塾長の資産運用

米国株大好きの塾長が資産運用と関連ニュースを語る。投資は自己責任でネ!

【ローゼンバーグ】4Qまでに消費者側からサインが送られ、2024年誰も予想していないような深いリセッションがくる。

塾長です。

8月に入ってからグズグズしていた米国株は昨日(米国8/7)ようやく反発;

 S&P500、4,518(+0.90%)

 Nasdaq、13,994(+0.61%)

【米国市況】株が反発、国債利回り上昇再開-ドル一時142円58銭 - Bloomberg

 

 

債券・為替・コモ:

 原油、82.40

 10年債、4.0780

 ドル円、142.4680

 Bitcoin、29,139

 

 

経済指標:

米国の中古車価格、7月も下落継続-2021年4月以来の低水準 - Bloomberg

7月の中古車価格指数は前月比1.6%低下し、2021年4月以来の低水準。前年同月比では11.6%下がった。

 

 

金融政策:

ボウマンFRB理事、追加利上げが必要になる可能性を改めて示唆 - Bloomberg

NY連銀総裁、景気抑制的スタンスを当面維持する必要とNYTに語る - Bloomberg

「景気抑制的なスタンスを当面は維持する必要があると想定している」と付け加えた。

  追加利上げの必要性については「議論の余地がある」と同氏は指摘。インフレ率が下がり続ける場合は、実質金利がさらに上がらないよう、2024年か25年に金利を引き下げる必要があるかもしれないとの見解を示した。

 

 

財政政策:

なし。

 

 

地政学

なし。

 

 

個別株:

■決算だったのはBerkshir、Palantirなど。

バフェット氏のバークシャー、4-6月の営業利益好調-株は売り越し - Bloomberg

5日の決算発表によれば、営業利益は100億4000万ドル(約1兆4200億円)と、前年同期の92億8000万ドルを上回った。傘下の自動車保険会社ガイコの経費削減に加え、保険会社アリゲニー買収の効果もあり、保険引き受け利益が74%増え12億5000万ドルとなった。

バフェット氏のバークシャーが上場来高値-営業利益が予想上回る - Bloomberg

TECH Palantir reports 13% revenue growth, issues guidance that tops estimates

・Palantir’s third-quarter forecast exceeded estimates, implying an acceleration in revenue growth.

・The data-analytics company bumped up full-year guidance for adjusted income from operations.

・During the quarter, Palantir announced a contract from the U.S. Special Operations Command.

 

 

■〆は弱気派デイヴィッド・ローゼンバーグ;

www.youtube.com

ーあなたは株式市場を「馬鹿なシーズン(silly season)」と呼んでいるようですね。

・バリュエーションに対してのコメントに戻る。この市場はモーメンタムが働いている、テクニカル的な動きをしているのを理解している。ソフトランディング、ノーランディングの議論がある。ソフトランディング、ノーランディングすると思っているとしても、事実に目を向けるべき。S&P500のforward earningsを元にしたマルチプルがforward earningsを元にした20倍。それはearnings yield(PERの逆数)にすると5%だ。一方、リスクなしの国債金利は5.5%。あなたがマクロに何が起きると考えているかに関わらず、株は高い。

 私が”silly season”と呼んでいるのは、数年前マルチプルが20倍だったとき、金利はゼロだったから。株のリスク・プレミアがこれほど高いのは、過去10%の間にしか起きていない。Dot.comバブル時ほどではないが、歴史的に10%に入る高さであり、それは警告だと考える。

ー人々は急激にソフトランディング、ノーランディングに寝返った。ストラテジストは年末株価予想を引き上げた。あなたが”silly season”が始まったと言っているときに、突然強気になった。

・それは、この職業を40年間やっている利点だろう。何がおきているかというと・・・、理由が何であれ株価が上昇し始める、アナリスト・エコノミスト・ストラテジストはprice actionに見合った物語を探す。ときに株式市場の動きは説明がつかない。例えば、2007年、誰もリセッションを予想していなかった。イールドカーブ逆転して(もリセッションが起きないので)、「リセッションはどこだ?」と言っていた。07年夏、株は上昇(ripping rally)。誰もが頭を掻いた。今我々はその次に何が起きたかを知っている。ときに人々は株の値動きに物語を合わせるのだ。他に何ができよう?我々の誰も、市場が獣であることを知っている。常にバリュエーションやファンダメンタルズに反応するわけではない。ときに自身の先を行く。それはanimal spiritと呼ばれる。animal spiritという用語があるのは、市場にモーメンタムを元にした株高が起きるからだ。過去数か月がそうだった。

 私がこのグループ(CNBC常連コメンテータ)に聞きたいことがある。弱気相場に向けてFED金利引き下げをするとき、「FEDと戦うな」と言い、バリュエーション的に割安になる。その逆に、FED金利を引き締めるとき、その終了のシグナルを発していないとき、誰も「FEDと戦うな」と言わないし、誰もバリュエーションの話をしない。

ーいつどのようにリセションが始まるか?

・消費者レベルから始まるだろう。学資ローン返済開始が最初のサインになる。来月だ。弱気派の中にあるフラストレーションは理解できる。「リセッションはどこだ?」と。しかし、金利引上げ効果にはラグがある。一方、財政刺激策がある。それは今年末までに切れる。金利引上げ効果はどこにも行かない。ウィリアムズは「来年金利が下がる」と言ったが、問題は「どれくらい?」だ。経済はまだリセットされていない。歴史的にみて、FEDが1.5年未満の間に5%以上金利をひきあげるというのは、重大な金利ショックと言えるが、まだその完全な影響(impact)を目にしていない。FFレートを5%引き上げるというのは、常時起こるものではない。リセッションがくるまで6か月とすると、その6か月の間、煉獄(purgatory)にいるようなものだ。「リセッションはどこに行った?」と問いかけるくらい。

 金利は関係ないとしよう。この経済は現代において最もcredit sensitiveではあるが。もしくは、ビジネスサイクルが破棄されたと。財政刺激が金利高をオフセットすると。私は第4四半期までに、消費者側からリセッションのサインがくると考える。企業側からではない。究極的に、2024年、人々が考えている以上に厳しいリセッションになると思う。

常々言っているように、経済は複雑系なので天気のようなもの。予想なんてできません(誰でも予想はできるが、当たらない)。

なので、彼のように自説にしがみつくのは如何なものか?と思うが、それが仕事なのだから仕方がない。

リセッションが来ても、ガチホで乗り切る所存(余裕資金は別にある)。

 

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