塾長の資産運用

米国株大好きの塾長が資産運用と関連ニュースを語る。投資は自己責任でネ!

減量薬ブームでMcDonald'sの上値が重い。【シーゲル教授】去年10月が底。あとからみれば今が好機だったと気づくだろう。

塾長です。

昨日(米国10/30)の米株は反発。年末ラリーにつながるかは不明。FOMC待ち。日銀が政策変更をリークし、若干円高

 S&P500、4,166(+1.20%)

 Nasdaq、12,789(+1.16%)

【米国市況】円急伸し一時148円台、日銀が政策再修正の報道-株上昇 - Bloomberg

  S&P500種株価指数終値で8月以来の大幅高。アマゾン・ドット・コムがこれまで大きく売られていた大型株の上昇をけん引した。一方、テスラはこのトレンドに反して4.8%安。米国株はこのままいけば月間ベースではなお3カ月連続安と、2020年3月以来最長の下落局面となる見通し。

 

 

債券・為替・コモ:

 原油、82.72

 10年債、4.8750

 ドル円、149.1350

 Bitcoin、34,495

 

 

経済指標:

なし。

 

 

金融政策:

■リーク?;
日銀が金利操作を再修正へ、長期金利1%超え柔軟に-報道 - Bloomberg

  報道によると、連続指し値オペの運用などを改めることで、一定程度1%を上回る金利上昇を容認する案が浮上しているという。消費者物価見通しの上方修正が確実視される中、円安が一段と進み、長期金利は日銀が上限とする1%に迫っており、金利が上限に達して大量の国債買い入れを迫られるのを回避する予防的措置との位置付けになる見通しだ。

 

 

財政政策:

米財務省、10~12月の借り入れ必要額見通し下方修正-7760億ドル - Bloomberg

財務省は30日、10-12月(第4四半期)の連邦政府の借り入れ必要額を7760億ドル(約115兆6900億円)とする見通しを発表した。

  :

 ただ、下方修正にもかかわらず、新たな見通しは暦年の10-12月期としてなお過去最高。

 

 

地政学

なし。

 

 

個別株:

■決算はMcDonald'sなど。

米マクドナルド、7-9月は売上高と利益が予想上回る-値上げ奏功 - Bloomberg

  同社の30日発表によれば、7-9月の既存店売上高は8.8%増ブルームバーグがまとめたアナリスト予想の平均は7.8%増だった。利益は一部項目を除いたベースで1株当たり3.19ドルと、こちらも市場予想を上回った。

  米国では値上げが売上高の増加につながったと、マクドナルドは説明。またマーケティングキャンペーンや配送・オンライン販売の拡大、店舗運営の改善も寄与した。ただ売上高の伸び率は今年に入り最低

株価は+1.72%、260.15ドル。ショボい(泣

減量薬ブームが影響している様子;
クリスピー・クリーム株下落、減量薬ブーム受けて投資判断引き下げ - Bloomberg

 

 

■〆はジェレミー・シーゲル教授とエド・ヤーディーニ;

www.youtube.com

ーあなたが生きてきたなかで、(DOWは)1982年800ドルだったのが、今は30,000ドルを超えている。ほとんどの期間、カネを受け取って強気でいた(paid to be bullish)、と言っても良い。

・長期間、常にpaid to be bulishだった。私はマイク・ウィルソンの予想※を支持しない。10月が終わって良かったと言ったのは、過去25年間のデータを見ると、11月が年間で2番目に強いからだ。4月が一番。私は年末ラリーがくると思っている。

 ロジャー・ファーガソンには同意する。FEDは水曜日(11月FOMC)で何もしないだろう。利上げの可能性を残す。「12月FOMCまで6週間ある」とか言うだろう。11月FOMCで余分な情報(extra information)は得られないだろう。

 株は10%下げた。修正領域に入った。去年10月の底から15%上昇している。50年間遡ると、去年10月の底は割れないと固く信じる。今後1、2、5、10年の市場のリターンはとても良いものになる。弱気相場の底から15%上昇した時点で買ったときのリターンは平均を大きく上回ってきた。

ー複数年に渡る底から15%上回っただけで、弱気になるというはバカらしいというのですね。15%というのは小さすぎる、もっと利益を伸ばすべきだ、と。

・そうだ。もっと説得力があるのは、テクニカルやカレンダーではなく、株価(S&P500)は来年企業利益の16.5倍でしかないという事だ。歴史的にみて、2024年の企業利益は減少(fade)するのではなく、ホールドするだろう。その16.5倍というのはmagnificent 7を含んだものだ。それらを除くと14倍。中小企業は11、12倍。それらは歴史的にみて低い。1980年代は、10年債金利が12~14%だった。10年債金利はトップを付けたと思う。もしかしたら、5.5%くらいまでは行くかも知れないが、80年代のレベルにはならない。PERが一桁台になったのは、その時代だけだ。バリュエーションは説得力があると思う。私は来年の成長がより良いものになると思っている。金利が上がっているのは、2024年の成長を見込んだものだ。金利が上がれば株価にはプレッシャーになるが、企業利益は高く出ると思う。

ー企業の債券に期日が来て、高い金利で借り換えなければならないが、5%というのは正常化しただけで、企業が窒息したりしない、拡大の妨げにならない、という事でしょうか?

・そうだ。2000年に金利が4.5%でPERが30倍だった。今の2倍。その時はさすがにcrazyだと思った。そのとき初めて弱気になった。それとは違う世界だ。PERはその半分。実金利は大きく下回っている。

ーconsolidationがあり、盛り返す。それが来年にあると思っているのですね?

・そうだ。来年に起きるだろう。

※:米国株の年末ラリーは望み薄-モルガン・スタンレーのウィルソン氏 - Bloomberg

シーゲル教授が特定の人の予想を批判するのは珍しい。

 

言っていることは今まで通り(歴史的にみて、バリュエーションは高くない、長期金利5%は普通。来年の見通しは悪くない。株は上がる)。

今回新たに付け加えたのは「弱気相場の底から15%上昇しただけなので、後から見れば今が買い場だった、なるだろう。歴史的にみて、底からはもっと上昇する」と言っている部分。

「去年の10月が底であると固く信じている」と言っているが、その根拠は(ここでは)示してくれませんでした。

 

 

◆そして少しだけ弱気になったヤーディー二;

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ポイントを箇条書きにすると・・・;

  • S&P500年末目標を4,600としたが、中東情勢があり、4,400に引き下げた。
  • 株式市場は債券市場に影響を受けている。債券市場は国債売り出しが多いことを気にしている。FEDタカ派を継続する。
  • テック株が下げているのは機会である。
     木曜日に出るproductivity reportに注目すべき。生産性上昇のブームが始まったのかも知れない。それが起きるのは、企業がテクノロジーを使い、熟練労働者の欠如を解決するときだ。

「中東情勢があるので、半年くらい強気相場が後ろズレする」くらいの予想でしょうか。強気であるのは変わらないが、戦術的弱気、一時撤退という雰囲気。

 

 

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