塾長です。
昨日(米国10/20)の米株は大幅下落。中東紛争拡大懸念?心配なんてしてないくせに。
S&P500、4,224(-1.26%)
Nasdaq、12,983(-1.53%)
【米国市況】中東情勢懸念し世界株安、安全資産に買い-149円台後半 - Bloomberg
S&P500種株価指数は週間では1カ月ぶりの大幅安。チャート分析で弱気なシグナルとされる200日移動平均線を割り込んだ。
原油、89.02
10年債、4.9240
ドル円、149.8310
Bitcoin、29,712
なし。
■タカ派発言連発していたメスターがハトに;
FRBの利上げ、「据え置き地点」に到達かそれに近い-メスター氏 - Bloomberg
「次回会合でどのような決定が下されても、経済が想定通りに推移すれば、フェデラルファンド(FF)金利を据え置く地点に達しているか、それに近い可能性が高いというのが個人的な意見だ」
■金融安定報告(The Financial Stability Report);
FRB、インフレ圧力やオフィス市場を巡る懸念を警告-金融安定報告 - Bloomberg
根強いインフレや米オフィス市場における巨額損失の可能性、一部銀行での資金調達圧力といったリスクに対する懸念を警告した。
バイデン政権、1060億ドル予算要求-ウクライナやイスラエル支援など - Bloomberg
なし。
■決算はAmexなど。
アメックス、7-9月は小規模事業者の支出の伸び鈍化-株価下落 - Bloomberg
アメックスの発表によれば、7-9月の総収入は154億ドルと、前年同期の136億ドルから増加。アナリスト予想も上回った。カードの年会費の引き上げが寄与した。同社によれば、7-9月の新規入会分のうち70%余りが年会費の必要なカードだった。
株価は-5.38%、141.57ドル。
■〆はモハメド・エルエライアン。CNBC、Bloomberg、Yahoo FInanceに出演し、FED批判を連発。彼はよくこれらメディアに出るので、特に不思議ではないのだが・・・;
FRBはビジョン欠く、過度な金融引き締めのリスク-エラリアン氏 - Bloomberg
その一つ、これ(↓)は一昨日、パウエル講演前のものを紹介;
ー米国債利回りはローラーコースターのようだ。地政学的高まりを受けて、下がったと思ったら、”higher for longer”の恐れから再度上昇。
金利は5%近辺にある。それが経済に与える影響は?
・その通り。今朝10年債は4.98%に達した。直接的原因は、中国が米国債の持ち高を減らしたと言うニュースである。8月に$21B減らした。それが「国債の買い手はどこにいる?」と心配を引き起こした。多くの発行が予定されている。誰が買うのか?FEDは買っていない。売っている。機関投資家は既にunder water(所有する国債に含み損が出ている)で、買増し意欲は限定的。地政学的に中国は買い手になるのが難しい。中東で起きている事にも関わらず、利回りは再上昇した。
それが意味するところは?普通の人々にとっては、住宅ローン金利が8%を超える。さらに住宅市場を凍らせる。事業にとっても、個人にとっても、借入コストが増加する。経済にとっては良いニュースではない。しかし、最も大きな心配は、金利の暴力的な動きだ。4.93%に達するまでの動きは、金利が何かを壊すのでは?という恐れである。なぜなら、どこにもアンカー(金利をつなぎとめておくもの、水準)が無いからだ。FEDの政策はアンカーではない。FEDの政策は過去を見過ぎている、データに依存し過ぎている。ゆえに、いつどこに向かうのか明確性が無い。経済もアンカーではない。これは債券市場にとって非常に難しい時期だ。安定が必要だ。
ー安定はどこから来るでしょうか?あなたが言ったように、伝統的な買い手は手控えている。今日、パウエルに何と言って欲しいですか?彼が安定性をもたらすでしょうか?
・まず明確にしておきたいのだが、私がパウエルから聞きたい言葉は、彼が言う事と異なるだろう。私はパウエルに「我々はもう過度にデータに依存しない。カーブが連続する道を、バックミラーを見て運転できない」と言って欲しい。それはデータ依存の意味するところだ。FEDのtoolは変曲点においては、問題となる。2つの変曲点がある。テクニカルと経済。私であればより大きなビジョンを提示する。イエレン、バーナンキ、グリーンスパンがやったように。このFEDは一つの骨もない初めてのFEDである。全てはデータ依存だ。
データ依存だとすると、失業保険申請者は200K以下、インフレは目標を上回り、Atlanta FEDのGDP3Q予想は5%近辺。データ依存であれば、タカ派的メッセージが出てくることになる。今の市場に最も必要でないのは、FEDのタカ派メッセージだ。
ーこの背景にあるのは、、、あなたは最近「Permacrisis」という本を共著で出した。あなたはどのようにこの問題に対処するかを示そうとしている。ジェーミー・ダイモンが先週言った事を思い起こさせる。最近数十年で今が最も危険な時である、と。彼は地政学やQEについて語っていた。
あなたも彼に同意しますか?これらが折り重なり、さらにリスクが上昇すると?
:
ということで、自著の宣伝でした;
良い事を言っているのですけどネ。結局みんなポジショントーク。
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