塾長の資産運用

米国株大好きの塾長が資産運用と関連ニュースを語る。投資は自己責任でネ!

【ジーン・マンスター】Apple製品は生活必需品。インド市場、VRヘッドセット、自動車で株高。

塾長です。

昨日(米国8/3)の米株は下落。今晩は雇用統計の発表。

 S&P500、4,501(-0.25%)

 Nasdaq、13,959(-0.10%)

【米国市況】国債下げ深まる、S&P500種は3日続落-一時142円07銭 - Bloomberg

 

 

債券・為替・コモ:

 原油81.80

 10年債、4.1890

 ドル円、142.6290

 Bitcoin、29,200

サウジ、自主減産さらに1カ月延長-ロシアも原油輸出削減を継続 - Bloomberg

 

 

経済指標:

 7月 サービス業PMI、52.3(予想52.4)

 7月 コンポジットPMI、52.0(52.0)

 6月 製造業新規受注[前月比]、2.3%(2.3%)

 6月 耐久財受注[前月比]、4.6%(4.7%)

 6月 耐久財受注・コア[〃]、0.5%(0.6%)

 7月 ISM非製造業景気指数、52.7(53.1)

米ISM非製造業総合景況指数、7月は拡大ペース鈍化-雇用減速 - Bloomberg

雇用指数は50.7に低下。サービス業界の雇用にブレーキがかかったことを示唆した。

 

 

米失業保険申請、小幅増も今年の最低付近-労働需要の底堅さ示唆 - Bloomberg

 失業保険申請のデータは夏季にとりわけ変動が大きくなりやすい。自動車メーカーが年次の設備入れ替えで稼働を停止することなどが背景にある。より変動の少ない失業保険申請の4週移動平均は22万8250件に減少し、3月以来の低水準となった。

 

 

金融政策:

英中銀、政策金利5.25%に引き上げ-引き締めは長期必要と警告 - Bloomberg

 ベイリー総裁率いる金融政策委員会(MPC)は、インフレが持続する場合の追加利上げの可能性を残すとともに、インフレ率を2%の目標に戻すために金融政策姿勢は「十分に景気抑制的な水準に十分に長く」とどまるとの文言を追加した。

 

 

財政政策:

バフェット氏、米国債を購入-フィッチの格下げ「心配いらない」 - Bloomberg

 バフェット氏は「バークシャーは先週月曜日に米国債を100億ドル(約1兆4300億円)購入した。今週の月曜日にも100億ドルの米国債を購入した。来週の月曜日について唯一の問題は、100億ドルを3カ月物の財務省短期証券(TB)で買うか6カ月物で買うかだ」と米経済専門局CNBCで語った。「心配しなくていいこともある。これはその一つだ」と述べた。

 :

 バフェット氏と対照的に、パーシング・スクエア・キャピタル・マネジメントの創業者、ビル・アックマン氏は2日遅くにX(旧ツイッター)への投稿で、長期金利の上昇が株価に与える影響に対するヘッジとして、また純然な売り持ちとして、30年物国債を「かなりの規模で」ショートにしていると明らかにした。

記事は少しミスリード

バフェットは短期債を買い続けると言っているだけ。長期債については触れていない。

アックマンの30年債ショートとは矛盾しない。

そもそも、バフェットがなぜ米国債にコメントするのだろう?政権からの依頼か?と勘繰ってしまう。

 

 

地政学

なし。

 

 

個別株:

■決算を出したのは、Kellogg、Sothern、AppleAirBnBAmazon、Booking Holdings、Expedia、Squareなど。

アップルが3四半期連続の減収、7~9月期も不振続く見通し-株下落 - Bloomberg

 4-6月期の売上高は1.4%減少。・・・

 アップル全体の売上高は818億ドル(約11兆6600億円)で、サービス収入の伸びに支えられ、ウォール街の予想をわずかに上回ったが、スマートフォンiPhone」の需要は予想より弱かった。発表資料によると、iPhoneの売上高は2.4%減少し397億ドル。市場予想は398億ドルだった。これを受けてアップルの株価は時間外取引で一時3.2%下落した。

iPhone高過ぎ。

株価は時間外で-2.12%、187.13ドル。

 

エアビー株下落、4~6月期予約数がコロナ禍以来の低い伸びに - Bloomberg

 株主に宛てた3日の書簡によると、4-6月期の宿泊・体験予約数は1億1510万件と、前年同期比11%増にとどまった。これは新型コロナウイルス禍以来の低い伸びだった。アナリスト予想は1億1780万件だった。

 

