塾長です。
昨日(米国4/18)は株安、債利回り上昇に逆もどり。
S&P500、5,011(-0.22%)
Nasdaq、15,601(-0.52%)
【米国市況】国債続落、当局者がタカ派発言-ドル154円台後半に上昇 - Bloomberg
原油、82.58
10年債、4.6470
ドル円、154.6300
Bitcoin、63,607
米10年債利回りは5%にも、大量の損切り売り発生の恐れ-バンガード - Bloomberg
4月 フィラデルフィア連銀景況指数、15.5(予想2.1)
3月 中古住宅販売件数、419.0万件(418.0万件)
同[前月比]、-4.3%(-4.0%)
米中古住宅販売、3月は減少に転じる-ローン金利の高止まりが影響 - Bloomberg
中古住宅の販売価格(季節調整前、中央値)は前年同月比4.8%上昇し、39万3500ドル(約6080万円)。3月としては過去最高を記録した。
ユン氏によると、3月に売れた住宅の約60%は市場に出てから1カ月未満で買い手が決まり、販売戸数のうち29%は販売価格が提示価格を上回った。
絶好調。
米新規失業保険申請件数、前週比変わらず-堅調な労働市場を示唆 - Bloomberg
変動のより少ない失業保険申請の4週移動平均は21万4500件と、3週連続で同じ水準となった。
新規失業保険申請件数について、ジム・ビアンコが興味深いツイートをしていた;
Below is the number of initial filings for unemployment insurance.
— Jim Bianco (@biancoresearch) 2024年4月18日
How is this statistically possible?
Five of the last six weeks, the exact same number.
Effectively the same number in the last 11 weeks, except for the holiday weeks (President's Day and Easter).
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Consider… pic.twitter.com/vZbWWC7DRr
「祭日のあった週を除いて、過去11週間、新規失業保険申請件数が21.2万件というのはおかしい」という指摘。
このツイートのには「政府の出す数字を信用するな」的なコメントがたくさん(というか、ほぼそればかり)付いている。
■ウィリアムズ、ボスティック、カシュカリ;
NY連銀総裁、利下げの緊急性感じていない-データに基づき判断 - Bloomberg
利上げの可能性についての質問には、自身の基本シナリオではないとしつつ、金融当局のインフレ目標を達成する上で経済データが正当化する場合は、利上げもあり得ると語った。
アトランタ連銀総裁、年末まで利下げ適切ではない-インフレ鈍化緩慢 - Bloomberg
・・・と、フロリダ州フォートローダーデールでのイベントで述べた。
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その後、同州コーラルゲーブルズでのイベントで、・・・と語った。
1日に2回のイベントをこなすなんて、大変ですネ。
米ミネアポリス連銀総裁、年内は金利据え置きの「可能性ある」と示唆 - Bloomberg
なし。
なし。
■TSMC、Blackstone、Netflixなどが決算;
TSMC、2024年の半導体市場見通しを下げ-スマホ・PC販売低迷で - Bloomberg
Blackstone Inc. (BX) Q1 Earnings Meet Estimates
ネットフリックス、会員数933万人増加-伸びは今後鈍化へ - Bloomberg
ネットフリックスは21年と22年に陥った低迷期から脱し、新型コロナウイルス禍初期以来の急成長を遂げている。ただこれはパスワード共有対策の効果が大きい。同社は会員費を支払わずにアカウントを使用している人は1億人を超えると推計。幹部は顧客の反発を警戒したが、数百万人を有料会員に転換することに成功した。
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同社は2025年1-3月期から、四半期ごとの有料会員数と1会員当たりの売上高の発表をやめることも明らかにした。これら指標は長い間、米金融市場にとってネットフリックスの業績を評価する主な手段だったが、同社は売上高や利益といった伝統的な指標に焦点を移そうとしている。経営陣は引き続き、会員数の主要な節目を報告する。
