塾長です。
昨日(米国3/20)はFOMC 2日目。パウエルハト派でビックリ。株高。
S&P500、5,224(+0.89%)
Nasdaq、16,369(+1.25%)
原油、81.84
10年債、4.2730
ドル円、150.7750
Bitcoin、67,883
なし。
■FOMC関連;
FOMC、今年予想する利下げ回数3回で維持-2025年予想は減少 - Bloomberg
FOMC声明:雇用の伸びは強さ維持、インフレ依然として高水準 - Bloomberg
【FOMC】パウエル議長はハト派に明確に傾いた-市場関係者の見方 - Bloomberg
■日銀はマイナス金利解除。ETF買入とYCCをやめた・・・;
日銀が17年ぶり利上げ決定、世界最後のマイナス金利に幕-YCC廃止 - Bloomberg
YCC廃止後の長期国債買い入れは、おおむね従来と同程度の金額で継続する。長期金利が急上昇する場合は、毎月の買い入れ予定額にかかわらず、機動的に買い入れ額の増額や指し値オペ、共通担保資金供給オペなどを実施。
と言っているが、YCCは維持している。
なし。
なし。
■注目決算なし。
■〆はパウエル会見。なぜこれほどハトなのか不明;
会見のまとめはBloombergの記事を読んで頂くとして、質疑の冒頭、CNBCスティーブ・リーシュマンが「強いデータが出ているのに、なぜハトなのか?」を超遠回しに質問している部分を抜き出して翻訳(↓);
ー経済見通し(summary of economic projections)は(前回2023年12月より)高いコア・インフレを示している。経済成長も強くなっている。しかし予想金利は変わっていない。それは、より高いインフレを許容するということか?経済減速をしたくないのか?
・そうではない。それが意味しているのは・・・、えーっと、冒頭述べたように、我々は経済成長予測を引き上げた。他の予想者もそうしているように。経済は好調である。それとインフレ率が高く出たのは、異なる事象である。※1人々はそれについて搔き立てているが。我々はインフレ率を下げることに引き続き成果を出している。そういうことだ。
ー今の金利を維持すると言っているのですね。そうであれば、FEDとしてインフレ率が目標より高い状態にある事に対して、どれくらいの許容度があるのですか?
・我々は時間をかけて(over time)インフレ率2%を達成するのにコミットしている。それが我々のゴールであり、我々はそのゴールを達成する。市場は我々がそれを達成するのを信じている。信じるべきだ。それがいつかの時点で起きる事だからだ。しかし、我々は”時間をかけて(over time)”を強調する。我々は予想はそれを示している。我々はその結果にコミットし、インフレ率を下げる。
※1:the economy is performing well and the inflation data came in a little bit as a separate matter.
超訳すると・・・、
・我々は他のエコノミストがやったように経済予想を引き上げた。経済は好調だ。あなた達メディアは1、2月の高いCPIについて騒ぎ過ぎ。経済と高インフレ率は無関係。
・我々は時間をかけてインフレ率を目標の2%にすると言っている。時間をかけて、だ。今すぐにインフレ率が下がらないからと言って騒ぐんじゃない。
だ、そうです。
経済とインフレが関係ないなら、「金利引上げ→経済活動減速→インフレ率低下」というプロセスは成り立たないと言っている事になるが、大丈夫でしょうか?
この後の質疑で、「1月の高いCPIは季節性のもの」だとか、「インフレ率は凸凹しながら(bumpy)進む」と言っているので、BLSの出すデータを信用していない的な事を言いたかった(が、言えない)のかも知れません。
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