塾長です。
昨日(米国10/20)の米株市場は、好調維持。
S&P500、4,536(-0.37%)
Nasdaq、15,121(-0.05%)
【米国市況】S&P500種6日続伸、最高値接近-原油7年ぶり高値 - Bloomberg
スタンダード銀行のスティーブン・バロー氏は、「当社では全体として、特に円といった『安全』通貨よりも資源国通貨を選好することに依然傾斜している」と指摘。「こうしたリスク通貨に対する熱狂のリスクは恐らく強まりつつあり、円に対しては過度に弱気になっている可能性がある。ある時点で調整が起こる可能性はあるが、当社の指標は現時点でこれに警鐘を鳴らしていない」と述べた。
債券、為替、コモ:
原油、84.25
10年債、1.6360
ドル円、114.3800
Bitcoin、66,077
ビットコインが最高値更新、先物ETFの好発進が追い風 - Bloomberg
経済指標:
米地区連銀報告、経済は緩慢ないし緩やかに拡大-供給に制約 - Bloomberg
金融政策:
タカ派発言ひとつ。テーパリング開始は規定路線なので、今やタカ派と呼んで良いか分からないけれど。
クオールズFRB理事、11月テーパリング開始決定支持-インフレ警戒 - Bloomberg
個別株:
Teslaの決算は悪くなかった模様。
テスラ、7-9月売上高は市場予想に届かず-利益は予想上回る - Bloomberg
IBMは相変わらず「永遠の不発弾」。
IBM、7~9月期売上高は市場予想に届かず-IT管理など振るわず - Bloomberg
グローバル・テクノロジー・サービス(GTS)部門は4.8%減収。顧客データセンター管理や伝統的なITサポートなどインフラサービス業務を含む同部門はIBMの売上高全体の約3分の1を占める。
データセンター管理・ITサポートは、客はず~っと買い続けるものなので、なかなか売上は減りにくいはず。それでも減るとしたら、要因は2つ(その2つは関連している)。クラウド化とメインフレーム(高額商品)からの移行。それらが予想以上に進んでいるのだとしたら・・・。
IBM、GE、AT&Tといった、かつて尊敬された大企業が没落していく様を見るのは、寂しい感じがするものです。そもそも普通の人達(業界に属していない人達)は、GEがMulticsやメインフレームコンピュータを作っていた、AT&Tベル研究所がUnixを作ったのを知らないかも知れません。
振り返って、同じ業態の日本企業は大丈夫でしょうか?NTT Data、富士通、日立、NEC(と、日本IBM)。NTTは政治の力でなんとかするのかも知れませんネ。昔は東芝や三菱もコンピュータやってたなぁ・・・。
そして、空売り専門家ジム・チェイノスがまたIBMをこき下ろしたらしいのだけれど、有料なので読めません。残念。Jim Chanos, betting against IBM, accuses firm of 'financial engineering'
記事タイトルからすると、当Blogでも紹介した2020年12月4日付けインタビューと基本的には同じ内容なのではないかと※。
決算以外のニュースとしては、こちら。PaypalがPintarest買収するらしい。
ペイパル、ソーシャルメディアのピンタレスト買収を模索-関係者 - Bloomberg
おかげで株価は約5%サゲて、258ドル。こちら、年初からの動き。
7月末からのダウントレンドから抜け出せず。投資家としては、一段の高みを目指すための必要な痛みとして受け止める所存デス。
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