塾長です。
10月20日、債券王ジェフリー・ガンドラックがオンラインで講演していたヨ(公開は今日、11月5日)。
1時間モノなので、腰を落ち着けて見て下さい。
46分45秒あたりから、ドル安と米株にについて語っているので、そこだけ:
・非常に近い将来において、ドルは高くなるだろう。
2か月前にボトムを付けた。そこから少しだけ上昇。新興国通貨、先進国通貨、両方に対して。
これがドルのビッグ・ピクチャーだ。ドルは長期の貿易赤字と財政赤字との関連性が高い。双子の赤字が大きく上昇すると、ドルは大きく下がる。トレンドとして。歴史上、非常に一貫している。
最近、それらの赤字は別方向に動いている。財政赤字は爆発的に増加。貿易赤字は若干縮小。しかし貿易赤字は財政赤字に比べ小さいので、影響がない。なので、財政赤字に集中しよう。
財政赤字は、GDPの15%。バイデンはもっと赤字を増やすだろう。トランプは経済が良い時でさえ、赤字を拡大させた。米国の財政赤字は今後も大きく拡大するして問題であり続ける。すなわち、ドルは安くなる。直近のことではない。直近は、セーフ・ヘイブンとなるだろう。究極的には、財政赤字がドルにとって致命傷になる。私はレイ・ダリオらと同じ考えだ。ドルはいつ終わってもおかしくない。
ドルが下がれば、米株市場は他の市場に比べ、大きくアンダーパフォームする。強いドルが米株市場を支え、海外投資家のセーフ・ヘイブンとなってきた。もしドルが弱くなるトレンドに乗れば、その逆が起こる。
徐々に、システマチックに米市場から離れた市場への投資を増やす時だ。特に短期的にドルが強い今の時点で。先にチャートで示したように※、米株はピークを付け、この後10~15年は他の市場に負け続けるだろう。
※:20分54秒からのチャート。
まぁ、ポジション・トークなのでネ。
ただ、中国への投資は増やしても良いと思っている。
バイデンが大統領になるみたいなので。