塾長です。
昨日(米国5/6)の米株市場は、クローズにかかて大きく上昇。
S&P500、4,201(+0.82%)
Nasdaq、13,632(+0.37%)
【米国市況】ダウ平均が連日で最高値、雇用統計控え-ドル下落 - Bloomberg
債券、為替、コモ:
10年債、1.5610
ドル円、109.0230
Bitcoin、56,740
経済指標は失業率:
米新規失業保険申請、予想以上に減少-パンデミック入り後の最少 - Bloomberg
金融政策:
ダラス連銀総裁がテーパリングの地ならし
ダラス連銀総裁、テーパリングの協議は早期の開始が望ましい - Bloomberg
個別株では、Squareがビックリ決算出してます
Square (SQ) Q1 Earnings and Revenues Surpass Estimates
今四半期一株当たり利益、$0.41(予想$0.16)。ちなみに、前年同期はマイナス$0.02。
今四半期売上は$5.06B。前年同期、$1.38B。
買っとけば良かったヨ・・・。
最後に、ジョシュ・ブラウンが最近の株価伸び悩みについて解説していたので、ご紹介:
・市場参会者は、経済がFEDの支援による回復から、自立的な成長軌道に乗ったと考え出しているようだ。FEDは資産買入を減少させるだろう。適切な事だと思う。残念ながら、それが良い事だとは言えない。2013年のTaper Tantrum(資産買入縮小に端を発した株式価格の大幅下落)では、バーナンキ議場が議会証言で資産買入縮小を持ちだし、市場が動揺した。当時、最もPERの高い成長株が、最も大きな影響を受けた。今回も同じ事が起こる。市場参加者はそれを嗅ぎ付けている。債券がボトムを付けた。ゴールドも、円もボトムを付けた。それらは全てリスクオフの取引だ。金融株や景気循環株を持っていれば大丈夫だが、成長株は資産買入縮小、さらにはその先にある利上げに対して影響を受けやすい。
ARCのETFを見て欲しい。ARCが悪いとか、そういう事ではない。キャッシュフローなんか関係なく、ユーザー数増加のみを重視するような風潮だ。ARKのフラッグシップETFであるARK Innovationは高値から29%下げている。
ー我々が見ているデータでは、ARK Innovationは高値から32.3%下落している。言いたい事は良く分かった。市場はTaper Tuntrumに向けて歩き出しているという事ですね?
・そうだ。Taper Tantrumは起こる。前年(注:”前回”の言い間違い)と同じだ。しかし、それは健全な事だ。遅く来るより、早い方が良い。前回どのような動きだったかを簡単に振り返えろう。5月と6月、株価が下落、金利は上昇した。7月は安定。公式の資産買入縮小は12月だったわけだから、7か月前に(株価の調整が)始まったと言える。そして、FEDは2014年徐々に買入額を減らし続け、実際に金利を上げたのは2014年12月だった。すなわち、20か月前から市場は金利上昇への準備を始めたわけだ。今年の夏にそのプロセスが開始されると思う。良い雇用統計が出続け、求人数が伸び、2006年を除き住宅売買が最大となっている。これが実際の経済の成長率だとしたら、毎月FEDが$40Bの住宅ローン債権と$80Bの国債を買い続ける理由は無い。
ジョシュはTaper Tantrum後の利上げが2014年12月だと言っているが、2015年では?
いずれにせよ、市場参加者はFEDが「実際の失業率が下がるまで金融緩和を継続する」と言っているのを信用せず、金融引締めに備えて株を売り始めている/売るタイミングを見計らっている、と言いたいのですネ。
でもね、S&P500の月間チャートを見て下さいヨ。2013年5月のTaper Tantrumは、赤マルで示した部分。誤差にしか見えない。
せめて、2018年10ー12月の株安と比較して頂きタイ。こちらの原因も政策金利の上昇。
そして、その後、FEDが姿勢を改め、株価が急回復したのは記憶に新しいところ。
このタイミングをうまく捕まえられると思う人は売れば良いし、捕まえられない人はガチホです。