塾長です。
昨日(米国3/12)の米株は2月CPIを通過して急上昇。暴走機関車。
S&P500、5,175(+1.12%)
Nasdaq、16,265(+1.54%)
【米国市況】株は最高値、CPI堅調も利下げ観測変わらず-147円後半 - Bloomberg
テクノロジー株が上げを主導した。オラクルは12%の急伸。前日の引け後に発表した決算で、クラウドコンピューティング事業での受注増加が示された。エヌビディアは7%高。一方、ボーイングは3日続落し、年初来の下落率が30%近くに拡大した。
原油、77.96
10年債、4.1550
ドル円、147.6230
Bitcoin、71,511
2月 CPI[前月比]、0.4%(予想0.5%)
同[前年同月比]、3.2%(3.1%)
2月 CPIコア、0.4%(0.3%)
同[前年同月比]、3.8%(3.7%)
米コアCPI、2カ月連続で伸びが予想以上-利下げ慎重論を補強 - Bloomberg
ブルームバーグの算出によれば、住宅とエネルギーを除いたサービス価格は前月比0.5%上昇と、伸びは前月(0.8%)から鈍化。政策当局者らは米国のインフレ軌道を見極める上で、このメトリックに目を向けることの重要性を強調しているが、実際には別の指標である個人消費支出(PCE)価格指数に基づいてそれを算出している。
なし。
■記事を読んでも何のことか分からない;
米国防総省、インテルへの半導体補助金25億ドル支出計画を撤回 - Bloomberg
なし。
■注目決算なし。
■Boeingが安い。昨日終値-4.29%、184.24ドル;
ボーイングの信頼巡る危機、航空会社の成長計画も狂わす-採用凍結も - Bloomberg
かつてBoeingで品質管理者を務めていて、「品質問題を指摘したら会社から報復受けた」と訴えていたジョン・バーネットが死亡。検視官の見解は”銃自殺っぽい”。アメリカ、コワイ;
株価5年チャート;
■強気派トム・リーのインタビューを軽く紹介;
- 先週金曜日から株式市場はホットなCPIを織り込んでいた。1,2月のCPIが高く出たのは季節性。
- 株式市場は不安定(treacherous)になりそうにない。現金がサイドラインにあり、まだ上昇余地がある。
- バブルとrepricingを区別するのは難しい。nVidiaは売上を伸ばしている。バブルと感じるかも知れないが、市場は[AIの]メガトレンドを認識しているのだ。
- FEDが利上げを決めれば、S&Pは上昇しないだろう。FEDが利下げをしなければ、それも良い結果とはならない。市場は辛抱している。CPIは2Hに大きく下がる。
ということで、以前の主張である「上昇が急だったので、調整が入る」を撤回。「CPIが(順調に2%に向けて)下がる」との主張は維持。
RIA Advisors ファンドマネージャーのランス・ロバーツは10日ほど前「株は急に値上がりしすぎ。調整が入る。なので持ち株を減らしている(trimming)」と言っていたが、3日前のインタビューで翻意を表明。「このままでは市場に置いて行かれるので、資金を再投入している」と言っていた(↓);
先日、クリス・ハーヴェイが市場はモーメンタムに支配されていると言っていましたが(↓)、どうやらそれがコンセンサスになっている模様;
ファンダメンタルズ、マクロ、テクニカル的に今の株高は説明できないが、市場は上昇。何かが止めるまで上昇し続ける。止められるのは、戦争?、利上げ?、選挙?
コンセンサスに逆らっているのはマイク・ウィルソン。今回も弱気発言;
S&P500予想引き上げる正当な根拠ない-モルガンSのウィルソン氏 - Bloomberg
ウィルソン氏は12日、ブルームバーグのラジオ番組のインタビューで、年末のS&P500種株価指数の予想を4500で据え置いた。
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同氏の見通しは、S&P500種の前日終値である約5118を12%程度下回る水準だ。
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同氏は「バリュエーションが上昇するにつれ、多くの企業が目標株価を引き上げている」と指摘、「われわれはそれに対して前向きではない」と述べた。
彼の見解には一理も二理もあると思いますが、市場が暴走し始めたら”理”は関係ありませんからネ。
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