塾長です。
昨日(米国8/3)の米株市場は、オープニング直後下がったものの、その後不安の壁を駆け上ってフィニッシュ。
S&P500、4,423(+0.82%)
Nasdaq、14,761(+0.55%)
【米国市況】株上昇、決算が総じて良好-ドル一時108円台に下落 - Bloomberg
どこら辺が不安の壁なのかというと、CNBCのレポートをどうぞ:
・CNBCが行った全米経済サーベイによると、51%の回答者が現在・将来の経済に悲観的。これは2015年以来最も高い割合だ。22%が楽観的。コロナのピークだった昨年春より悪い(注:悪いと言っているが、画面に映っているデータでは昨年春はもっと悪い(18%))。無党派と民主党員において、悲観が増えた。
・共和党員にとって、ウィルスとインフレが最も大きな心配事である。
86%がインフレに対してなんらかの対応をしており、最も高いものを画面に表示している。一般消費財の購入を控える、例えば外食を減らすなどだ。他には、運転を控える、貯蓄を減らす(saving less money)、など。
59%が同じ程度かそれ以上の給料がもらえる職を見つけられると回答。人種、年齢、年収によらずその傾向はみられたが、18歳から34歳のヤングアダルト層で特に強い。
・株式市場について聞いたところ、33%しか投資に良い時期だと回答しなかった。2016年以来であり、昨年春より悪い。
インフレへの備えとして「貯蓄を減らす」というのが面白い。インフレ=現金の価値が減るので、当たり前と言えば当たり前だけれど、デフレ/低インフレ環境に慣れた日本人の目から見ると新鮮。
多くのアメリカ人が「今株を買うのは控えよう」と思っている、と。
二つから導き出せる結論は、アメリカ人は株が下がったら買う、なので、まだまだ株は上がりますネ。
日本株にもコロナが落ち着いたら外国人投資家の買いが入りそう。今が仕込み時。
債券、為替、コモ:
原油、70.46
10年債、1.1760
ドル円、109.002
Bitcoin、38,521
経済指標:
6月 製造業新規受注[前月比]、1.5%(予想1.0%)
個別株:
決算では、Lyft、Eli Lilly、Stellantisが良かったり、Cloroxが悪かったり。
靴屋さんのWolverrine Worldwideが、女性向けアスリージャーアパレルのSweaty Bettyを買収したり・・・。
あまりオモシロイ話はありませんでした。
ソフトバンクGで2件(その2件の間に関連は無い)。
ソフトバンクG、ロシュの株式を50億ドル相当取得-関係者 - Bloomberg
エヌビディアのアーム買収、安全保障理由に英国が阻止検討 - Bloomberg
最後は、普段取り上げない純粋な政治のお話。
コロナ対応でトランプと対決し名を上げ、大統領職も狙えるのでは?と言われてたクオモNY州知事がセクハラで起訴されるらしい:
クオモNY州知事は法律に違反、女性への性的嫌がらせで-州司法長官 - Bloomberg
普段から同意なく女性にハグ、キス、尻や胸をまさぐって(gropping)いた容疑。普通のセクハラ事案にも見えるが、大統領選挙降ろしの線もある。
PBSによると、バイデン大統領、NY州上院議員から辞職勧告を受けている。政治の臭いがプンプン:
本人は15分のビデオで反論。辞任も否定。興味のある方は全編どうぞ:
ということで、泥仕合は継続しそう。ふふふ。