塾長です。
昨日(米国3/13)の米株は穏やかに下落。特にニュースもなく、FOMC待ち。
S&P500、5,165(-0.19%)
Nasdaq、16,177(-0.54%)
【米国市況】株は最高値から反落、ハイテクに売り-ドル147円後半 - Bloomberg
原油、79.69
10年債、4.1920
ドル円、147.6080
Bitcoin、73,027
なし。
なし。
イエレン米財務長官、インフレさらに鈍化へ-住宅コストの上昇減速で - Bloomberg
なし。
■Dollar Tree、Lennarなどが決算;
Dollar Tree (DLTR) Q4 Earnings Miss, Family Dollar Comps Soft
Consolidated net sales declined 11.9% year over year to $8,639.9 million and missed the Zacks Consensus Estimate of $8,673 million. Enterprise same-store sales (comps) improved 3% year over year. The company’s comps benefited from a 4.6% rise in traffic, partly negated by a 1.5% decline in average ticket.
-14.21%、128.42ドル。
Lennar Corp (LEN) Reports Robust First Quarter 2024 Earnings with Significant Gains in Net ...
・Net Earnings: Increased by 21% to $719 million.
・Earnings Per Share: Rose 25% to $2.57 per diluted share.
・New Orders: Jumped 28% to 18,176 homes.
・Deliveries: Grew by 23% to 16,798 homes.
・Total Revenues: Increased by 13% to $7.3 billion.
・Gross Margin on Home Sales: Improved to 21.8%.
・Balance Sheet Strength: Homebuilding cash and cash equivalents of $5.0 billion, with no outstanding borrowings.
住宅は全然不調にならない。
時間外-0.91%、164.00ドル。
■TikTok禁止法案が下院で可決。次は上院。バイデンは法案に賛成。トランプは反対;
米下院、TikTok法案を可決-分離売却か禁止受け入れ迫る - Bloomberg
バイデン米大統領はこの法案について、議会が可決したら署名するとの考えをこれまでに示している。
TikTok禁止巡りトランプ氏が翻意-法案採決控え共和党議員にジレンマ - Bloomberg
トランプ氏は大統領時代にTikTokを非合法化する大統領令に署名していたが、CNBCに対し、真の脅威はTikTokではなくメタ・プラットフォームズのフェイスブックだと主張し、TikTokを禁止すべきかどうか分からないと語った。
同氏は「TikTokを利用している子どもはたくさんいるが、彼らはTikTokがないとおかしくなってしまうだろう」と述べ、「私が気に入らないのは、TikTokがなければフェイスブックをより大きくし得ることだ。フェイスブックは多くのメディアと共に国民の敵だと私は思っている」との考えを示した。
上記発言の動画も貼っておきます;
トランプ的には、Facebookは民主党の味方なので、敵(Meta)の敵(TikTok)は味方ということで、TikTok側についている。が、トランプは(Twitter/Xを持っている)イーロン・マスクを味方につけたいようなので、今後はその辺りに注目。
■〆は強気派エド・ヤーディーニ;
ー市場に変化が見られる。nVidiaが若干冷めたり、他の部分が値上がりしたり。どう思いますか・
・これは健全な動きだ。Magnificent7に注目してきたが、最近は一部がそれほどmagnificentでなくなった。一部のカネがMagnificent7から抜けて、その他の株に平等に回っている。健全だ。S&P500 equal weightは新高値を付けた。良い事だ。値上がり株の広がりが起きるだろう。
Investors IntelligenceのBull/Bear Ratioはチャートをはみ出している。4.2なので、完全にチャートの範囲外だとは言わないが、かつてはもっと高かった時もあったが、この強気相場が始まった時は0.56だった。強気派を転換させるほど十分な弱気派がいないということだ。モーメンタムトレードに弱さが出て、他のセクター、産業に値上がりが広がるかも知れないが。
ーあなたの回答は興味深い。というのも、私は「これが強気相場だと証明しなけれならないと未だに感じていますか?」と聞くつもりでした。
・強気相場かどうかのポイントは通過した。強気相場はリセッションに突き当たるまで続く。そのためにはFEDの利上げが必要だ。過去2年、最もリセッション期待が高まったが、現れなかった。今年も来年もないだろう。FEDは既に金利を上げている。インフレは下がるだろう、低いままだろう。住居費を除けばCPIは既に2%だ。子供を連れてドライブしたとき「まだ着かないの?」と聞かれるだろう。住居費を除けば既に到着している。住居費は下がっている。これは強気相場だ。年末予想は5,400。去年それを予想したときは強気だと言われたが、今や保守的になっている。人々は「なぜ目標株価を上げないのか?」と聞いてくる。企業利益とバリュエーションには限界があるからね。来年(2025年)は6,000、再来年は6,500だ。
ーイールドカーブ反転は考えないのですか?
・かつて短い論文を書いた。イールドカーブ反転が意味するのは、プロセスの予言である。そのプロセスとは、FEDが利上げをし続け、システムの中の何かが壊れ、信用収縮が起きる。イールドカーブはまたしても完全に正しかった。去年金融危機が起きた。FEDが介入し、モグラたたき(whack-a-mole)をやった。liquidity facilityを作り、信用収縮が起きなかった。なのでリセッションも起きなかった。信用収縮が起きない限り、強気相場は続く。
ーイールドカーブ反転自体がリセッションを引き起こすのではない、ということですね。しかしイールドカーブ反転は長期間続いている。未だそれに注目している人は多い。
・私はイールドカーブの物語や、先行指標の物語と戦ってきた。先行指標はモノの経済の先行きを示している。イールドカーブは、先ほど言ってように、正しい。今回FEDは違うことをしたのだ。流動性を供給し、金融危機が信用収縮になるのを防いだ。私自身も間違っていた。FEDは経験をつみ、流動性危機のモグラ叩きがうまくなった。
ヤーディー二からかどうかに関わらず、イールドカーブ反転がリセッション(景気後退)にならない理由(説明付け)を初めて聞きました。
彼によると・・・、
・イールドカーブ反転=FED利上げ→金融危機(金融システム上の何かが壊れる、取り付け騒ぎや銀行の連鎖倒産など)→銀行(等の貸し手)の貸出が極端に減る(流動性危機、信用収縮)→リセッション、という一連のプロセス。
・今回のサイクルでは、2023年3月にSVBなどいくつかの銀行が破綻し、信用収縮になるところだったが、FEDが流動性を供給したので回避できた、信用収縮がなければリセッションは起きない。
・今後も(商用不動産の値下がりなどで)金融危機があるかも知れないが、今のFEDはモグラたたきがうまい(=信用収縮が起きる兆候を察知し、流動性を供給する)ので大丈夫だ。
、そうです。
勉強になります。
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