塾長の資産運用

米国株大好きの塾長が資産運用と関連ニュースを語る。投資は自己責任でネ!

【クリス・ハーヴェイ】市場は底固めし始めた。月末MSCIリバランス前にエネルギーを買え【素人には難しくない?】

塾長です。

昨日(米国5/24)の米株市場は、Snapが業績見通し下方修正→オンライン広告業全体懸念で、下落。みんなが売る理由を探している。

 S&P500、3,941(-0.81%)

 Nasdaq、11,264(-2.35%)

【米国市況】S&P500は下げ縮小-逃避需要で円上昇、126円台後半 - Bloomberg

ソーシャルメディア株、時価総額17兆円消失-スナップ43%安 - Bloomberg

 

 

債券・為替・コモ:

 原油、110.51

 10年債、2.7600

 ドル円、126.8630

 Bitcoin、29,599

 

 

経済指標:

 5月 製造業PMI、57.5(予想57.9)

 5月 リッチモンド連銀製造業指数、-9.0(11.0)

 4月 新築住宅販売件数、59.1万件(75.9万件)

 同[前月比]、-16.6%(-1.7%)

米国の企業活動弱まる、総合PMIが4カ月ぶり低水準-インフレ響く - Bloomberg

米新築住宅販売、2020年4月以来の低水準-高価格や金利上昇響く - Bloomberg

ようやく住宅バブル終了が数字で見えてきた。

 

 

金融政策:

なし。

 

 

財政政策:

なし。

 

 

地政学

Bloombergによるウクライナ情勢まとめ;
【ウクライナ】ロシアによる港封鎖を受け穀物輸出の対応策検討 - Bloomberg

 

 

個別株:

話題のSnaq、色々なアナリストや投資家がコメントしている。総合すると・・・;

  1. 背景として、Walmart、Targetの業績が悪かった、今日もPMIと新築住宅に悪いデータが出た、経済減速懸念がある。
  2. そこにSnapが業績見通しを引き下げた。
  3. これはSnap固有の問題か?インターネット広告業(GoogleYoutubeFacebookInstagram・・・)全体に波及するか?がポイント。

#3について、意見がまとまっていない感じ。Tiktokに喰われたという人もいれば、広告主の大きさによって影響度が違う(Googleの広告主は大企業なので大丈夫、FacebookやSnapの広告主は中小企業なので影響大)とか、長い目でみれば大丈夫とか・・・。

Snap株価を5年チャートで確認。

Snap 5Y 2022/5/24 - Yahoo Finance

コロナ前の株価に戻っただけでした。

他の新興SNSはどうかと言うと、こちらPinterestIPOから昨日までのチャート;

Pinterest since IPO 2022/5/24 - Yahoo Finance

同じくコロナ前の水準に戻ってます。

結局、この手の新興SNSは深い堀を持っていないのでは?と。

 

 

さて、Snap、Pinterestだけでなく、市場全体が調整されてきたので、Wells Fargo クリス・ハーヴェイ(Chris Harvey)が前向きになってきた;

www.youtube.com

ー結構下げてきましたね。S&Pが約マイナス20%、Nasdaqはマイナス30%。S&PのPERは20倍から16倍へ。調整は十分でしょうか?

・そう思います。しばらくぶりに、今日、勇気付けられました。市場が株を判別し始めた。それに加え、金利(rates;国債利回り)が反応している、下がっている。我々は、株価と金利が同時に下がり続けることは無いと信じている。自己修復機構がある。どこかで底を打つ。我々はそれを目にし始めている。そして、JPMから希望の湧くニュースがあった※1。FED高官から、(FFレート)2%辺りで様子を見たいとの言葉が出た※2。我々は、まだ顧客に対して、株式市場(=指標)を買うのではなく、個別株を勧めてはいるが、株価値動きは確かに下げたが、勇気づけられるものだった。

ー多くの人が、まだ株はさらに暴落(wash-out)すると言う人は多い。

・年初、S&Pは4,715だった。我々は10%株価下落を予想していて、それは叶った。
なぜそう予想したかと言うと、企業利益減少があると考えたからだ。そしてそれは実現した。
金利、実金利は平常化されなければいけないと考えた。それも実現した。
FED金利やバランスシートに対して感情的になるだろうと考えた。それは起こりつつある。

そして市場のどこを見るかによって変わるが、15~20%の株価下落があった。
(株式市場反転に)必要なのは、FEDの言い回しの変化だ。それは少し見え始めている。

なぜ今日の市場のアクションに勇気づけられたかと言うと、ここ数週間のように全ての株が売られなかったから。

あなたが言及した、さらなる暴落については、5月末にあるMSCIのリバランス※3を指摘しておきたい。これは機会でもあり、リポジションが必要なイベントだ。

ーどれに注目していますか?

MSCI USA Momentum Index(MTUM)が大きく変わる。エネルギーが入る。エネルギーは様々な意味で持つべきだ。インフレヘッジにもなるし、マージンが拡大している数少ない業種だ。

※1:ダイモン氏、米国経済なお力強い-「大きな暗雲」も消える可能性 - Bloomberg

※2:アトランタ連銀総裁、9月の米利上げ一時停止「理にかなう」可能性 - Bloomberg

※3:MSCI to reshuffle stock indexes after quarterly review | ロイター

 

彼もエネルギー推しか・・・。既に株価は上昇してしまったし、戦争終結したら株価は元に戻る気がしてならない。プロはその前に売り逃げるのだろうが、素人には難しいヨ(弱音)。

 

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