塾長の資産運用

米国株大好きの塾長が資産運用と関連ニュースを語る。投資は自己責任でネ!

【ダン・ナイルズ】年末に向けて株高。nVidia、Google、Russell2000、生活必需品をロング。Apple、Teslaをショート。

塾長です。

昨日(米国10/10)も最近流行りの傾向(債券と株の連動)が継続。債券利回り低下で株高。

今週金曜日、13日、JPMorganなどが決算発表を予定。気が付けば秋の決算相場に突入。

 S&P500、4,358(+0.52%)

 Nasdaq、13,562(+0.58%)

【米国市況】株続伸、利上げ観測後退で国債利回り低下-148円台後半 - Bloomberg

 

 

債券・為替・コモ:

 原油、85.86

 10年債、4.6550

 ドル円、148.6020

 Bitcoin、27,449

 

 

経済指標:

 8月 卸売在庫[前月比]、-0.1%(予想-0.1%)

 

 

米消費者のインフレ期待、1年先と3年先で上昇-9月のNY連銀調査 - Bloomberg

・3年先のインフレ期待は3%に上昇-約1年ぶり高水準

・1年先のインフレ期待は3.7%に上昇-3カ月ぶり高水準

 :

  向こう3カ月に最低限の債務返済ができないとの確率は、平均で12.5%に上昇。2020年5月以来の高水準となった。

 

 

金融政策:

ウォラーFRB理事、当局はインフレ率を目標の2%に戻すこと決意 - Bloomberg

アトランタ連銀総裁、これ以上の米利上げ不要-十分に景気抑制的 - Bloomberg

カシュカリ総裁、追加利上げ不要か「まだ分からない」-利回り上昇で - Bloomberg

 

 

財政政策:

■中国の財政赤字GDP比3%だという事に驚き。そのうち日本のようになるでしょう。逆に言うと、まだ拡大余地がある;

中国が新たな刺激策検討、財政赤字の上限突破容認か-関係者 - Bloomberg

  関係者の1人によると、国債増発の結果、今年の財政赤字は3月に設定された国内総生産(GDP)比3%の上限を大幅に上回る公算が大きい。

 

 

地政学

なし。

 

 

個別株:

PepsiCoが決算;
ペプシコ、通期の増益率予想を上方修正-7~9月決算は予想上回る - Bloomberg

米飲食料品メーカーのペプシコは、通期の増益率の予想を上方修正した。また7-9月(第3四半期)決算は市場予想を上回った。消費者がスナック菓子や飲料の価格上昇を受け入れていることが示唆された。

株価は+1.88%、164.40ドル。

こちらが副会長兼CFO ヒュー・ジョンストンのインタビュー;

www.youtube.com

だいたいこんな事を言っている;

  • 好業績だったのは、ビジネスへの再投資、商品のイノベーションのおかげ。105年を記念してPepsiロゴの変更も行った。売上拡大し、事業をうまく回す、というのを毎四半期積み上げている。
  • 株価低迷は、債券利回りが上昇しているから。Pepsiは2.5%~3%の配当を出す。債券は5%近い利回りとなり、代替となっている。
  • 飲料の売上は世界で8%増加。食品は9%。マーケティングが効いている。
  • 減量薬の影響は出ていない。広まるのには時間がかかる。砂糖ゼロ飲料のように、我々はうまく対応できる。人々は何らかのスナックを欲しがるものだ。
  • ガソリン価格が上昇しているが、売上には影響していない。消費者は健全だ。ディスカウント店に流れているが。

 

 

■ハイテク株に弱気のダン・ナイルズのインタビュー;

www.youtube.com

  • Magnificent7のリスクは4Qガイダンスにある。Russell2000の売上のうち海外は20%。S&P500社は35%近く。Magnificent7は55%。ドルは7月以来6%上昇した。それが4Qガイダンスへの逆風となる。石油価格上昇も一部の企業にとっては逆風。
  • 数日前、Russell2000の株を買った。Magnificent7のうち2つをロングしている。nVidiaGoogleAppleとTeslaをショートしている。他の3つは、関わらない方針だが、ショートするかも知れない。
  • 今から年末にかけて株は上がると予想。Magnificent7は年初来19%以上上がっているので、これ以上は望み薄。一方equal weight S&P500はフラット。株はバスケットで買うのではなく、個別で買うべきだ。
  • 生活必需品株も買っている。ポートフォリオの防衛にもなる。

最近の株安で、若干弱気をトーンダウンさせている。年末株高の理由を説明していませんが、シーズン的なものでしょうか。自社株買いなどがある。

 

 

■〆はコマル・スリ‐クマー。

www.youtube.com

  • ポール・チューダー・ジョーンズの予想※のうち、リセッションが来る方には同意するが、これ以上金利は上がらないと思う。10年債が5%になれば、何かが壊れる。銀行だろう。不動産が崩壊し、信用収縮が起きる。FEDはインフレ対策から”システムの救済”に転換する。それが金利を下げる。
  • 金利上昇と銀行規制強化の組合せが信用収縮に向かわせる。小規模な地方銀行が危ない。大銀行も最終的にはFEDから何らかの支援が必要になる。
  • FED Putが終わった」という論には同意しない。FED金利を上げ過ぎ、システムがクラッシュし、金融緩和を行い、次のサイクルが始まる。歴史的に言って、FEDの政策は安定や経済成長を作るものではない。サイクルを作るものだ。それが変わるとは思っていない。

※:地政学的環境、これまでで「最も脅威的」-チューダーのジョーンズ氏 - Bloomberg

米経済に関しては、リセッションが2024年1-3月(第1四半期)に始まると予想。米国の財政状況は第2次世界大戦以降で最も脆弱(ぜいじゃく)だと指摘。増税や歳出削減などが必要だと語った。

 

彼は以前からFEDに批判的。今回も、特に最後の部分はとてもシニカルでした。”サイクル”と言っているのは、boom and bust cycle(バブル発生・破裂のサイクル)なのか、景気循環なのか、どちらでしょう?もしくは、どちらも同じモノなのかも知れません。

 

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