塾長の資産運用

米国株大好きの塾長が資産運用と関連ニュースを語る。投資は自己責任でネ!

米10年債急上昇。株価調整はあるか?

塾長です。

昨日(米国2/16)の米株市場は、少しだけ下落。

 S&P500、3,932(-0.06%)

 Nasdaq、14,047(-0.34%)

 Russell2000、2,272(-0.72%)

【米国市況】米国債利回りが1年ぶり高水準、S&P500は小幅安 - Bloomberg

 

債券、為替、コモディティ

 10年債、1.2990

 ドル円、106.206

 原油、60.16

 Bitcoin、49,121

株に先んじて債券・為替が動いてきた。

 

経済指標:

 2月 ニューヨーク連銀製造業景気指数、12.1(予想6.0)

 12月 対米証券投資、-6億ドル

 同(短期債除く)、1210億ドル

NY連銀製造業景況指数、5カ月ぶり高水準-価格指数が急上昇 - Bloomberg

 

 

長期金利が上昇すると、ヴァリュエーションが見直されて、特にマルチプルが大きい株が下がるかも、という議論。ジム・レベンサルとステファニー・リンク:

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ージム・レーベンサル

・株の見通しは順調だが、金利上昇、増税に気を付けなければいけない。企業の収益を見ると順調だが、10年債が1.5%となれば、株は問題をかかえる。収益利回りを考えてみよう。AppleMicrosoftFacebookGoogleは収益の30倍、すなわち3.3%の収益利回り。これは10年債が1%である時に適切な値。もし10年債が1.5%になれば、株のリスクプレミアム2.5%を加えると、収益利回りは4%が期待される。PE ratioは25であるべき。30ではなく。株価は今から12%下がる。クラッシュではない。修正である。

 10年債が1.5%になるまでは、見通し順調と言ったのは、そういう事だ。

ーステファニー・リンク

GDPが7%上昇したらどうだろう?収益が30%上昇したらどうだろう?金利が正しい理由で上昇することになる。経済刺激策の全てがシステムに行き渡るのには時間がかかる。12か月はかかる。11か月経過した。部分的にはベネフィットを得ているが、まだ全てではない。なので、成長率は高まるだろう。それが債券市場が示している事だと思う。加えて、多くが期待する以上にインフレが高まると言っている。私自身、さらなるインフレを予想している。私のポートフォリオは、インフレを期待したポジションとなっている。※

ージム

・ステファニーと私は多くの場合、同じ見方をするが、この件に関しては違うようだ。成長率は市場に織り込み済み。S&P500のoperating earnings(の予想)は今年175、来年192。22倍のマルチプル。既に、あなたの言った成長は織り込まれているのだ。

 今、10年債は1.27。1.50まで未だ離れている。私が言いたいのは、1.25%で正当化されている株価が、1.5%で維持されると思わないのだ。1週間前、10年債は1.15%だった。3週間前は1%だった。

 

 

※のところ、ステファニーが金利上昇・物価上昇局面に対応するために何をしているかというと、景気循環株・金融株を買っているのだそうだ:

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金利水準を心配するようになるまでまだ間がある。経済刺激策、金融緩和について、常に話をしてきた。1.9Tドルをシステムに入れたらどうなるか。GDPの55%だ。リスク資産にとっては歓迎すべきものだ。同時にワクチンが配布されている。GDP成長率を押し上げるだろう。企業収益を押し上げるだろう。景気循環株を持つべきだ。私は、バーベル・ストラテジーを取りつつ、景気循環株にシフトしている。10年債より、経済刺激策の方により注目している。ただ、10年債利回りが上昇するのも歓迎だ。金融株をオーバーウェイトしているし、買増すつもりだ。長短金利差がスティープ化すれば、ベネフィットとなるから。歓迎すべきものであって、FEDと戦ってはならない。私はall-Inだ。キャッシュのポジションは小さい。

 

 

ジム・ビアンコによる「金利上昇・インフレが起きたら、FEDはどうする?」「社債市場はどうなる?」の解説:

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・インフレが起こるのは今年後半。インフレは浸透し始めている。しかし、それにはbase effectという言い訳がある。(昨年)4月、5月に大きく物価が下がっていた反動だと。しかし、今年の後半も物価が上昇するとしたら、問題となる。FEDはどうするか?FEDは直近2回のサイクルでやったとの同じ事をやるだろう。物価が上昇しても構わないと糞真面目なスピーチ(wonky speech)を繰り返す。そして市場が怒り出す(throw a fit)。そしてFEDは対応せざるを得なくなる。2018年に債権買取を減らし過ぎた時、2020年に金利1.5%を維持すると言ってコロナに対応した時、と同じだ。今回も同じ事をするだろう。金利は上昇し続ける。市場がインフレを心配して怒り出すまで上昇する。FEDが何と言おうとも、対応を迫られる。これが最近の流れだ。

・今はリフレだと言って見逃しているが、今年後半には物価上昇が問題になると思う。直近の問題ではない。夏までは、市場は物価上昇が問題とならないという言い訳を見つけるだろう。それを過ぎて物価が上がると問題だ。

社債市場については、去年の春、皆が使った言葉がある。co-invest with FEDだ。FEDがハイイールド市場を支えたので、投資家はハイイールド債、ハイイールドETFを買った。FEDが買っているものに間違いはない。それは止まったが、FEDがハイイールド市場を支えていると期待されている。インフレが無い間は、社債市場は上昇する。FEDが支えていると信じているから。インフレが起こり、FEDのマネー供給をアグレッシブで無くすような事態になれば、考え直されるだろう。ハイイールド社債は4%弱。Double Bのハイイールド債は3%の下の方。驚くべきことだ。ハイイールド(高利回り)は新しい呼び名を必要としている。FEDがハイイールド市場を支えていると考えられている間は、この状態が続くだろう。

・多くのfallen angel(投資適格からジャンクに格下げされた企業)は、生き延びた。社債を発行し、パンデミックを乗り越えるキャッシュを得た。一方、ゾンビ化した企業も多い。生きているが、生きているべきではない企業。パイプラインの中には様々な企業がいる。例えばテーマパークは資金調達し、コロナが収まるのを待っている。その前に借換え時期がやってくると、問題になるかも知れない。

 

 

まぁ、金利が上がろうが、株式市場が調整に入ろうが、投資方針もポートフォリオも(ほぼ)変更しないので、関係ないのだけどね・・・。

「分散、長期保有、継続・定期的に積立、下がったら追加で買う」