塾長の資産運用

米国株大好きの塾長が資産運用と関連ニュースを語る。投資は自己責任でネ!

【Hartford Funds ネネット・ジェイコブソン】日本株をオーバーウェイト。金融機関、製造業を選好。

塾長です。

昨日(米国9/25)の米株は少しだけリバウンド。債券安(利回り上昇)、円安。

 S&P500、4,337(+0.40%)

 Nasdaq、13,271(+0.45%)

【米国市況】国債が下落、S&P500種は上昇-ドル一時149円に迫る - Bloomberg

 

 

債券・為替・コモ:

 原油、89.80

 10年債、4.5420

 ドル円148.7990

 Bitcoin、26,290

米10年債と30年債の利回りが上昇、十数年ぶりの水準を更新 - Bloomberg

 

 

経済指標:

なし。

 

 

金融政策:

ハト派グールズビー;
シカゴ連銀総裁、ソフトランディングは可能-リスクは残る - Bloomberg

こちら(↓)が記事の元になったインタビュー動画;

www.youtube.com

インフレ2%目標を変えるつもりは無いのか?と聞かれて、変な回答をしている(動画2:30~);

ー2%目標を変えるつもりはないのか?勝利宣言をする用意は?

・目標を変えるつもりはない。FEDが目標を変えるとの憶測は非健康的だ。目標を達成する前に目標を変える事はできない。目標にある時、それが正しい目標なのかを議論するのは良いが、目標を下回っている時に「目標に達していないから、あきらめよう」というのはおかしい。それは目的を失うことになる。

確かに「目標を達成できないから、あきらめよう」はおかしいが、随時目標が正しいかを検討・検証してはいけない理由は無い。

 

 

■同じくハト派植田;
YCCで粘り強く金融緩和継続、好循環実現の正念場-日銀総裁 - Bloomberg

 

 

財政政策:

■恒例の政府閉鎖祭り;
米共和党強硬派、つなぎ予算になお抵抗 政府閉鎖回避見通せず | ロイター

政府閉鎖、米信用格付けに「ネガティブ」に反映へ-ムーディーズ - Bloomberg

 

 

地政学

なし。

 

 

個別株:

Amazonが生成AI Claudeを提供しているAnthropicに出資;
米アマゾン、生成AIのアンソロピックに最大5900億円投資へ - Bloomberg

生成AIは大量の計算リソースを使うので、クラウドベンダーには良い出資先。

Amazon株価は+1.67%、131.27ドル。

 

 

■BlockworksによるHartford FundsでGlobal Investments Strategistを務めるネネット・ジェイコブソンのインタビュー。Hartfordもネネットも初耳・初見ですが、彼女達のファンドは日本株を買っているらしいので、その部分だけ抜き取って紹介;

www.youtube.com

・我々は欧州、日本を見ている。興味深いことに我々にとっての国際(international)とは日本を意味する。日本は過去20年間死んでいた。今、隠れて好調(stealth performer)だ。日本株が円ベースで年初来31%高だと聞いて驚きませんか?米国株の約2倍値上りしている。我々はこの値上がりがまだ続くと思っている。米国株をアウトパフォームし続けると思う。欧州はそうでもない。リセッション入りしそうだから。中国の失速に晒されている。彼らは中国への輸入に頼っている。順位を付けるとしたら、日本、欧州、最後に米国だ。

日本株の中では金融がとても好きだ。日銀はYCCを弱めた。10年債利回りの上限をあげた。それは銀行の収益に直接効いてくる。景気循環企業も好んでいる。自動車部品などの製造業。保険会社も。

・日本はとてもユニークだ。彼らは20年間デフレに苦しんだ。彼らはインフレを喜んでいる。バリュエーションは低い。株式市場に新しい宗教がある。それはより良い企業統治、株主還元など。それら株主にとっての利益、資本リターンの変化は徐々に起きており、日本株を有利にしている。私の同僚などは日本と聞くと呆れる。日本株が長期間やられっぱなしで、希望が無かったからだ。人口動態は酷い。たしかに酷いが、どこも酷いではないか。中国の人口動態は日本より悪い。

投資銀行のトレーディングデスク以外でも、こういう人がこんな風に日本株を買っているのか」と知れる良いインタビューでした。

一般的に言って、金融緩和は株に追い風。カネが借りやすくなり、経済活動が活発になると期待するから。しかし、日本の場合、金融緩和があまりに長期間続いたので(期待を裏切り続けたので)、それが逆に危険信号として受け取られているという事。「金融緩和している間はダメ、引締めるのは成長の証だ」と。

そうすると、「日本は高齢者が増え、人口が減っていてダメな国(だから投資できない)」という言説が、「どこの国も変わらないよね」とひっくり返る。いい加減なものです。

 

ちなみに、彼女は日本以外について・・・、

・経済見通しは高インフレ、高金利継続、リセッションが来たとしてもソフトランディング。

・投資期間(investment horizon)は12か月。分散投資。好調だった銘柄・セクターから不調だったものにローテーション。

・米国株は割高。Magnificent 7は成長が織り込み済み。大手銀行、コモディティ銘柄(採掘会社)、工業が良い。

米国債、とくに長めの期間を増やしている。

等と言っている。

 

今、ドル高・円安で日本株をたっぷり買える米国人(企業)はとても有利。米国が景気後退→株安になったとしても、米金利引下げ→ドル安・円高でヘッジできる。(投資会社・ヘッジファンドではない普通の)米国企業が日本企業を買う事例が増えてくるかも。

 

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