塾長の資産運用

米国株大好きの塾長が資産運用と関連ニュースを語る。投資は自己責任でネ!

【Wyndham CEO】米国内旅行需要は根強く、マージンも取れている。(海外は?)

塾長です。

昨日(米国8/30)も米株は反発せず。消費者信頼感指数とJOLTSの数字に反応した模様。

 S&P500、3,986(-1.10%)

 Nasdaq、11,883(-1.12%)

【米国市況】株3日続落、利上げ継続意識し債券下落-ドル一時139円台 - Bloomberg

 

 

債券・為替・コモ:

 原油、91.93

 10年債、3.1100

 ドル円、138.7440

 Bitcoin、19,857

 

 

経済指標:

 6月 ケースシラー住宅価格[前年比]、18.65%(予想19.4%)

 8月 コンファレンスボード消費者信頼感指数、103.2(97.6)

9月の米0.75ポイント利上げに順風-求人と消費者信頼感データ好調 - Bloomberg

米求人件数、7月は予想外の増加-労働市場の逼迫継続を示唆 - Bloomberg

7月は失業者1人に対する求人件数が約2件で、6月の1.9件から増加した。求人件数の増加が目立ったのは小売業や、運輸・倉庫・公益事業だった。

 

 

金融政策:

ウィリアムズ(NY)さん、バーキン(Richmond)さん、ボスティック(Atlanta)さんの発言;
米地区連銀総裁、インフレとの闘い継続を強調-利上げ幅は明言避ける - Bloomberg

 

NY連銀総裁、利上げ幅はデータの「全体像」次第-9月FOMC - Bloomberg

「いくらか景気抑制的な政策を講じて需要を減速させる必要があり、まだそこには到達していない」

 

リッチモンド連銀総裁、「必要な措置」講じる-インフレ抑制のために - Bloomberg

「われわれはインフレ率を目標の2%に戻すことにコミットしており、そのために必要な措置を講じる」「インフレ率は目標水準に下がる過程で跳ね返ることが予想される」「過程において、リセッション(景気後退)がリスクであることは明らかだ」

 

ボスティック総裁、利上げ幅縮小「あり得る」-インフレ鈍化明白なら - Bloomberg

「インフレに直面すれば引き締め、失業率が上がれば突然緩和に方向転換するという、エコノミストらがストップ・アンド・ゴーと呼ぶ金融政策は、1960年代後半から70年代にかけてほぼ間違いなくインフレを加速させる要因になった

 

 

財政政策:

なし。

 

 

地政学

今度はイラク産油国)が大変なことになっているみたい。米国大使館が退避を始めたとか、噂になっている;
サドル師が支持者に抗議行動中止命令、イラク首都での衝突受け | ロイター

リビア産油国)も引き続き危機的状況(なのか、これが平常運転なのか);
リビア首都で衝突、戦闘拡大の懸念強まる | ロイター

 

 

個別株:

Besy Buyが決算;
ベスト・バイ、利益が予想上回る-1カ月前に見通し引き下げ後 - Bloomberg

Forward Yieldが4.46%ですか。なかなか美味しそうではある。買いませんが。

 

 

HP Inc.が決算ミス、見通し引下げ。PC、プリンターが売れないのは驚くに当たらない;
米HPが通期利益見通し下方修正、PC販売減継続-株価下落 - Bloomberg

株価はAfter hoursで-6.11%。

 

 

新興EVメーカーLucidが$8B(≒1兆円)の資金調達を計画。EVを(自動車を)作るにはカネがかかる;
EV maker Lucid files for new offering to raise $8 bln in stages | Reuters

 

 

 

最後はWindom Hotels & Resort(WH) CEO ゲオフ・バロッティのインタビュー;

www.youtube.com

ー雇用市場がタイトですが、十分にスタッフを雇えていますか?

・雇用は少し楽になった。旅行需要は非常に強い。endless summerだった。最高のメモリアル・デー。独立記念日もだ。今週末のLabor Day weekendも強く、60%のアメリカ人が旅行するだろう。

ーインフレはどのように作用していますか?仕入れコスト以上に価格をあげているのですか?

・米国でのマージンは2019年のレベルを超えている。我々のフランチャイジーは2021年、最高を記録した。22年はさらに良くなるだろう。

 価格(宿泊料)は上がっているが、インフレ率を考えれば、2019年と同レベル。値上げの余地はある。我々は世界最大のホテルフランチャイズ会社であり、フランチャイジーは小企業オーナーだ。我々は彼らに必要なツールを提供し、競争力のある価格付けを助けている。

・旅行に反動需要があったということは、需要の先食いではないでしょうか?この好調は一時的なものでは?

・様々な(消費に対する)調査結果が”旅行”をトッププライオリティーに上げている。Master Cardが最近出したサーベイでは18か月連続で上昇。ミドルクラスの収入が増え、支出が増加。旅行を捨てたりしない。

 全米の我々のフランチャイジーが言うには、人々は今まで以上に車で長距離を移動して旅行している。

 そして、9千万人のアメリカ人がリモートで働いている。少なくとも部分的には。それが木曜日と日曜日の宿泊率を押し上げている。それは年末にかけても続くだろう。

相変わらずこの人の語りは上手い。口先が達者という意味ではなく(達者ですが)、多くの情報が入っている。こんな事を言っていましたネ;

  • 労働市場は少し緩んできた
  • 消費者の旅行意欲は高い
  • 企業側(この場合はホテル)に価格決定力がある
  • 在宅勤務が旅行需要を押し上げている(旅行先で仕事(をしている振り)ができるため)

日本でも在宅勤務が一般的になり、週末旅行を延長できるようになると良いですね。そのために祭日を減らした方が良いのでは?と思ったり・思わなかったり。

リセッション入りする雰囲気はまったく無し。物価が上がる要因ばかり。

利上げは続く・・・。

 

 

参考までにWHが分離独立した2018年以降の株価チャートを貼っておきましょう;

Wyndham Hotels & Resort since spin-off 2022/8/30 - Yahoo Finance

Forward Yield 1.92%。

米国内の調子は良くても、海外が悪ければ(悪くなれば)&ドル高もあり、業績は悪くなるはず。(今回のインタビューで海外に関する言及無し)

こんなニュースを読むと心配になる;「命に危険が」 イギリスで光熱費上限を80%引き上げ - BBCニュース。欧州の旅行需要は減りますよね?

中国ではロックダウンが続いているようですし(Wyndhamは中国にもある);中国・深センでロックダウン、世界最大級の電気街も - CNN.co.jp

 

WHに限らずホテルチェーン(Hyatt、Hilton、Marriott・・・)が買いか?と言うと・・・、値段が下がったら買いたい。

そんな事を言っているからいつまでも買えない。

 

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