塾長です。
「貧乏人の経済学」は読んだかな?この本(に書いた研究)で、今年のノーベル経済学賞とった二人が新著「Good Economics for Hard Times」を出して、PBSのインタビューに答えたよ:
・経済学は今日我々が直面している課題について様々な事を教えてくれる。例えば、移民問題。
・「需要があれば供給が増え、価格が下がり、より多くの労働者が流入し、賃金が下がる」と言われているが、それを裏付ける証拠はない。
・労働者流入は経済を刺激する。労働者は消費する。彼らに向け低所得労働者がモノを売る。
・労働者流入は、スキルのいらない職を奪わない。むしろ、ハイ・スキルの移民が流入すると、国内の熟練労働者の職を奪う/賃金低下を招く。
・一般の経済学は「低賃金労働は低賃金地域に移り、職を失った高賃金地域の労働者は、より付加価値の高い職に就く」と仮定されるが、実際はそうなっていない。
・アメリカ国内でみても、労働者の移動は減っている。40年前、群から群への移動は7%。今は4%。
・税金を上げたら[そんなに税金とられるならイイよと言って]、働かなくなる、という証拠はない。
・福祉をもらったから、働かなくなる、という証拠もない。