塾長の資産運用

米国株大好きの塾長が資産運用と関連ニュースを語る。投資は自己責任でネ!

【トム・リー】住宅ローン金利は高すぎる。(バフェットさんはお見通し)

塾長です。

昨日(米国9/15)は株安・債券安・円安。とは言え、株は週間で見るとヨコ(9/8終値S&P500 4,457、Nasdaq 13,761)。

 S&P500、4,450(-1.22%)

 Nasdaq、13,708(-1.56%)

【米国市況】テク主導で株反落-円は年初来安値更新、一時147円95銭 - Bloomberg

この日の4兆ドル(約590兆円)規模のオプションイベントでボラティリティーが高まった。

 

 

債券・為替・コモ:

 原油91.20

 10年債、4.3220

 ドル円147.8350

 Bitcoin、26,699

 

 

経済指標:

 9月 NY連銀製造業景気指数、1.9(予想-10.5)

 8月 鉱工業生産指数[前月比]、0.4%(0.2%)

 8月 設備稼働率、79.7%(79.4%)

 9月 ミシガン大学消費者信頼感指数、67.7(69.3)

NY連銀製造業景況指数、9月は予想外のプラス-新規受注が回復 - Bloomberg

米製造業の生産指数、小幅上昇にとどまる-自動車生産が落ち込む - Bloomberg

 自動車生産を除いたベースの製造業生産指数は0.6%上昇で、年初来の大幅な伸びとなった。

米消費者1年先インフレ期待、2年超ぶり低水準-ミシガン大指数 - Bloomberg

 

 

金融政策:

なし。

 

 

財政政策:

なし。

 

 

地政学

なし。

 

 

個別株:

■結局UAWはストに突入したようで;
自動車ビッグ3、異例の一斉スト-バイデン氏「ウィンウィンの合意を」 - Bloomberg

しかし、Big 3株価はほとんど動かず。

Ford -0.08%、12.61ドル

GM +0.86%、33.95ドル

Stellantis +2.18%、19.25ドル

織込み済みだったようです。

 

 

■左派Bloombergとしては、左派州知事のいる州で窃盗・強盗被害が増えていると書きたくないのだろうが・・・;
白昼堂々の集団窃盗、狙いは超高級ブランド-米業界被害は年14兆円超 - Bloomberg

 ニューサム知事は「もうたくさんだ」との声明を発表。「恥知らずな犯罪者らを刑務所に直行させる」と表明した。

その一方で、カリフォルニア州では「トレーニングを受けた警備員以外、窃盗・強盗犯をとめてはいけない」という州法(senate bill 553)が成立しそうである。

こちらの記事/ニュース番組(↓)では、小規模小売店が「俺たちに警備員を雇うカネは無い。犯罪者ではなく、小規模ビジネスを守る法律を作れ」とデモをしている。その一方でUnited Food and Commercial Works labor unionは本法律に賛成の立場。ここでも組合が出てきた。
CA bill banning confrontations with shoplifters sees pushback | abc10.com

 

 

■最後はトム・リー。暗い話ばかりなので、景気の良い(能天気な?)話をして欲しい;

www.youtube.com

FEDは利上げを完了したとしても、それを来週宣言したりしませんよね?

・来週FEDにそれほどの確信を持てというのは難しい注文だ。しかし、11月(のFOMC)までには、確信を持てるくらいのデータが揃うだろう。

 ECBの決定に対する市場の動きは注目に値する。ひとたび中央銀行が十分だと思うデータを持つと、多くの不確実性が債券市場から取り除かれる。それが、昨日、欧州全域、全ての年限において見られた。それがリスク資産のラリーを引き起こすだろう。それは1992年と似ている。FEDが利上げを終えると、株は下がり続けると言う人は多い。私はそれと反対のことが起こると思う。

ー多くの人はFEDが利上げを終えたとしても、すぐに利下げをするわけではない、と言っている。そしてQTは進行中だ。FED金利を制限的なレベルで維持するつもりのようだ。

・そうだ。彼らはビジネスサイクルの概念にとらわれている。FEDはそれと異なる世界の戦争をしている。彼らはインフレと戦っている。制限的な金利を維持する狙いは、実金利がインフレを再燃させない手助けをするためである。もし彼らが[FF]金利を今のまま、5.5%に据えき、2024年インフレ率は2.5%になれば、誰でも簡単にモデル化できるように、とても大きな制限の上昇だ。リセッション入りさせるのに十分だろう。彼らは実金利を一定に保つため、利下げをすると思う。彼らは実金利を上昇させるのではなく、、実金利を”higher for longer”にする。

 それが住宅金利に及ぼす効果は絶大だ。30年住宅ローン金利と10年債の金利差は3%に近い。歴史的にそれは1.5~1.7%だ。もし10年債金利が変わらなかったとしても、FED金利引上げ終了のシグナルを出せば、住宅金利は1.5%下がるだろう。

ーたしかに、住宅ローン金利がハイイールド債を上回ったことは無かったが、それが起きている。

 いくつかのAI関連銘柄の値動きについて聞きたい。nVidia決算にたいする反応は、素晴らしいものではなかった。Oracleもそうだ。Adobeは今日4%下げた。AIストーリーに飽きがきたのか?

・そうかも知れない。AI関連では大きな修正が起きた。それが市場で唯一機能していたからだ。そして値動きの激しい時期にある。人々は8月、9月に多くのリスクを取りたいと思わないだろう。しかし、ひとたび市場が上昇基調を取り戻せば、AI銘柄に人々は戻ってくるだろう。現在はリスク・オフ環境だ。

ふむふむ。補足しながら書き直すと・・・、

・今回の金利上昇サイクルは、景気循環に応じたものではなく、(コロナ給付金という特殊な)インフレに対応したものである。なのでFEDは景気が悪くなるまで高金利を続ける必要はなく、FF金利を実金利ベースで引締め的(インフレ率+1~1.5%くらい?)に保てば良い。来年(2024年)インフレ率が2.5%程度に下がれば、FFレートを3.5~4.0%くらいに下げるだろう。インフレ率2.5%に対してFFレート5.5%は高すぎる。リセッションになってしまう。

・11月FOMCまでに、FED金利引上げ停止シグナルを出すに十分なデータが揃うだろう。シグナルが出れば、昨日欧州でみられたように、債券利回りは低下し、リスク資産の価格が上がる。

・債券利回りが下がらなくても、住宅ローン金利は歴史的に言って、相対的に高すぎる。1.5ベーシス・ポイントくらい下がる余地がある。

・リスクオンになれば、AI関連銘柄に買いが戻ってくる。

と言っている。

 

前半部分は以前から言っていること。彼が住宅ローン金利に言及するのを初めて聞きました。

住宅ローン金利が下がれば、住宅バブル再燃でしょうか。

バフェットさんはそんな事、とうの昔にお見通しなのかも知れません;
ウォーレン・バフェット氏投資会社、米住宅株取得 GM株は45%減 - 日本経済新聞

ウォーレン・バフェット氏率いる米バークシャー・ハザウェイが14日届け出た2023年6月末時点の保有銘柄リストによると、4〜6月期に米大手住宅メーカーのDRホートンやレナー、NVRの株式を計8億1400万ドル(約1200億円)分、新規に取得したことがわかった。一方で米自動車大手ゼネラル・モーターズGM)株は保有株式数を45%減らした。

 

昨日終値ベースで

・Lennar -2.50%、114.76ドル

・D.R. Horton -2.46%、112.37ドル

・NVR -2.01%、6,076.59ドル

ほぼ4~6月の価格水準と変わらないので、買い時でしょうか?

(投資は自己責任で)

 

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