塾長の資産運用

米国株大好きの塾長が資産運用と関連ニュースを語る。投資は自己責任でネ!

【ジェフリー・ガンドラック】5年国債で長期間高金利を確定。株はインド、日本。新興国株は景気後退後を狙え。

塾長です。

昨日(米国1/29)の米株は上昇。NasdaqBitcoinが高い。イエレンマジックが発動された模様(後述)。

 S&P500、4,927(+0.76%)

 Nasdaq、15,628(+1.12%)

【米国市況】株上昇、借り入れ予想下方修正で利回り低下-147円半ば - Bloomberg

 

 

債券・為替・コモ:

 原油、76.95

 10年債、4.0910

 ドル円、147.4470

 Bitcoin43,104

 

 

経済指標:

なし。

 

 

金融政策:

なし。

 

 

財政政策:

■イエレンマジック発動;
米財務省、1-3月借り入れ必要額見通し下方修正-7600億ドルに - Bloomberg

財務省は29日、1-3月(第1四半期)の連邦政府の借り入れ必要額見通しを下方修正した。財政赤字拡大にもかかわらず予測が引き下げられたことは、多くの市場関係者の想定外だった。発表を受け、同日の米国株・米国債相場は上昇が加速した。

 

 

地政学

なし。

 

 

個別株:

■決算を出したのは、F5 Networks、Cleveland-Cliffs、Whirlpoolなど。特に気になるものは無し。

F5 Networks (FFIV) Q1 Earnings and Revenues Beat Estimates

Cleveland-Cliffs (CLF) Exceeds Market Returns: Some Facts to Consider

Whirlpool shares slip after weaker-than-expected annual forecasts

 

 

■今日の〆は、先週金曜日辺りに出た債券王 ジェフリー・ガンドラックのインタビュー@FOX Business(前半は要約、後半はほぼ全訳);

www.youtube.com

・去年の11月以来、全てのアセットが値上がりしている。しかし、細かく見てみると、そうではない。特に証券化商品が悪い。AA office loanなど。

・2-10年物イールドカーブ反転が起きてから80週経過し、まだ景気後退は起きていない。これからも起きないと思うのは間違いだ。先行する経済指標は歪んでいる。2021、22年に製造業が大きく伸びたので、その後[経済指標上では]落ち込んでいるように見えている。経済成長は18か月前からサービスに移行した。それらが経済指標を歪めている。

 私が最も気になっているのは、州が発表している失業率と、全国の失業率の違いだ。88%の州が過去6か月、失業率が上昇したと言っている。なぜ全国の失業率が低位で安定しているのか、説明がつかない。ありうる説明は、残りの12%の州が他の州の失業を補っている場合。それは信じられない。12%にはテキサス、ペンシルベニアノースダコタ、ワイオミングが含まれているのだが、それらでは他州であるフロリダ、イリノイ、カリフォルニア、NY等を補えないだろう。なので私はこのデータを疑っている。

 また、JOLTSで気付くのは、調査への回答率が低くなっていることだ。5年くらい前は75%くらいだったのが、35%になっている。調査結果を過去と比べて良いか分からない。

・パウエル議長は実質金利がとても高いことに気付いたのだろう。インフレ率は明らかに下落している。石油ショックでもない限りは、下落し続けるだろう。

 [政府の]金利支払いの問題もある。約$1T/年に達している。GDPの15%だ。金利が今のままでは、支払いが増え続ける。国債金利の平均は3.2%。現在3%台で取引されている国債は無い。満期を迎えた国債の全ての金利が上がるということだ。2019年に発行した5年国債が今年満期になる。それらの金利は0.5%程度だった。再発行されると4%以上になる。金利支払いが増えてしまう。根本的な問題だ。金利支払いを減らす必要がある。

 パウエルはこう言った事を考えているのだろう。私は利下げがあると思う。多くの人が政治的な判断だと言っているが、私は安定した経済と実金利を考えた上での判断になると思う。

 投資家は2,3,5年国債を買うべきだ。今短期国債を持っていて、FED利下げ後にロールオーバーしようとしても、現在の3年国債より低い金利になるだろう。私はジャンクボンドの値上がりに賭けるよりも、年限の長い国債が良いと思う。

・株式市場については、日本、インドが良い。米国株のバリュエーションは高い。値上がりを主導してきたmagnificent 7の動きが緩やかになった。7月、相対的にピークをつけた。この時点では現金を好む。25%を現金で持ち、景気後退後に買う。景気後退は遅れているが。M2を見ているエコノミストは間違っている。M2は縮小していて、それは景気後退のサインとされているが、トレンドラインの上を行っており、その状態が1年続くだろう。

 長期投資家は現金を持つべき。新興国市場は悪い。景気後退でさらに悪くなる。下がったところを買うべきだ。特に中国が悪い。

若干時間軸が良く分からないのですが、まとめると・・・、

・経済指標は信用できない。景気後退は来る。

・実金利の上昇と、米政府の金利支払い増加により、FED金利を下げる。短期ではなく2~5年国債を買い、(現在の高い)金利を長期間確保すべき。

・株式市場では日本、インドが良い。米国株は高すぎる。

・(以前から目を付けている)新興市場国株は景気後退でさらに下がる。その時買えるように現金を持っておけ。

という事でしょうか。

 

ドル生活者にとって現在の日本株は魅力的。

円安が続く→日本株高。円高日本株安になっても、為替で取り返せる。と、リスクの低い取引になっている。

別の見方をすると、円高になれば海外投資家の資金は引き上げられてしまいそう。

 

藤野英人が「日経平均10万円時代が来る!」という本を書いているようですが・・・、まぁいつかは来るかも知れないけれど、どうでしょう?

 

 

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