それぞれ、-4.86%、-2.33%、(時間外)-4.93%。
■Tesla決算(4/23)を前にして強気だったDeutsche Bankのアナリストが格下げ;
「Model2の計画が後ろ倒し、もしくはキャンセルされそうなので、売上・利益予想を引き下げた。まだ自動運転という大きなポテンシャルが残っているのでマルチプル(42倍)は維持」だそうです。
Teslaの1年チャートを貼っておきます;
直近1年の高値(2023年7月18日、293ドル)からほぼ半値。
このアナリストの格下げは、能動的というより、株価下落によって仕方なくやった・やらざるを得なくなったのでしょう。
モーメンタム的には、EVからハイブリッドへ、すなわちトヨタへ、という感じもしますが、そもそもEV転換は日本車潰しが(裏)目的だったので、そう簡単に行くようにも思えません。
■〆は、CNBC、Bloombergといった株屋メディアではあまり取り上げられることの無い配当株について。Powers Advisory Group社長 マット・パワーズ;
ー次のゲストは高金利下で増配している株を探し、投資しているマット・パワーズです。
金利先高感がある中で配当貴族と呼ばれる株は今月に入って5%下げている。
・増配株にとって逆風なのは間違いない。しかし我々の戦略には影響しない。配当狙いの投資家はより多くの辛抱が必要になる。
ー高金利が続けば増配株のファンドマネージャのパフォーマンスに対する影響はありますよね?
・そうだ。我々について言えば、高配当よりも増配株を狙っている。債券の代替になるようなものだ。成長を重視している。総合的なリターンを追っているのだ。
ーいくつかをハイライトしてみたい。Matercardの配当は多くなく、1%だ。しかし増配している。あなたが探している株の条件に合っている。なぜこの株が特に良いかを教えて欲しい。
・我々は2%の利回りを狙っている。Mastercardは0.5、0.4くらいだが、ふらつきながら過去10年間、配当は27%/年増加している。その率で増配していけば、いつか(2%に)追い付く。それが一つの要素だ。もう一つは、利益から配当を出す割合、payout ratioだ。Mastercardの場合、だいたい19%か20%である。そこに伸ばす余地がある。
ーHersheyはどうか?利回りは2.6%。なぜか?
・ココアの価格だ。ココア価格は過去1年で約250%上昇した。その多くが供給から来ている。Hersheyは良い配当株だ。我々のレーダーには入っていなかったが、過去1年で株価が27%下がったので利回りが上昇したことでレーダーに入った。我々は10年連続増配株を探している。
ーあなた方の戦略と配当貴族、Smart Betaとは何が違うのか?
・配当貴族(aristcrats)は25年連続増配だ。それは長すぎる。我々は10年間で見ている。それが簡単な説明だ。
ー配当貴族になる前の株を狙っているのですね?
・その通り。
ーその他ではLockheed Martinを買っていますね。Starbucks、McDonald'sも。なぜですか?
・Lockheedは純粋に地政学的なplayである。イランとイスラエルの緊張だ。我々はLockheed株を所有して長い時間が経つ。好きな株だ。増配は素晴らしい。過去10年間、良いトラックレコードを残した。しかし純粋な地政学的playである。
ーMcDonald'sは?
・Starbucks、McDonald'sをファーストフードカテゴリーの中の王として見ている。どちらも年初来株が下がっている。しかし、その理由を説明するものがない。バリュエーションが良く見える。増配率も我々の基準を満たしている。
ということで、最近買いたくてたまらないMcDonald'sについて語っていたので、取り上げてみました(追認バイアス)。
彼も指摘しているように(中東でのボイコット以外)特に理由もなく株価が下がっている&配当利回りが上昇している。
ここで語られた株のforward yieldを並べると・・・、
Mastercard 0.57%
Hershey 3.00%
Lockheed Martin 2.76%
McDonald's 2.47%
Starbucks 2.65%
です(from Yahoo Finance)。
10年連続増配株をETFで買おうとすると、有名なのはVIG?
こちらVIGの年初来チャート;
利回り1.77%。
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