塾長です。
昨日(米国3/13)も貿易戦争懸念でリスクオフ。株下落、10年債利回り低下。
S&P500、5,521(-1.39%)
Nasdaq、17,303(-01.96%)
【米国市況】S&P調整局面入り、関税巡る懸念で-ドル147円台後半 - Bloomberg
原油、66.86
10年債、4.2740
ドル円、147.94
Bitcoin、81,302
2月 PPI[前月比]、0.0%(予想0.3%)
同[前年同月比]、3.2%(3.2%)
2月 PPIコア[前月比]、-0.1%(0.3%)
同[前年同月比]、3.4%(3.5%)
米PPI、2月は横ばい-PCE価格指数に反映される項目は上昇 - Bloomberg
米新規失業保険申請は微減、コロナ禍前の水準近辺にとどまる - Bloomberg
なし。
■ベッセント・・・早く成長戦略を出して頂きたい。;
ベッセント長官、最近のドル相場下落は自然な「調整」-懸念を否定 - Bloomberg
同長官はまた、12日のビジネス・ラウンドテーブルで出席者らに政府が減税パッケージと規制緩和に取り組んでいると説明したことを明らかにした。「経済的な確実性をもたらす」ことが目的だという。
■議会は通常通り、茶番を続けている;
米上院民主党トップ、共和つなぎ予算案阻止せぬ意向-政府閉鎖回避へ - Bloomberg
■今日のトランプ(とその仲間たち);
トランプ氏、欧州ワインに関税200%の方針-EU報復措置に対抗 - Bloomberg
ラトニック米商務長官、英国とメキシコ称賛-関税への報復自制で - Bloomberg
■Intel CEO交代;
米インテル、次期CEOにリップブー・タン氏起用-経営再建を託す - Bloomberg
米半導体メーカーのインテルは12日、次期最高経営責任者(CEO)に元同社取締役会メンバーで、米ソフトウエア会社ケイデンス・デザイン・システムズのCEOや会長を務めたリップブー・タン氏を起用すると発表した。
彼を連れてきたということは、産業用ソフトウェア会社でも買収するのかしら?
+14.60%
■Dollar Generalなどが決算;
Dollar General Hopes Customers Trading Down, Picking Delivery Is a Winning Combo
・Americans' search for less-expensive versions of products could benefit Dollar General, CEO Todd Vasos said.
・The bargain retailer may also be able to pick up shoppers who frequented recently-closed competitors, he said.
・Dollar General aims to offer delivery services from 10,000 stores by the end of the year, Vasos said.
+6.81%
■〆のインタビューは、Wall StreetのアナリストがS&P500年末目標を変えたり、買えなかったりという事で、Wells Fargo クリス・ハーヴェイ(3/12付け);
ーあなたはS&P500年末目標を変更していませんね。7,007と、Wall Streetの中で最も高い。なぜあなたにはその自信があるのですか?
・我々には約10か月残されている。年末までには、FEDが金利を多く下げ、インフレ率が下がり、カナダ・メキシコへの関税(の騒動)を通過し、経済回復とM&A活動増加の増加開始を見ることになるだろう。現在が厳しいという事だけで、良い年後半を過ごせないという理由にはならない。
ー木を見ず、森を見る、という事ですね。
・そうだ。
ーしかし、短期的に木が切り倒されるかも知れない。短期的に、戦術的になるという考えにはなりませんか?
・見ての通り、(市場は)醜い。我々は、短期的なリスク回避(de-risking)のほとんどは終わったとみている。我々にとって、キーとなる指標は、今週前半に小型株が(市場を)アウトパフォームしたことである。それは多くのde-riskingがあったというサインである。会話から多くの痛みとリスク回避があったことが分かる。来月も難しい月になるだろう。多分それは夏の中央まで続くだろう。
我々が顧客に勧めるのは、株式市場に留まる事(stay the game)だ。いつサプライズがあるか分からないからだ。変動の少ない株でヘッジして、良いリスク・リワードを探すことだ。しかし、今は「現金が王である」時ではない。
ーこれはパーフェクトストームと言って良いだろう。Multi-Strategy、Long Only、一般投資家が同時に売っている。それが大きな変動を引き起こすと思いますか?
