塾長の資産運用

米国株大好きの塾長が資産運用と関連ニュースを語る。投資は自己責任でネ!

【BlackRock ラリー・フィンク】退職危機がやってくる。俺の退職向け商品を買ってくれ(本音:IVVは手数料が安くて儲からない)

塾長です。

昨日(米国3/27)の米株は、S&Pが3日下落しただけで押し目→最高値。調整する気配無し。

 S&P500、5,248(+0.86%)

 Nasdaq、16,399(+0.51%)

【米国市況】株反発、S&P500は最高値-円上昇は限定的で151円前半 - Bloomberg

 S&P500種は1-3月(第1四半期)の上昇率が10%となった。今年に入って軟調な展開が続いていたアップルとテスラが上昇。一方、エヌビディアは続落した。ダウ平均は1%を超える上昇で引け、大手ハイテク株の比率が高いナスダック100指数はアンダーパフォームした。

 

 

債券・為替・コモ:

 原油、81.74

 10年債、4.1960

 ドル円、151.3500

 Bitcoin、69,229

 

 

経済指標:

なし。

 

 

金融政策:

■ウォラー、利下げ時期後ろ倒しのコミュニケーション;
ウォラーFRB理事、利下げ遅らせるか回数減が適切-最近の統計受け - Bloomberg

 ウォラー理事は最近のインフレ統計には「失望を感じる」と述べるとともに、利下げに踏み切る前に「少なくとも数カ月分の良い内容のインフレデータ」を目にしたいと語った。

 

 

財政政策:

なし。

 

 

地政学

■何がしたいのか分からない。「中国でたくさんEVを作っても、米国では売らせないよ」と言いに行く?商務省ではなく財務省が?米国債を売りに行くのではないの?;
イエレン米長官が警鐘、中国の生産能力増強は世界経済に悪影響 - Bloomberg

 

 

 

個別株:

■家具屋RH、ジェフリーズなどが決算;

RH (NYSE:RH) Reports Sales Below Analyst Estimates In Q4 Earnings

Luxury furniture retailer RH (NYSE:RH) missed analysts' expectations in Q4 CY2023, with revenue down 4.4% year on year to $738.3 million. It made a non-GAAP profit of $0.72 per share, down from its profit of $2.88 per share in the same quarter last year.

 :

・Revenue guidance for the full year calls for growth of 9.0% year on year, above expectations of 7.7%

 Management added that "we expect our demand trends to accelerate throughout fiscal 2024"

「今年度は悪かった(-4.4% YoY)が、来年は調子がイイはずだ(+9.0%)」と言って、株価は時間外で上昇。+8.565、322.40ドル。

 

ジェフリーズの12-2月期は増益、資本市場の好調とディール回復で - Bloomberg

時間外+0.48%、46.35ドル。

 

 

■今年のBlackRock ラリー・フィンクの手紙は長寿/退職危機についてだったようです;
Larry Fink’s 2024 Annual Chairman’s Letter to Investors | BlackRock

彼の言う危機とは、日本では良く知られた問題ですが「人々が長生きして、退職後の期間が長くなる一方、退職後の資産を持っている人は少なく、社会保険を支える若者の数が減少している」こと。

米国では(日本でも?)コロナをきっかけに退職する人が多く、労働市場では人手不足、年金基金では想定以上に支払が増えているらしい。

エド・ヤーディーニが常々「ベイビー・ブーマー世代がカネをばら撒くように消費している」と言っているのと繋がっている。

マイク・グリーンが「退職者が増大し、パッシブ投資がマイナスに転じた」と言っているのとも通じている。

 

こちら(↓)がBloombergによるラリー・フィンクのインタビュー;

www.youtube.com

彼(/BlackRock)の解決策は「60歳で引退などもってのほか。もっと長く働け。そしてBlackRockのtarget-dated fund※に投資せよ」

※:退職時期(target date)を決め(例えば、60歳とか)、それに向けて毎月積み立てる。ポートフォリオが徐々にリスク志向から安定志向に移行するファンド。

昨年(2023年)、BlackRockはtarget-dated ETFを(再)発売していた;

ブラックロック、ターゲットデートETFに再挑戦-10年ぶり復活 - Bloomberg

  同社は先週、保有者の年齢とともにより手堅い投資に移行するファンド10本を発表した。2025-65年について5年ごとにターゲットの退職日を設定する。ターゲットデート型のミューチュアルファンドや合同運用信託の運用資産は全世界で約2兆8000億ドル(約420兆円)に達するが、ブラックロックの新ファンドはETFラップでのみ利用可能だ。

ということで「IVV(BlackRockのS&P500インデックスETF)の積立だと変動も大きいし、老後の取り崩しが大変ですよ?リスクを抑えて、毎月インカムの入ってくるETFを買って下さい(そうして、私に高い手数料を払ってください)」という単なる宣伝でした。

 

上記インタビューの中で「日本は岸田が株の減税枠を拡大した」と新NISAに言及している。

岸田が(なぜか※)海外から資産運用者を呼び込もうとしている話(↓)とつながっている;
プロ運用者を海外から呼び込みへ、首相改革案を市場関係者は歓迎 - Bloomberg

※:なぜもなにも、裏カネがもらえるからに違い無い。

 

そのうち日本向けにtarget daated etfを出してくる?新NISAに入れられようにして?iDECOの方が整合性が取れそう。

 

ハゲタカが日本人の老後資金を狙っている。

コワイ、コワイ。

自分のカネは自分で管理したいものです。

 

ーー

ランキングサイトに登録しています。いつもポチっとして下さり、ありがとうございますm(__)m

にほんブログ村 株ブログ 米国株へ
にほんブログ村

にほんブログ村 株ブログへ
にほんブログ村


米国株ランキング