塾長の資産運用

米国株大好きの塾長が資産運用と関連ニュースを語る。投資は自己責任でネ!

【サビタ・スブラメイニアン】2024年、生産性改善余地のある旧経済株が上昇する。

塾長です。

昨日(米国12/18)の米株は気持ちよく上昇。今日は日銀政策金利決定会合。これで今年の重要イベントは終了。

 S&P500、4,740(+0.45%)

 Nasdaq、14,905(+0.62%)

【米国市況】株上昇、金利に関して楽観広がる-円下落し一時143円台 - Bloomberg

  日本銀行が19日に発表する金融政策決定会合の結果にも、市場関係者は注目している。日銀が近くマイナス金利を解除するとの観測は強まっているが、ブルームバーグエコノミスト50人余りを対象に実施した調査によると、その時期は来年4月との回答が最も多く、次いで来年1月が15%となった。

 

 

債券・為替・コモ:

 原油、72.40

 10年債、3.9540

 ドル円、142.7620

 Bitcoin、42,659

 

 

経済指標:

なし。

 

 

金融政策:

■グールズビー、メスター、デーリー;
シカゴ連銀総裁、利下げに関する市場の先走りに困惑-物価目標は未達 - Bloomberg

FRB当局者の利下げ観測けん制コーラス、さらに3人の総裁加わる - Bloomberg

 

 

財政政策:

なし。

 

 

地政学

紅海通航停止が拡大、フーシ派の攻撃活発化で-世界経済への影響懸念 - Bloomberg

  欧州の石油・ガス大手である英BPとノルウェーのエクイノールは18日、タンカーのイエメン沖の航行を回避すると表明した。イエメン沖は欧州とアジアを結ぶスエズ運河を利用する船舶にとって避けては通れない経由地。既に海運大手が先週、紅海の通航を見合わせると発表していた。

  欧州の天然ガス価格はこの日、13%上昇し、北海ブレント先物も3.9%上げた。

 

 

個別株:

■久々の日本企業大型買収;
日本製鉄、USスチールを1株55ドルで買収-買収総額約2兆円 - Bloomberg

取得価格はUSスチール株式の15日の終値(39.33米ドル)に対して40%のプレミアムを加えた価格。・・・ニューヨーク時間18日早朝の時間外取引で一時28%高の50.50ドルとなった。

40%プレミアムを払うと言っているのに終値は+26.09%。

労組の反対と、国家安全保障懸念があるるらしい;
日鉄のUSスチール買収に反対、全米鉄鋼労組と上院議員らが表明 - Bloomberg

 

 

■〆はBofA サビタ・スブラメイニアン。「2024年は古い経済の株(old enocomy stock)が値上がりする。生産性改善余地があるからだ」と言っている。United States Steel Corporation買収話があっただけに丁度良い話題;

www.youtube.com

ーパウエルのハト派発言後、FOMCメンバーはそれから離れるような発言をしている。何があったのだろう?

・市場の一部が行き過ぎたのは間違いない。市場は2024年に1.40bptsの利下げを織り込んでいるが、そうはならないだろう。BofAのエコノミストは1.00bptsを予想している。

 私は2024年に株を勧めているのは、FEDの今後の行動に依るものではない。彼らは既にやりきった。市場は平常に戻った。金利はリーズナブルなレベルにある。金利は5%台にあり、次のリセッションで下げる余地がある。私はFEDが何回利下げするかについてあまり気にしていない。異端的に聞こえるかも知れないが。

 

ーパウエルのpivot(ハト派転換)の後、株は大きく上昇した。彼はサンタの帽子をかぶるべきだった。

・その通りだが、FOMC前から強いラリーは始まっていた。彼は飛行機に燃料を加えたと言えるかもしれないが、我々はFEDが来年超緩和的になることに賭けていない。経済に軋みが出ても、インフレ率が多少上がっても株を持つべきだ。モノの値段が上がるのは、株にポジティブであると言える。

 

ー1997年以降、FEDが3回利下げ局面があったが、それはリセッションなどがあり急激なものだった。市場は自己満足に陥っているのではないか?

・今回は違うかも知れない。こんにち、多くの事が違う。FEDの引締めにより、銀行からシャドーバンクに借り入れが移ったり、FEDのバランスシートが巨大だったり。

 

ーシャドーバンキングに問題はないのか?

・リスクはあるが、公開株に影響はないだろう。私が言いたいのは、このサイクルは他のと違うという事だ。FEDのバランスシートとか。

 

ーあなたは旧経済(old economy)の企業の利益がルネッサンス期を迎えると言っている。生産性が向上するからだ、と。経済がどうだったかは忘れて、企業利益にリセッションはあった。エコノミストは2024年、企業利益が10.5%増加すると言っている。それはold enocomyから来るのか?

・企業利益増加は様々なところから少しずつ出てくる。今年、old economy株は厳しかった。それらはAIなどで生産性向上の余地がある。AIは半導体、ソフトウェアだけのものではない。古くガタガタしている会社が労働者を減らすことを可能にする。マージンを増やせる。今がold economyを持つ時だ。株の上昇は広がりを見せている。確か11月の初めからだと思うが、equal weight S&P500はcap-weightedをほんの少しだが上回った。来年はより多くの広がりを見ることができるだろう。

画面には、BofAの2024年、S&P500 EPS Forcast $235と表示されていました。

確か彼女の2024年末S&P500目標は5,000だったはず。そうすると21.3倍。少しお高い感じ。

 

多分、old economy株を勧めているのは、

・Magnificent7株は上がり過ぎ。一方、old economy株に割安なものがある。例えば、US SteelはPER 4.64。

・バイデン政権が製造業国内回帰の政策を打ちだしている。もし共和党に代わってもそれが継続するだろう。

という辺りが理由でしょう。

 

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