塾長です。
昨日(米国2/27)はNasdaqとBitcoinが上昇。円は安定の150円台。
S&P500、5,078(+0.17%)
Nasdaq、16,035(+0.37%)
【米国市況】中長期債が下落、S&P500は小幅高-ドル150円台半ば - Bloomberg
原油、78.45
10年債、4.3150
ドル円、150.4880
Bitcoin、57,039
1月 耐久財受注[前月比]、-6.1%(予想-4.9%)
1月 耐久財受注コア[前月比]、-0.3%(0.3%)
12月 ケースシラー住宅価格(20都市)[前年比]、6.13%(5.9%)
2月 リッチモンド連銀製造業指数、-5.0(-9.0)
2月 コンファレンスボード消費者信頼感指数、106.7(115.0)
■ボウマンがフロリダでバカンス・・・ではなく、講演;
ボウマンFRB理事、「まだその地点ではない」-利下げ開始は時期尚早 - Bloomberg
ボウマン氏は27日、フロリダ銀行協会で講演。
■イエレンが中央銀行に金融緩和を(暗に)要請;
イエレン米財務長官、金融引き締めは世界見通しへのリスク要因 - Bloomberg
イエレン氏は20カ国・地域(G20)の財務相・中央銀行総裁会議に先立ちブラジルのサンパウロで27日に記者会見し、「多くの国で金融引き締め政策が実施されてきた。それが下向きリスクを生んでいる」と発言。「インフレは多くの諸国で下がってきている」としながらも、利下げが適切かもしれないと示唆するには至らなかった。
なし。
■決算シーズンが最終コーナーに入り、小売業の決算が多い。
Macy's、Big 5 Sporting Goodsなど。どちらも悪い;
メーシーズ、150店舗を閉鎖へ-高級ブランドの成長に注力 - Bloomberg
Big 5 Sporting Goods Corp (BGFV) Faces Headwinds: A Dive into Q4 and Full Year 2023 Financials
■なるほど、BlackRockも(インデックス投資ではなく)アクティブ推しだったのですね;
ブラックロックが提唱する「新レジーム」、アクティブ運用の役割強調 - Bloomberg
10年にわたるインデックス投資ブームの波に乗ってきた資産運用最大手の米ブラックロックだが、投資家はもっとアクティブ運用戦略への依存度を高めるべきだと呼び掛けている。
どうりで首相が「資産運用立国」と言ってみたり、GPIFがアクティブ運用し始めたわけだ;
資産運用立国へ特区創設、海外勢の参入呼びかけ-NYで岸田首相 - Bloomberg
GPIF植田CIO、有能マネジャー発掘に注力-アクティブに手応え - Bloomberg
GPIFは積極的に株式アクティブファンドの採用を進めており、これまでの成績については「手応えを感じている」と話した。
市場が右肩上がりの時に勝てるのは当たり前。下げ相場で勝てるのか?というお話。
日本でも確定拠出年金(パッシブ運用)をもっと早くから始めて、拠出可能額を大きくしておけば、老後2,000万円問題なんて起きなかったのに;
米確定拠出年金401(k)でミリオネアの数、過去最多に迫る - Bloomberg
■最後に紹介するのは、インカム投資に関する記事、本を書いているスティーブン・ダヴァリアのインタビュー。上の話とも関連する;
彼によると・・・、
- 株にほったらかし投資しておけば平均+9%/年になるが、普通の人にはボラタリティーを乗り切って、投資を続けるのが難しい。
- インカム投資であれば、定期的な収入があるので、ボラタリティーを忘れられる。
- 株(+9%)と債券(+3,4%)のポートフォリオを作り、+6%のリターンにすることもできる。
- (米国における)インカム投資商品には、値上がりを捨てて、+8~10%/年を定期的に得ることができるものがある。ハイイールド債、シニアローンで組成されたclosed-end funds、カバードコール・ファンド、BDC、REITなど。
- 資産形成期にはそれらのインカム投資から得られるリターンを再投資すれば、どんどんインカムが増えていく。引退後はリターンを使えば良い。
- お勧めするのは(インカム投資の)分散投資。自分が買っているのはプロフェッショナルが提供しているclosed-end seniro loan funds。私自身は個別債券を選ぶのが下手なので、プロに任せる。
- これらはSexyではないので、CNBCでは取り上げられない。彼らが語るのは国債や投資適格社債。それらを満期まで保有するのではなく、利率の変化で儲けようとする。私が投資しているのは中小企業のcredit。多くの人が「ジャンク債なんか怖くて手を出せない」と言うが、広く株に分散投資していれば同じ会社が発行している株が入っている。同じ会社が発行する株と債券であれば、債券の方がリスクは低いのだから、ジャンク債を(必要以上に)恐れる必要は無い。
だ、そうです。
しかし、お勧めされているような(米国の)closed-end seniro loan funds(返済順位の高いローンをまとめた期限の決まっているファンド。Blackstone GSO Strategic Credit、Invesco Senior Incomeなど)や、BDC(business development company。ARCC、PSECなど)を日本から買う事はできませんよね?
open endなら買えるのですが。
一例としてSPRDブラックストーン・シニアローンETF@SBI証券;
利回り8.42%、Expence Ratio 0.70%、価格が徐々に下がっているので、リアルな利回りは5%くらい?
”資産運用立国”で今まで日本で買えなかった優秀な金融商品が買えるようになるなら歓迎ですが、ハゲタカが来るだけならヤメテ欲しい。
彼の書いた本がこちら;
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