塾長の資産運用

米国株大好きの塾長が資産運用と関連ニュースを語る。投資は自己責任でネ!

【ジェレミー・シーゲル教授】今後3~5年、割安株、小型株に機会がある。

塾長です。

昨日(米国2/8)の米株は微アゲ。S&Pは5,000まであと3ポイント。5,000を超えたら調整が入るかな?

 S&P500、4,997(+0.06%)

 Nasdaq、15,793(+0.24%)

【米国市況】S&P500は小幅続伸、国債利回り上昇-円売られ149円台 - Bloomberg

 

 

債券・為替・コモ:

 原油、76.39

 10年債、4.1700

 ドル円149.2730

 Bitcoin45,303

 

 

経済指標:

 12月 卸売上高[前月比]、0.4%(予想0.4%)

 

米新規失業保険申請件数、3週間ぶりに減少-雇用継続の姿勢示唆 - Bloomberg

  より変動の少ない失業保険申請の4週移動平均は21万2250件に増加。昨年12月下旬以来の高水準となった。

 

 

金融政策:

バーキン
リッチモンド連銀総裁、利下げの時を辛抱強く待つ時間はある - Bloomberg

  商業用不動産へのストレスがもたらすリスクについて同氏は既知の重要な問題だと指摘。「われわれは監督している銀行と多くの時間をかけて、生産的に不動産資産に目を通し、どのようなリスクがあり、そのリスクに対してどう備えているかを理解しようと努めている」と続けた。

 

 

財政政策:

■イエレン;
イエレン氏、住宅ローン市場でノンバンクを注視-破たんの恐れを警告 - Bloomberg

イエレン米財務長官はノンバンクの住宅ローン貸出業者について、そのリスクを規制当局が監視しているとし、そうした業者の一部は市場にひずみが生じた場合に破たんする恐れがあると警鐘を鳴らした。

 

 

地政学

なし。

 

 

個別株:

■Affirmなどが決算;

Why Affirm (AFRM) Might Surprise This Earnings Season

Affirmの昨日の終値が+10.33%、49.22ドル。引け後に期待以上の決算発表。時間外で-13.33%、42.77ドル。決算内容が漏れてましたか?

 

 

■Wells Fargo クリス・ハーヴェイ(要約);

www.youtube.com

  • 誰もがチャートのことしか語っていない。バリュエーションが話題にならない。グラスは半分も満たされている。値下がり(pull back)は避けられない。
  • とは言え、市場がhouse of cards(トランプで組み上げた家、壊れやすい)だとは言っていない。経済は良い。クレジットスプレッドは狭い。ファンダメンタルズはOKだ。
  • 我々は米国株をover-weightしていない。バリュエーションが高いから。年初からコミュニケーション分野が良いと思っているのに変わりはない。
  • 去年は我々の予想を超えて上昇した。市場は12か月先ではなく、24か月先まで織り込んでいる。我々はそれにcomfortableではない。comfotableでいるために、Communication、Healthccare、Utilitiesを買っている。
  • FEDの問題は、12月FOMCから後戻りできないことだ。彼らはサメのいる水槽に血を投げ込んだあとで、「おい、落ち着け」と言っているようなものだ。全てが低金利をベースにしているのではない。ベースにしているのは、高金利から下がる、経済はOK、バリュエーションは熱狂的とは言わないが高い。M&Aが増えるかも。GOP(共和党)が上院で多くの議席を得るならば、市場にフレンドリーなアプローチをするかも知れない。
  • モーメンタムが市場を支配している。しかし転換したら、その動きは急で、素早く、酷い(nasty)だろう。
  • (その転換の転機となるのは)FEDがどうこうするではなく、データだろう。FEDはデータを追っている。私の心配はインフレ率を2%に近づけるのが難しくなることだ。

前回もGOPがどうのこうのと言っていましたが、共和党が選挙で勝つことを意識している模様。

市場の方向性はトム・リーと近いかも知れませんネ。高すぎるので、調整が来るだろう、と。そのきっかけは、CPIが高く出る(→FEDが高金利を長期間続けるだろうという思惑が高まる)とか。

とは言え、景気後退、暴落、長期間の株価低迷みたいな事はまったく考えていないようなので、普通の人にはスルー案件。

 

 

■〆はみんな大好きジェレミー・シーゲル教授;

www.youtube.com

ー歴史的な瞬間(S&P500の5,000越え)が来るかもしれません。この市場をどう見ていますか?

・amazingだ。あと数週間で、金融危機後の底から15周年である。2009年3月、S&P500は666だった。現在5,0000まで数ポイントに迫っている。年率16%を超えるリターンを15年続けたことになる。驚異的である。

 

ー16%と言えば、昨年11月からDOWは17%、S&Pは19%、Nasdaqは23%、Rusell2000は直近弱いが18%も上昇した。熱狂は行き過ぎですか?

・それが繰り返されることはないだろう。S&Pはより抑制された(mute)ものになるだろう。私は年初、S&Pが(年末までに)8,10、12%上昇すると言った。既に5%上昇した。まだ2月の半ばにも達していないのに。ここから年末までさらに上がるだろう。5%か8%か。

ー毎回数字が変わっているようです。2週間前、8~10%上昇すると言っていた。市場が上昇したので、5~8%となった。

・市場が上がったので、将来のリターンをトーンダウンさせるというのは分別のある行動だ。

 ここで言いたいのは、次の15年が先の15年間と同じリターンにはならないだろうという事だ。過去15年、インフレを除くと14%のリターンだった。それは長期の歴史的平均と比べて2倍以上だ。私は220年遡れる、歴史を知っている。これから10年、平均の2倍を出すという事は無い。株が良い投資先ではないと言っているのではないよ。

 

ーあなたはいくつもの市場サイクルを見ている。昨日、JPMorganの影響力のあるストラテジストが、特に巨大株について1999年より悪いとノートを出していた。

・1999年より悪いということはない。興味深いのは、前回15年間14,15%上昇が終わったのは2000年初頭だった。

 しかし状況は違う。当時、2000年初め、S&P500は一株当たり利益の30倍だった。テックセクターはもっと高かった。60倍、70倍だった。金利は今より高かった。現在のS&Pは20倍で取引されている。安くはないが、1999・2000年とは違う。

 

ー一つずつリスクを見て行くと・・・、値上がり銘柄が少数に限られている。それが市場の弱さだと言う人がいる。

・別の側を見て欲しい。割安株、小型株は大きく出遅れている。15倍、12倍で取引されている。そこに最大の機会があると思う。巨大株がクラッシュするとは言っていない。少数の株に集中しているというなら、機会が別の側にあるということだ。今後3~5年、そこにより良いゲインがあると思っている。

言っている事に変化なし。

・今年(2024年)、S&Pは8~12%上昇するだろう。2月までで5%上昇したが、先食いしているだけ。

・1999年(ドットコムバブル時代)とは違う。PERは20倍で高いが、当時は30倍だった。

・S&P500のPERは20倍。巨大株が押し上げている。割安株、小型株は15倍、12倍でしかない。今後3~5年、それらに機会があるだろう。

だ、そうです。

割安株推しなのは、クリス・ハーヴェイと同じ。

 

 

ーー

ランキングサイトに登録しています。いつもポチっとして下さり、ありがとうございますm(__)m

にほんブログ村 株ブログ 米国株へ
にほんブログ村

にほんブログ村 株ブログへ
にほんブログ村


米国株ランキング