塾長の資産運用

米国株大好きの塾長が資産運用と関連ニュースを語る。投資は自己責任でネ!

SVB破綻の犯人探しが熱い。【スリクマー】FEDが金融引き締め過ぎたので、経済は3Qにハードランディング

塾長です。

昨日(米国3/29)の米株はなぜか爆アゲ。

 S&P500、4,027(+1.12%)

 Nasdaq、11,926(+1.79%)

【米国市況】株反発、リスク志向でナスダック100強気相場入り-円下落 - Bloomberg

S&P500種株価指数は4000台を回復。テクノロジー株と金融株が上げを主導した。ハイテク銘柄中心のナスダック100指数は昨年12月の安値から20%戻し、強気相場入りした。

 

 

債券・為替・コモ:

 原油72.85

 10年債、3.5660

 ドル円、132.5000

 Bitcoin、28,409

 

 

経済指標:

 2月 中古住宅販売成約指数[前月比]、0.8%(予想-3.1%)

 同[前年同月比]、-21.1% 

米中古住宅販売成約指数、2月は予想外に上昇-市場安定化の兆候 - Bloomberg

全米不動産業者協会(NAR)のチーフエコノミスト、ローレンス・ユン氏は「1年近くを経て、住宅セクターの縮小は終わりに近づいている」と発表資料でコメントした。

ソフトランディング?

 

 

金融政策:

■ 銀行破綻の犯人捜し続報。
デーリーSF連銀総裁は真っ先に切られるとして、バー副議長にまで影響が及ぶかどうか(多分、及ばない);

SVBの問題見落とし、戦犯はSF連銀の幸福追求とFRBの官僚主義 - Bloomberg

 複数の関係者によると、銀行監督で経験豊富な人材の登用よりもスタッフ間の関係改善を優先するデーリー総裁の下、サンフランシスコ連銀ではここ数年に監督担当官の交代が繰り返された。関係者4人の情報によれば、ワシントンのスタッフはデーリー総裁による連銀運営に関する懸念を複数の当局者に伝えていた。

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 総裁就任から約1年が経過したある日、総裁は監督部門の幹部を会議に招集。行員の満足度を問う内部調査の結果が出た直後で、監督部門は満足度が行内で最低だった。デーリー総裁は幹部らを叱責(しっせき)し、このまま働き続けたいかどうかを週末かけて考えるよう言い渡した。 

結局、彼女も左翼系の変な人だったってことかな?

彼女に限らず、FED高官はカンファレンスを飛び歩いていて、「それで本来の仕事ができているの?」という感じ。まぁ、出来ていなかったわけですが。

 

 

預金保護は大手銀行の負担で?

FDIC、大手行の負担引き上げ検討-銀行破綻コスト230億ドル - Bloomberg

 

 

財政政策:

なし。

 

 

地政学

なし。

 

 

個別株:

■ 注目の決算なし。

昨日決算を出していたMicronが爆上げ。在庫の評価損計上が効いたのかも?今期それら(評価損した在庫)を売れば、儲けが大きくなるから。株価は+7.19%の63.54ドル。この上げ幅には驚いた。

半導体つながりで、昨日はIntelの投資家向け説明会があった。Bernstein半導体アナリストステーシー・ラスゴンがコメント。最初の部分だけ紹介;

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Intel投資家説明会で”市場のリーダーシップを確立する明確な道筋を得た。AIで成長する資本がある”と言った。これを信じますか?

・見てみないと分からない(remains to be seen)。なぜ信用できるのだろうか。彼らは何年も期待を裏切ってきた。株にとっては、悪くなっていないのが、好感されているようだ※。説明会では、期待以上の発表は無かった。悪くなっていないというのが、株にとっては重要だったのだろう。

ーでは、良くなるというのは、どういうことか?

・パフォーマンスの良い製品を時間通りに出すべきだ。何年にも渡る問題だ。期限通りに出せないだけでなく、(AMDに対して)競争力が十分でない製品を出してきた。(ロードマップ通りに出せたとしても)歩みはゆっくりだ。何年もの時間がかかる。

 :

(このあとSMHについて語っているので、興味がある方はどうぞ)

※;昨日Intel株価は上昇し、+7.61%の31.52ドルで着地。

この上げ幅にもビックリ。皆さん、リセッションが過ぎ去ったがごとく成長株を買っている。

 

 

Starbucks 元CEO ハワード・シュルツが議会で「お前、不法に組合結成を邪魔(union-busting)しただろ」等と責め立てられていた;

www.youtube.com

いつものように「Union-bustingしただろ」「いえ、してません」みたいな空虚なやり取りの連続(裁判ではないからネ)。

単なる政治ショー。

議員が”悪徳CEO”を口撃、それをテレビで放送、民衆の歓心を買う。

 

 

■ 最後はコマル・スリ‐クマー。
いつも当たり前の事しか言ってくれませんが、時々”当たり前”を確認しておくのも悪くない(ネタ切れの言い訳);

www.youtube.com

ー前回あなたが番組に出たときから様々な事が起きました。いくつも銀行が破綻したり。これでFED金利動向の予想は変わりましたか?

・様々な事が短期間のうちに起こったが、大きな見立ては変わらない。以前から言っていたように、FEDは2021年緩和しすぎ、2022年引締め過ぎ、2023年Pivotする。10年債(利回り)は3%へ向かい、3%以下になるだろう。今4%を超えるくらいの2年債も下がっていく。

 本日目にしている(株の)前向きな動きは、金利の低下によるもの。しかし、その金利低下の理由は、リセッションの可能性が高まったからだ。銀行危機はどんな意味でも解決したとは言えない。問題は、いつリセッションが起きるか?であり、起きるかどうか?ではない。

ーいつリセッションは起きますか?そのリセッションはマイルドなのか、ハードなのか?そして、FEDの利下げはいつになるのか?

・リセッションは今年3Q、すなわち、7月から9月の間に起きるだろう。FEDはすぐには利下げしない。今週後半に出るFEDが好んで使うインフレ指標(注;PCE)は高いままだろう。それがパウエル議長へのプレッシャーとなる。次回FOMCでは0.25%利上げし、利上げ停止について語るだろう。私は、今年後半2回の利下げがあると予想している。しかし、それが経済を助けることはないだろう。さらなるcredit eventsが起きるかも知れない

ー0.25%利上げと言ったが、FFレートと2年債金利の間には大きな隔たりがある。それは明らかだ。

FEDがソフトランディングさせられると思っている人以外には、明らかだ。そのこと自体によって、私はハードランディングになるという思いを強めている。22年にリセッションが起きていれば、ソフトだったかも知れないが、そうならなかった。今の金利はもっと高く、銀行破綻があり、信用縮小が起きるだろう。そのような状況では、リセッションは厳しいもの(severe)になる。私はno landingシナリオを支持した事は無い。以前より、ハードランディングの可能性が高まったと思っている。

 

 

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