塾長です。
昨日(米国9/14)は大きなニュース、イベントの無い、静かな一日でした。
そんな中、米株は何度かマイナス圏に沈んだものの、よく耐えて、プラスでフィニッシュ。
投資家は隙あらば買いを入れてくる感じ(buy the dip)。
S&P500、3,946(+0.34%)
Nasdaq、11,719(+0.74%)
【米国市況】株小反発、米金融政策の先行き意識-ドル143円挟み推移 - Bloomberg
原油、89.09
10年債、3.4120
ドル円、142.8640
Bitcoin、20,272
米2年債と30年債の逆イールド、一時33bp強に拡大-今世紀最大 - Bloomberg
8月 PPI[前月比]、-0.1%(予想-0.2%)
同[前年同月比]、8.7%(8.8%)
8月 PPIコア[前月比]、0.4%(0.2%)
同[前年同月比]、7.3%(7.1%)
米生産者物価指数、2カ月連続でマイナス-燃料コストの低下続く - Bloomberg
なし。
バイデンが35州におけるEV充電ネットワークに$7.5Bものカネを出すと発表;
https://www.cnbc.com/2022/09/14/watch-live-biden-touts-electric-vehicles-at-the-detroit-auto-show.html
インフレはどうなったんだっけ?
なし。
Blockが下げているので、「なんで?」と思ったら、Evercore ISIの格下げをくらっていた;
Why Block Stock Got Rocked on Wednesday Morning | The Motley Fool
しかもOutperformからUnderperformへの2段階引下げ。
今の経済環境では、Buy Now, Pay Laterが危ないらしい。
少なくとも経済のスローダウンは確定的だったわけで、「今更言うなヨ」という感じ。
現在Goldman Sachs主催 ”Communacopia + Technology Conference 2022"が開催中。そこでComcast CEOがHulu買収に興味を示す発言;
Comcast Would Be Interested in Buying Hulu From Disney ‘If It Was Up for Sale,’ CEO Brian Roberts Says
Roberts said, speaking Wednesday at Goldman Sachs’ Communacopia + Technology Conference 2022 in San Francisco. “If it was up for sale, Comcast would be interested” in buying 100% of Hulu, and “others would I think as well.”
背景を整理すると・・・、
・Hulu株はDisneyとComcastがそれぞれ66%、33%の割合で所有。
・DisneyとComcast間の契約において、2024年1月、DisneyがComcastの持つHulu株を買い取る権利が存在する。
実現すれば、HuluはDisneyの完全子会社となり、Disneyが好きなようにできる(Disney+に吸収する、バンドル契約にする・・・など)。
・Comcastは子会社NBC Universalを通じて独自のストリーミングサービスPeacockを立上げており、Disneyとは競合関係となっている。(現在NBC UniversalからHuluへのコンテンツ供給は止まっている)。
・本カンファレンスには、Disney CEO ボブ・チェイペック(Bob Chapek)も出席しており、彼は既にHuluを100%子会社にしたいとの意向を表明している。
市場的には「まぁ、過半数を持っているDisneyが買い取るんだろうね」という雰囲気。
このような背景のもと、今回Comcast取締役会議長兼CEO ブライアン・ロバーツ(Brian Roberts)が「もし(Huluが)売りに出されたら(←仮定法)、Comcastは100%子会社化に興味を示すだろう。他社も同じだと思う」と発言。
HuluとDisney+の住み分けが曖昧(Huluは大人向け・・・とは言え、テレビで放送できる程度の過激さでしかない)な中、Disneyにとって、Huluを高値で売れるなら、悪い話ではないのでは?チェイペックの発言は、値段を吊り上げるため、とも考えられる。
Goldman主催カンファレンスに両者が出席しているということは、Goldmanがディールをまとめるのかな???
色々と楽しみですネ!