塾長です。
昨日(米国3/28)のS&Pは続伸。NasdaqがサゲているのはAppleのせい?
ちなみに3/29金はGood Fridayで休場。
S&P500、5,254(+0.11%)
Nasdaq、16,379(-0.12%)
【米国市況】S&P500は今年22回目の最高値、景気を楽観-151円前半 - Bloomberg
原油、83.11
10年債、4.2060
ドル円、151.4070
Bitcoin、70,852
第4四半期 実質GDP[前期比年率]、3.4%(予想3.2%)
3月 シカゴPMI、41.4(46.0)
3月 ミシガン大学消費者信頼感指数(確定値)、79.4(76.5)
2月 中古住宅販売成約指数[前月比]、1.6%(1.1%)
米GDP、10-12月は3.4%増に上方修正-個人消費の堅調が寄与 - Bloomberg
米消費者センチメント、21年7月以来の高水準-株高やインフレ鈍化で - Bloomberg
米中古住宅販売成約が回復、予想上回る-住宅市場の改善傾向示唆 - Bloomberg
なし。
なし。
なし。
■Walgreenなどが決算;
Walgreens Boots (WBA) Q2 Earnings Top Estimates, EPS View Down
Walgreens Boots Alliance, Inc. WBA delivered adjusted earnings per share (EPS) of $1.20 in second-quarter fiscal 2024, surging 3.4% from the year-ago quarter’s figure (up 2.8% at constant exchange rate or CER). The figure topped the Zacks Consensus Estimate by 46.3%.
GAAP loss per share for second-quarter fiscal 2024 was $6.85 compared with the year-ago quarter’s EPS of 81 cents.
+3.19%、21.69ドル。
■〆はWedbush ダン・アイヴス。彼はTesla強気派で知られており、株が下げている今も強気姿勢を崩していない。とは言え、株価が年初来-30%なので、目標株価を引き下げた。
メディアでアナリストが「俺が間違っていた」的な事を言うのは稀なので、彼の言い分を聞いてみましょう;
ーTeslaは来週、1Qの出荷台数(deliveries)を発表する。なぜダンがTeslaの目標株価を引き下げたのか聞いてみましょう。
今は175ドルで、目標株価は300ドルだ。もっと下げられたのでは?しかもoutperformを維持しているのは奇妙に聞こえる。
・我々はこれを切り抜けた後のTeslaに強気である。
ーそりゃぁ、強気でしょうよ。175ドルから300ドルに上がると思っているのだから。
・かつて通った道だ。Teslaにとって”code red”である。中国における需要が減少しており、暗い時代(dark days)を通過している。しかし、私はこれを通過した後を信じている。FSD(Teslaの自動運転技術)だけでなく、250万台~300万台の車を来年売るようになると考えている。
2つの成長の波の間にいるので、Teslaは投資家に対して戦略を示す必要がある。来週発表される1Q deliveriesは、バンドエイドをはがすことになる(事実を明かすことになる)。ごまかし(smoke and mirrors)は存在しない。マスクにとって、投資家を扱う道の分かれ目だ。
ーあなたは中国の需要に関して”悪夢のような四半期”を想定しているそうですね。
・我々はもともと中国の出荷台数を+3,4%と予想していた。それがー3,4%になりそうだ。中国でEV値下げ競争が始まっている。Teslaの問題は、値下げし続けるのか?需要に合わせて生産を調整するか?だ。
それでも我々はFSDに強気で、1~1.5年先にはTesla市場価値が$1T以上になると予想している。
ーかつて目標株価を上げたとき、需要の問題に気付かなかったということか?
・我々は完全に中国の需要減退を見誤った。我々だけでなく、多くの人が、これほど速く需要が落ちると思っていなかった。そのうえ、過去2回の決算発表において、誰も大人の対応をしなかった。戦略を発表しなかった。さらにAIやマスクの報酬をめぐってのノイズがあった。戦略が無いので、投資家は暗闇で目隠しをされているようなものだ。
ー目標株価が300ドルということは、今が底に近いということか?
・多くの悪いニュースが既に出ている。Tesla株に強気である。
以前も拳を握りしめるような時期を経験してきた。何年もだ。これも同じである。マスクには戦略を作り、暗黒の時代を切り抜けて欲しい。
ーマスクはやりたい事をやる。そのポジションにいる。あなたは「決算会見で大人がいない」と言ったが、彼は投資家が欲しいものを出すだろうか?
・8月にCFOが辞めて以来、決算発表はエルム街の悪夢だった。1Qの出荷台数は需要側からの目覚ましとなるだろう。もし反転戦略を立てられないのなら、暗黒時代どころか、投資家の信頼を失い始める。今は2つの成長期のはざまにいる。これは短期的なものだ。乗り越えた先には大きな成長が待っている。投資家を扱わなければいけない。かつてジェンセン(nVidia CEO)やクック(Apple)がやったように。
こんなに下がっているのに、まだまだ強気でした。
インタビュー中の画面には他社のTesla目標株価が映っていて・・・、
Citi、196ドル
Bernstein、120ドル
Reburn Altantic、150ドル
だそうです。
彼の主張をまとめると、
・中国での需要減退を見誤ったが、それは誰もが同じ。
・成長期のハザマにいるだけ。来年は250万~300万台生産できる(注:トヨタは1,0000万台)。過去にも同じような苦しい時期を乗り切った経験がある。
・不況期の戦略がなく、投資家の信頼を失っている。CFOが辞めて、決算発表に大人がいなくなった。
1Qの生産台数が悪いのは織込み済みでしょうから、次の注目は4月末頃に行われる四半期決算発表でマスクがきちんとした不況時の戦略を発表できるか?、だと。
彼は「(CFOが辞めて)決算発表に大人がいなくなった(Wall Streetと対話できる人が居ない)」と言っていますが、「Teslaという会社に大人がいなくなった」可能性は無いのでしょうか?
こちらが、Tesla5年チャート;
テクニカルアナリストなら、2021年11月1日のピークからトレンドラインを引いて「まだ下がる」と言いそうデス。
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