塾長の資産運用

米国株大好きの塾長が資産運用と関連ニュースを語る。投資は自己責任でネ!

【Delivering Alpha】CNBCイベントの出演者が豪華でした【ケン・グリフィン、ドラッケンミラー、チェイノス、ブロック、ブラヴォ・・・】

塾長です。

昨日(米国9/28)の米株市場は・・・なぜ大幅反発?イングランド銀行が暴落する国債を買え支えたかららしいのだが、この政策は続かないよネ?

 S&P500、3,719(+1.97%)

 Nasdaq、11,051(+2.05%)

【米国市況】S&P500は7日ぶり反発、利回り急低下-144円台前半 - Bloomberg

 

 

債券・為替・コモ:

 原油、81.75

 10年債、3.7050

 ドル円、144.4440

 Bitcoin、19,504 

 

 

経済指標:

 8月 中古住宅販売成約指数[前月比]、-2.0%(予想-1.6%)

 同[前年比]、-24.5%(25.5%)

 

 

金融政策:

ボスティックさんの発言;
アトランタ連銀総裁、年末までに4.25-4.5%への利上げを支持 - Bloomberg

「インフレは依然高過ぎる状況にあり、当局の2%目標に向けて十分なペースで低下していない」

いやいや、そんなに急に物価は変化しませんヨ。

 

 

英国が日本を追っている。イールドカーブコントロールであり、金融緩和;
英中銀、長期の英国債を購入-市場沈静化に必要なだけ行う - Bloomberg

違いは、英国はインフレ的であり、日本はデフレ的。コロナ前から英国では着実で緩やかなインフレが起きていた(それが平常運転)。なので、この政策はいつまでも続けられないはず。

先日新首相が表明した大幅減税等の刺激策を引っ込めるのだろうか?それは政治的自殺行為。

 

もっと良く分からないのが、こちら。イングランド銀行が長期国債を買い支えたのは、(一部の)年金基金がマージンコールをくらう(くらった?)かららしい;
英中銀の行動、担保請求による国債急落への警戒が理由-関係者 - Bloomberg

年金基金英国債ショート※していたということ?多分、ショート※を含んだデリバティブ商品を大量に持っていたという事だと思うのだが、まったく理解が追い付きません。

【※訂正】値下がりしてマージンコールが来るのだから、ショートではなく、レバをかけたロングですね。失礼しました。

 

 

財政政策:

米国からウクライナに武器支援。額がエゲツナイことになっている;
Russia-Ukraine war: US to send more HIMARS rockets in $1.7b Ukraine weapons aid

 

イエレン財務長官が退任するという噂が流れているが、否定もされている;
イエレン米財務長官、中間選挙後も職にとどまると政府に伝達-関係者 - Bloomberg

 

 

地政学

なし。

 

 

個別株:

昨日はこのニュースを受けて、米国株全面安だと思っていましたが、イングランド銀行に救われました;
アップル株下落、新型iPhone増産を断念の報道で-部品各社も軟調 - Bloomberg

Appleに強気のダン・アイヴスはこんな風に言っている;

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 iPhone Pro(の販売割合)は85~90%だ。1年前は65%だった。これは「コップに水が半分しか入っていない」か「半分も入っている」の問題だ。報道はベースモデル(無印iPhone)についてだ。Wall StreetはProに注目している。去年比でProがベースモデルよりも8~10%多く売れるのであれば、これはApple株の買い場であると言える。私はまだAppleが予想以上の決算を出すと考えている。

(以下省略)

そうですか、解釈の問題であれば仕方がないです・・・。

 

 

昨日は、CNBCがNYで金融イベント、Delivering Alpha 2022をやっていたようです。CNBCの番組もそこから中継。色んな有名人が集まっているようです。

 

(有名空売り投資家)ジム・チェイノスとカーソン・ブロックがパネルに登壇。中国は投資可能か?という話題。二人とも中国懐疑派なので、答えは決まっているようなものですが・・・;