アマゾン株上昇、楽観的な7~9月売上高見通しで-電子商取引好調 - Bloomberg

 4-6月期の売上高は前年同期比11%増の1344億ドルと、市場予想を上回った。オンラインストア売上高は4%増の530億ドルとなった。

7-9月期売上高見通しは1380億-1430億ドル(約19兆7000億-20兆4000億円)。アナリスト予想の平均は1383億ドルだった。営業利益見通しも55億ドル-85億ドルと、市場予想の平均(54億1000万ドル)を上回った。

Amazonほどの大きさの小売&クラウド事業者の売上が1割以上伸びるなんて!という驚き。

時間外で+8.73%、140.17ドル。

 

AmazonAppleという超大型株の決算が出たので、〆はジーン・マンスター;

www.youtube.com

ー今日は色々なことがありました。まずAmazonから始めましょう。決算は株価+8%に資するのか?

・そうだ。AWSは安定している。投資家は年後半にAWSが伸びることを期待している。それとは別に、小売が利益を出しはじめた。ここ数年、Amazonのストーリーに含まれていなかったものだ。小売セグメントの過去7年EBITAマージンは2.6%。そこを効率化して5%になるだろう。大きな機会である。

 AmazonAppleよりも良い四半期決算を出したが、今後5年間どちらを持つか?と聞かれたら、間髪入れずAppleと答える。

ーなぜですか?Amazonが凸凹するから(lumpier)?Appleに比べれば、ローラーコースターのようだ。

・それが完全に言い表している。lumpyというのは投資家の確信にとって良くない。Apple決算で重要だったのは、結果ではなく、active install baseの伸びだ。彼らはそれを知っていて、ヘッドラインに持ってきた※。フライ・ホイールが機能している。ビジネスは安定的している。マルチプル拡大(PER拡大、multiple expansion)の可能性がある。信じがたいかも知れないが。2番目はインドでの機会。中国売上は2010年、$3Bから2016年、$59Bになった。6年間で$55B伸ばした。現在、19%の売上を占める。こんにち、インドは$12Bであり、売上の3%を占める。これが6、7年後中国と同程度のビジネス規模に育つとすれば、それだけでAppleの年間売上を3%ずつ押し上げる。投資家を満足させるためにAppleは年間15%も成長する必要がない。5~7%成長で株は上がる。インド市場をバックボーンにそれができる。

ーマルチプルが拡大すると聞いて驚いた。既に高いからだ。どれくらいまで高くなるのか?

・広い視点で語ると、Appleほど安定性と、売上増加の可能性(optionality)を持っている会社は無い。P&G、Coca-Cola、Cloroxと同じカテゴリー、”安定的な生活必需品”に入れたいが、これらどの会社も[Appleのような]売上増加機会を持っていない。Vision Proを使ったが、数年後には付加的なものになっているだろう。自動車もある。生活必需品の会社はこのような会話ができない。それらを足し合わせると、数年後にさらに高いマルチプルになっていると思う。

Amazonについて聞きたい。AWSはoperating profitの70%。小売よりもマージンが大きい。どちらが大切か?小売のマージン拡大?AWSの安定化?

・私は小売の方に興奮する。小売業の売上は70%。先ほど言ったように7年平均で2.5%マージン。前四半期は4%だった。効率化して5%になれば、エキサイティングなストーリーになる。そして小売売上は年率9%伸びた。前四半期は8%だった。Primedayは9月期に組込まれる。究極的に、Amazonにとって小売業は王冠の宝石(crown jewel)である。AWSのように光ってないかも知れないが、最終的に株を押し上げる。

 私はAmazonにpositiveである。ただ、Appleの方が良いと思うというだけ。

※:実際のApple2023年第3四半期決算見出しがこちら;

Apple reports third quarter results - Apple

Apple 2023 3rd quarter results headline 2023/8/3 - Apple.com

「利用されているデバイスのinstalled baseが最大になった」と書かれている。

 

 

彼はApple Bullなので話半分、もしくは1/4くらいの気持ちで聞いておきましょう。

 

Appleに関するポイントは、

iPhoneや付随するサービスは生活必需品。売上は安定的。重要なのはインストールベースである。
 インド市場が、かつての中国市場のように伸びれば十分。

・さらにVR(AR?MR?)ヘッドセット(Vision Pro)が売上増を助ける。
 自動車という別事業に進出しようとしている。

 

Amazonについては、

・小売業が利益を出すようになってきた。効率化の余地があり、5%マージンが望める。

Appleより事業(利益)が安定していないのが問題。

 

だ、そうです。

 

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