・誰もが「モーメンタム・トレード」に殺到していた。ヘッジファンドと一般投資家が巻き戻している。一部のLong-Onlyもだ。しかし、彼らだけが投資家ではない。欧州はより良い(doing better)、割安株、変動の少ない株、S&P500 equal weightも(S&P500より)良い。あなたには選択肢があるという事だ。確かにモーメンタム・トレードに大きな値付け変更(reprcing)があり、リスク回避による巻き戻しがあり、流動性に対する需要がある。それは解消しつつあるが・・・、そうですね、あなたの言う事は正しい。まだ森から脱していないし、先が見通せない。もしあなたのポートフォリオがうまく行っていないなら、強い部分を利用して、ある程度はポジション変更すべきだろう。
ーMag7がリセットされたが、どうでしょう?過去数年でS&P493社に対するMag7のプレミアムが最も低くなっている。
・我々の答えは、「悪くない」だ。我々は「テクニカル的に多くのMag7は魅力的である」と言ってきた。未だにCommunicationセクターが好きだ。Metaが良い。巻き戻しがあったことで、一部は行き過ぎた。これらは短期的に戻すだろう。
ーもしリセッション入りしたらどうなりますか?(S&P500のマルチプルは)22.5倍だった。あなたも少し高すぎたと思っていたでしょう。しかし、企業決算は悪くないので、大丈夫だろう、と。今、マルチプルは20に落ちた。ここでリセッションになればどうなりますか?
・そのリセッションがどのようなものかを定義しなければならない。人々はリセッションというと、金融危機や2000年初期を思い起こす。しかし、金融業界や消費者はそのような状況にない。(リセッション入りすれば)厳しくなるだろう。株はさらに20%下がるかも知れない。しかし、それは買いの機会だ。FEDが介入する。究極的に、20か月後、我々は関税と関税に関するノイズに悩まされなくなるだろう。確かに難しい。だらか我々は「今はヒーローになる時ではない」「ポートフォリオの多くの部分は変動が少なく、リスク回避的であるべき」「リスク・リワードを見極めろ」と言っている。リセッションになればという事だが、今はその可能性は低い。
次にインタビュー動画はありませんが、エド・ヤーディーニ;
“The latest batch of economic indicators released on Monday, Tuesday, and Wednesday supported our resilient economy scenario with subdued inflation,” he says. “Nevertheless, we can’t ignore the potential stagflationary impact of the policies that Trump 2.0 is currently implementing haphazardly,” pointing both to tariffs that seem less a negotiating tactic than preferred policy, as well as a “shotgun approach to paring the federal workforce”
:
That takes Yardeni’s best-case scenario down to 6,400 from 7,000 (and also his year-end 2026 view down to 7,200 from 8,000). His “worst-case scenario” for the end of 2025 is now down to 5,800.
Goldmanも引き下げていました;
Goldman Sachs lowers S&P 500 year-end target to 6,200
最後に、RBC ローリー・カルヴァシーナ;
ーエド・ヤーディーニは今日、(S&P500年末目標を)引き下げた。あなたもご存じかもしれません。7,000から6,400に、だ。とても高いところから、他社と同等になった。あなたは変更していませんね?6,600ですか?
・そうだ、6,600を変更していない。しかし、我々の弱気ケースについて話しておきたい。我々は年初、弱気ケースでは(S&P500が年末に)5,775と予想した。我々は当初5つのモデルを持っていて、今は4つに減っている。我々は年初から予想が難しいと言ってきた。多くの曲がりくねりがあるだろう、もしあなたがその全ての曲がりくねりを正しく予想できると言うならば、あなたはバカ者だ、と。6,600という予想のもとでは、年途中の5%、10%の下落があり得る。しかし、もしそれを割り込むならば、我々はそうなるとは思っていないが、成長に対する恐怖がやってきて、最高値から14%~20%下落になる。それは2018年、2015年と2016年、2010年、2011年に見られたものだ。リセッションに対する恐れ、システミックリスクが実現しないのであれば、我々は6,600を維持するが、そうなるのであれば我々は弱気ケースに転じる。
:
ということで、
・Wells FargoはS&P500年末目標を7,007に据え置き。夏半ばまでの波乱はあるが、それはモーメンタムトレードが巻き戻り、カネは欧州株等に逃げているが、年後半には関税問題が片付いた米株市場に戻ってくるだろう。
・RBCは6,600据え置きだが・・・、成長に対する恐怖(growth scare、経済成長しないのでは?という予想)が起きれば、過去にあったように株価は大きく修正され、年末5,775。
・エド・ヤーディーニは、経済好調で企業収益目標は買えないが、トランプ政権の不確実性からマルチプルが下がり、目標を6,400に引き下げ。
だ、そうです。
Wells Fargoのほかに、CitiやJPMも目標を維持していますが、大手銀行のアナリストは(会社内で統一見解を作るのに時間がかかるようで)遅れがち。1、2か月後には引き下げていそうデス。RBCのように最初から弱気ケースを示しておくのは頭の良いやり方ですネ。
ーー
ランキングサイトに登録しています。いつもポチっとして下さり、ありがとうございますm(__)m