーションの問題ではないのか?単に需要が弱かっただけ?

・こう言ったらどうだろう。我々には本当の事は分からない。私が知っている過去の商品が停止になったケースの全ては、需要の問題だ。もし需要が高かったとしたら、Beyond側がプライシングパワーを持つことになっただろう。プライシングパワーが議論を終わりを導く手段になる。

ー過去、BeyondがDunkin'のようなパートナーとの提携を発表すると、株価は上昇した。これによって株価は下がるのか?

・正直言って、今日Beyondの株価があまり下落していない事に驚いている。なぜ8,000店以上の店を失って、株価が大きく下がらないのか分からない。この株は先を予見するのが難しい。一般投資家にのみ愛されている株がある。それらは時には異常な動きをする。見通すのが難しい。

・Beyondの売上のうち、Dunkin'が占める割合は?他の植物肉の企業への影響は?

・売上の何割かは分からない。公開されていない。レストラン側のパートナーで言えば、最も大きなものの一つである。最大のパートーではない。

 植物肉全般にとって良いニュースとは言えない。McDonald'sがカナダでBeyondバーガーを試したが、うまく行かなかった。Tiim Hortonsもカナダで試したが、ダメだった。McDonald'sはBeyondのパートナーであるが、主要な商品を発売していない。Impossible Whopperは、それなりに良いように見えるが、バーガーキングの期待には達していないだろう、今の所は。

ー今日は辛口ですね。Beyond Meatのプライスターゲットを教えて下さい。

・ゼロ。冗談ですよ。

 正確な値は忘れてしまったが、100ドル辺り。今の値段を大きく下回っているのは確か。

 

 

こちら、直近1年、Beyond Meat株価。ほとんど動いていないのが分かる。

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Beyond Meat 1Y 2021/6/24 - Yahoo Finance

 

Barronsの記事によると、ゴールドマンのレーティングはSellで、プライスターゲットは$90だそうですヨ:

www.barrons.com

 

100ドルまで落ちたら買ってみたい。

 

 

蛇足ですが・・・、

・今は「Dunkin' Donuts」という店名は使っていなくて、「Dunkin'」と称している。2018年から。扱っているのは(高カロリーでイメージの悪い)ドーナツだけじゃないよ、って事らしい。

・2020年12月、(それまでBain Capital、Carlyle Group、Thomas H. Lee Parnersが所有していた)Dunkin’(とBaskin Robbins)を、Inspire Brandが買収して、今に至る。(なので、Dunkin'の株は買えません)

 Inspire Brandsは複数の外食チェーンを展開。他にはArby's、Bullalo Wild Wingsなど。非公開企業なので、株は買えません。

・Dunkin'のお店は、ニューヨークやボストン地域にたくさんあって、日本人駐在者には懐かしの味かも知れませんが、1998年日本から撤退した後は戻ってきていないようです(なので、日本では食べられない)。

ナイナイづくしだ!