塾長の資産運用

米国株大好きの塾長が資産運用と関連ニュースを語る。投資は自己責任でネ!

【トム・リー】2024年末、ベストケースでS&P500は5,600?【本日の一曲、Jigsaw - Sky High】

塾長です。

昨日(米国12/20)の米株は終盤急落。

 S&P500、4,698(-1.47%)

 Nasdaq、14,777(-1.50%)

【米国市況】株は高値警戒で午後に急落、国債利回り低下-143円後半 - Bloomberg

 

 

債券・為替・コモ:

 原油、73.53

 10年債、3.8770

 ドル円、143.4390

 Bitcoin、43,542

 

 

経済指標:

 11月 中古住宅販売件数、382.0万件(予想375.0万件)

 同[前月比]、0.8%(-0.5%)

 12月 コンファレンスボード消費者信頼感指数、110.7(103.3)

米中古住宅販売、11月は予想外に小幅増-なお2010年以来の低水準付近 - Bloomberg

米消費者信頼感指数、2021年以来の大幅上昇-楽観の強まり反映 - Bloomberg

  今後6カ月の見通しを反映する期待指数は上昇。ビジネス環境や所得、労働市場に対する消費者の予想が改善している。1年先のインフレ期待は2020年終盤以来の水準に低下した。

  現況指数も大幅に改善。11月は過去2年余りで最も低い水準に落ち込んでいた。

 

 

金融政策:

■ハーカーがハト派発言。何かを知っているような雰囲気;
フィラデルフィア連銀総裁、利下げ着手すべきだが「今すぐではない」 - Bloomberg

 「金利を下げ始めることが重要だ」とハーカー総裁は20日、ラジオとのインタビューで発言。

 :

  また景気減速の度合いは政府発表のデータが示すよりも深いようだとも述べた。

 

 

財政政策:

なし。

 

 

地政学

なし。

 

 

個別株:

■General Mills、Micronが決算;

General Mills (GIS) Lowers FY24 View Despite Q2 Earnings Beat

General Mills, Inc. GIS posted mixed second-quarter fiscal 2024 results, with the bottom line surpassing the Zacks Consensus Estimate and increasing year over year. However, the top line missed the consensus mark and declined from the year-ago quarter’s level. Management lowered its fiscal 2024 outlook to reflect the impact of slower volume recovery.

利益〇、売上×。2024ガイダンス×。

株価-3.57%、64.33ドル。

 

Micron Gives Strong Forecast After Data Center Demand Grows

Fiscal second-quarter revenue will be $5.1 billion to $5.5 billion, the company said in a statement Wednesday. That compares with an average analyst estimate of $4.99 billion. The loss per share, minus certain items, will be 21 cents to 35 cents. Analysts had projected a loss of 62 cents.

Micronは1年間赤字状態。来四半期も赤字予想。

それでも株価は+4.65%、82.35ドル(時間外)。

 

 

■〆はトム・リー

www.youtube.com

ー株式市場は先を行きすぎましたかね?息継ぎが必要だったようです。

・利確があったとしても驚かない。年末までラリーは続くだろう。金曜日にはPCEデフレータの発表がある。

 

ー株が上がり続けている事に驚きは無いですか?

・値上がりを正当化する一連の出来事があった。先週、FEDハト派的行動を起こした。インフレ退治からビジネスサイクルの管理に移行した。65%のファンド・マネージャがベンチマークを下回っていて、$240Bのカネが株に向かった。今日から年末まで日は少ないですが、ファンドマネージャは[指数に]追い付こうとしている。FEDタカ派でなくなったため、多くの投資家がポートフォリオを修正している。投資家は株に投資すべきだ。

 

ー投資家は一息つきべきではないですか?昨日、エリック・ジョンストンは「マルチプル、サイクル、企業利益水準を考えると、強気になれない。リセッションかそれに近いものを見る必要がある。洗浄(cleansing)と株価が下がる必要がある」と言っていた。

・バリュエーションは拡大していない。企業利益のモーメンタムは加速している。2024年、資本支出は拡大するだろう。各種サーベイに出ている。住宅ローン金利は4.75~5.2%に下がるだろう。

ーそれは先を行きすぎでは?

・いや、それが現在の10年債利回りとの正常な(normal)スプレッドだ。

 住宅ローン金利が200bpts下がれば、消費者を刺激する。We liquefy regional bank balance sheet(?)。それは利益上昇にもつながる。

 我々は来年企業利益が増加すると考えている。FEDはビジネスサイクルを少なくとも維持しようとする。投資家は弱気だ。先ほどその一つを聞いたばかり。

 

ー確かに弱気派はハエのように落ちて行った。もう多くは残っていないかも知れない。今年を通して弱気だった人達もFEDの転換で見方を変えている。しかし、エリックのように、企業利益が増加するという考えは先走りだと言う人もいる。確かあなたは前回出演したとき、最高に上手く行けば[S&P500 EPSが]$280に達すると言っていた。

・2025年時点でね。しかし、それほど驚く値ではない。CAGR10%だ。5%は自社株買いから来る。残りは名目GDP成長と、ドル安で達成可能だ。$280への障害は多くない。

 最も重要なのは、市場の内部は頂上で何が起きたかを語っていない(the market internals don't speak to what happens at the top)。これはサイクルの初期の動きである。値上がり株が広がっている。株がピークを付ける時、良いニュースで下げるものだ。今日は良いニュースは無かったが、値下がりした。年末ラリーにいるからだ。

ということで、

・2024年、インフレは落ち着き、FEDハト派転換する。景気は悪くならない。

・企業はしばらく資本支出を抑えてきたが、2024年は増加に転じる。

・企業利益は増加する。名目GDP増加※とドル安の後押しがあれば、10%増加もあり得る。

・住宅ローン金利低下が消費者を刺激する。

・株の上昇サイクルの初期段階にあり、今後も値上がりする。

だ、そうですヨ。

 

前回インタビューで「S&P500 EPS $280」とは言っていなかったと記憶していますが、多分映像に乗っていないところでしゃべっていたのでしょう。

S&P500 EPS $280でPE20倍なら、S&P500は5,600。

今日のS&P500終値が約4,700なので、約20%上昇。

新NISAはSPYDで埋めようと思っていましたが、考え直したくなってきました。

 

 

※:最新のAltanta FED GDPNow第4四半期GDはP2.7%(季節調整済み、年率);

GDPNow 2023/12/19 - Atlanta FED

米国の潜在成長率は1.8%くらい。それを超えると好景気/下回ると不景気。なので今は好景気。

次回は12/22にupdateされる。クリスマス商戦の結果が反映されて、さらに上振れするとも言われている。

米国経済はソフトランディングどころか、ノーランディング。いや、空高く飛んでいきそう。

 :

久々の【本日の一曲】のコーナー。空高くと言えば、Jigsawの名曲「Sky High」;

www.youtube.com

曲調はとても軽快で明るいが、中身(歌詞)は愛する女性(or 男性)に嘘をつかれ(浮気され)、全部台無しになっちゃった、空高く吹き飛んじまった(brown it all sky high)、というもの。

トム・リーの口車にのって、全財産失う事がないようにしたいものです。

投資は自己責任。

 

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