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意訳・要約すると・・・、

<ジム・チェイノス>

・中国の不動産バブルが弾けている最中。世界的に、中国不動産は債券市場に次き重要。エバーグランデ破綻は始まりに過ぎない。80年代の日本で起きた事が起きる。

中国企業は中国政府とつながりがある。切っても切れない。西側のキャピタルは正しく扱われない。これはここ数年の話ではない。

<カーソン・ブロック>

・中国への投資はサイコロを投げるようなもの。かつて中国政府主導の経済政策を称賛していたエコノミストは、今は反対のことを言っている。18か月前から習近平は西側のカネを必要としなくなったようだ。それでもFortune 500 CEO達はまだ中国への投資を続けるようだが、それをsmart moneyだと思わない方が良い。もし中国が台湾を侵略したら、投資は無駄になる。中国が台湾を侵略しない理由はあるだろうか?

・台湾に投資できないとは言わないが、値段しだい。中国による侵略リスクを織り込んでいるかどうか、自身で判断すべき。

 

 

既に引退した著名ヘッジファンドマネージャ、ドラッケンミラー;

ドラッケンミラー氏、来年にリセッションが起きなければ「驚き」 - Bloomberg

株式相場は約10年にわたって相対的に今と同様の水準で推移すると、ドラッケンミラー氏は予測。ただし、こうした環境でも稼ぐことは可能だとし、中央銀行に対する不信が強まれば、仮想通貨は恩恵を受ける可能性があるとの見方を示した。

いつも彼は何と言うか・・・人の注目を集めるためにしゃべっている感じがする。

 

 

Citadel ケン・グリフィンの方がまだバランスが取れている;

www.youtube.com

特にこの部分;

ーハードランディングよりも悪いリセッションが来るだろうか?

・その可能性はある。それが経済の問題だ。答えは無いのだ。あるのは起きる可能性がある出来事の分散だ。非常に悪いリセッションが起きる、デプレッションが起きる可能性はある。私はその説を、超弱気論を述べる事が出来る。しかし、それは何の役にも立たない。

 重要なのは、そのような厳しいリセッションに耐えられるポートフォリオを作ることである。あなたの人生という長いスパンにおいて、どのようなリスクが取れるのか。リセッションが来たら株を底値で売らなければいけなくなるポートフォリオを組んではダメ。この概念は投資家は必ず理解し、集中しなければいけないものである、次のリセッションがいつ来るかを当てようとするのではなく。

ビデオはここで切れていますが、多分、このあと「60/40は悪くない」という話(↓)をしたのでしょう;
シタデルのグリフィン氏、経済に「強力な追い風」-米株には回復力 - Bloomberg

株式60%、債券40%という「60/40」ポートフォリオについては、「最近のどの時点よりも今の方が良好」だとの見方を示した。

でも「Delivering Alpha(市場平均よりも高いリターンを得る)」という名前のイベントにはそぐわない内容でしたネ。それは企業秘密なんでしょう。

 

 

企業向けソフトウェア企業に投資する(主に企業を買って、独立運営して利益を得る)Thoma Bravo共同創業者オーランド・ブラヴォ;

www.youtube.com

こちらも簡単に・・・

・現在リセッションは見えていない。しかし、その兆しはある。Bookingに伸び悩み。但し、B2Bソフトウェアは耐性がある。リカーリング(毎年更新)型のライセンスで、ユーザ企業の利益に依存しないから。

・我々は現時点で利益を出していないが市場で確固たる地位のある素晴らしい製品を持つ会社を買う。40~50%の粗利を出している会社。そのような会社がオペレーションを最適化すれば、素晴らしいリターンを生む。今は企業買収の好機である。

・私の仮想通貨、ビットコインに対する長期的見方は変わっていない。(カネ?資産?価値?を)ピア・ツー・ピアで受け渡せ、国から独立して価値を保管できる。しかも、より効率的に。

彼の話を聞いていつも思うのだけど、Thoma Bravoが投資する(買収する)会社ではなく、Thoma Bravoの株を買いたいヨ。

残念ながら非公開なので買えませんが。

もっと金持ちになって、Thoma Bravoに資金を運用してもらえば良いって?

失礼しました、出直してきます。

 

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