塾長の資産運用

米国株大好きの塾長が資産運用と関連ニュースを語る。投資は自己責任でネ!

【ジェフリー・ガンドラック】私が2023年経済予測を外したのは、消費者の愚かさを過小評価していたからです。

塾長です。

昨日(米国11/17)の米株は、一昨日と同じような幅で微アゲ。長期債利回り低下。円高方向(絶対値的には超円安)。

 S&P500、4,514(+0.13%)

 Nasdaq、14,125(+0.08%)

【米国市況】株小幅高、「劇的な」勢い失速ードル・円は10月安値に迫る - Bloomberg

 決算発表シーズンが終わりに近づき、S&P500種の企業利益リセッションも終了。ブルームバーグ・インテリジェンスがまとめたデータによると、S&P500種採用銘柄の90%超が決算発表を済ませた時点で、第3四半期は前年同期比4%の増益。3四半期続いた減益から反転したとみられる

 

 

債券・為替・コモ:

 原油、75.84

 10年債、4.4410

 ドル円、149.5620

 Bitcoin、36,624

 

 

経済指標:

 10月 住宅着工件数、137.2万件(予想134.0万件)

 同[前月比]、1.9%(-0.6%)

 10月 住宅建築許可件数、148.7万件(146.0万件)

 同[前月比]、1.1%(-1.4%)

米住宅着工件数、10月は3カ月ぶり高水準ー購入者の新築住宅選好で - Bloomberg

  新築住宅の販売はおおむね増加傾向にあり、借り入れコストの低下が近いとの見方から住宅建設株は最近、堅調に推移している。

  地域別の住宅着工件数は西部が12.5%増、中西部が28.4%の急増となった。一方、北東部は過去2年余りの最低水準に落ち込んだ。米国最大の地域である南部では年初来の低水準。

 

 

金融政策:

■コリンズ、バーの発言;
ボストン連銀総裁、「追加の引き締めを除外するべきではない」 - Bloomberg

バーFRB副議長、金利「ピークかそれに近い」-指標が見方後押し - Bloomberg

 

 

財政政策:

なし。

 

 

地政学

なし。

 

 

個別株:

■注目決算なし。

 

■OpenAIのCEO サム・アルトマンがクビ。彼は元Y Combinator代表。有名人;
アルトマン氏がオープンAIを退社へ-取締役会「率直さ欠いた」 - Bloomberg

 オープンAIは声明で「取締役会による徹底した検証の結果、アルトマン氏は取締役会とのコミュニケーションにおいて常に率直ではなく、取締役会の責任遂行に支障をきたしているとの結論に至った」と説明。

何をやらかしたか気になるところですが、どうやら内部で手打ちして、外に説明するつもりは無い様子。

「率直ではない」は、例えば、横領、パワハラ、セクハラ、社内不倫といった不正を行い、それが見つかり、取締役会で嘘の説明をした時に使う言いまわし。クビになった本当の原因は「率直でないコミュニケーション」=「(不正について)嘘の説明をした」の”不正”の部分にある。

横領だとしたら、使い込んだカネを返すだけでなく、受け取っていたストックオプションを放棄する等の処置をして、「この件に関しては外部に言わないようにしましょう」とNDAを結び、一件落着させた感じ。

OpenAIは公開企業ではないので、一応これでもOK、と。(公開企業であれば、透明性が不十分、説明責任を果していないと言われる)

とは言え、サム・アルトマンは有名人なので、将来他の企業のCEOを務めたり、世界中で講演したり、本を出したりするのだろうと考えると、モヤモヤする。(社内不倫くらいなら、どうでも良いが、横領やハラスメントはダメ)

 

 

■皆さん休暇状態のようで、面白いインタビューもありません。と、ここで終わろうかと思いましたが、先日自社のYoutubeチャネルでジェフリー・ガンドラックが「ん?」と思わせるような事を言っていたので、その件を少しだけ;

www.youtube.com

話の内容は、先日こちら(↓)で紹介したYahoo Financeのモノとほぼ同じ;

alibertarian.hatenablog.com

かすかな違いが見られたのは動画冒頭、2023年に驚いたこと(予想が外れたこと)を説明している部分(の一部);

ー2023年は色々な事がありました。何に最も驚きましたか?

・いくつかある。年初に、2022年と反対の事が起こると思っていた。金利が下がり、株が上がる。それが4月まで続くだろう、と。しかし、それは[4月を超えて]継続した。金利ではない。金利は6週くらいしか持たなかった。S&P500、Nasdaqが上昇した。Magnificent7だ。1999年に似ている。9月31日に売られる前に、Nasdaqは80%上昇していた。数か月後には50%下落した。

 多くのマクロ投資家(macro thinker)は、私もある程度それに含まれる、サービスのモーメンタムを理解していなかった。2020、2021年に政府がばらまいたカネはモノの消費に使われた。パティオの家具屋、ホームオフィスなどに、だ。そのとき、サービスは存在していなかった。人々が外に出られなかったのだから。

 私は人々の愚かさを過小評価していたのだと思う(I guess I was a little bit underestimating people's foolishness)。彼らはクレジットカードを使って消費を続けた。クレジットカードの金利はとても高いのに。私はそれが経済を押し進めている要因だと思う。

 2つに目に驚いたのは、ウクライナとロシア、中東で重大な紛争が起きているのに、石油価格が下落している。中東で紛争が起きたとき、WTIは90ドル台前半に上昇したが、今日時点で77ドルくらい。

 :

「消費者は賢いので○○しないだろう」「△△するからバカだ」のような思考をしていては、客観的な予想や分析は出来ないでしょうネ。

 

つまり何が言いたいかというと・・・、彼の発言を度々紹介する者として「彼の予想・分析には感情・価値観が入っているので、それを前提に彼の話を聞きましょう」との注意書き(+少しばかりの揚げ足取り)でした。

 

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