塾長の資産運用

米国株大好きの塾長が資産運用と関連ニュースを語る。投資は自己責任でネ!

【Men without Work】労働参加率低下の原因は?【ジム・ビアンコ】2023年前半、国債を買え

塾長です。

昨日(米国12/16)も米株は下落。トリプルウィッチングだったようです。

 S&P500、3,852

 Nasdaq、10,705

【米国市況】株3日続落、断固たる利上げ姿勢嫌気-136円台に円反発 - Bloomberg

 

 

債券・為替・コモ:

 原油、74.50

 10年債、3.4820

 ドル円、136.6790

 Bitcoin、16,584

 

 

経済指標:

 12月 製造業PMI、46.2(予想47.9)

 12月 サービス業PMI、44.4(46.5)

 12月 コンポジットPMI、44.6(46.9)

 

米企業活動、6カ月連続で縮小圏-2020年半ば以来の低水準に沈む - Bloomberg

 米国の企業活動は12月に6カ月連続の縮小となり、2020年5月以来の低水準に並んだ。インフレ圧力は緩和した。

 S&Pグローバルが発表した米国の製造業・サービス業合わせた12月の総合購買担当者指数(PMI)速報値は、前月から1.8ポイント低下して44.6。・・・今回の数値は2009年にさかのぼる同データの中でも最も低い部類に入る

 

 

金融政策:

FOMCが終わり、FED高官がメディア出演や講演を始めた。普段の仕事はちゃんと出来ているのだろうか?;
NY連銀総裁、労働市場の逼迫が利上げ正当化-5.1%超える可能性も - Bloomberg
デーリーSF連銀総裁、インフレ抑制への「道のりはまだ長い」 - Bloomberg
メスター総裁、インフレ退治には5%超の金利を維持する必要 - Bloomberg

 

 

財政政策:

SPR放出で原油の値段が下がったので、補充となれば原油価格は上がるはず・・・、が、上がらない;
バイデン米政権、戦略備蓄の補充計画開始-まず300万バレル購入 - Bloomberg

 

 

地政学

なし。

 

 

個別株:

■ BlackStone(とStarwood Capital Group)がBREIT償還制限に関してSECから調査を受けているらしい;
ブラックストーンの富裕層向け不動産ファンド、償還要求にSEC動く - Bloomberg

このニュースでBlackstoneの株は売られ、-2.60%、75.39ドル。

ここまでだと「ふ~ん」という感じだが、CNBCの常連コメンテーター全員が「Blackstoneに問題はない。素晴らしい会社だ。この前もCOOが出演して大丈夫と言っただろう。株価は戻る」等と言っている(↓);

www.youtube.com

彼らは”お仲間”なので、ある程度庇うのは仕方がないとしても、度が過ぎている感触。

キナ臭い。

 

 

■ 今日もシーゲル教授はFEDにお怒りでした;

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今日も「FEDは金融環境を締め付けすぎ。家賃にはラグがある。労働者が以前のように働かなくなったというなら、賃金を抑えるのではなく、上げるべきだ(上がるのに任せるべき)」と言っている。

 

シーゲル教授もFEDも大変注目しているのが労働市場であり賃金。

労働者不足を説明する説が大きく分けて2つある。労働参加率低下と、海外から来る労働者の減少。

労働参加率低下は深刻で、成年人口1億人が労働していない、かつ、職を探していない、のだそうだ(注:引退者や学生も含んでいる)。

そしてどうしてそんな事になったのかを説明する定説が無い状況。理由が分からないので、(包括的な)対策はうたれていない。

Wealthion アダム・タガートが「Men without Work」の著者、経済学者 ニコラス・エバスタット(Nicholas Eberstadt)にインタビューしていたので、聞いてみました;

www.youtube.com

1時間12分もあり、要約するのが難しい・・・。

一言で言うと、「人が働かなくなった要因は複合的」。

その複合している要因は・・・

・自分に合う職が無い

・エントリーレベルの職が海外に行ってしまった

・(過剰な)傷病手当

・「働け」という社会的な圧力が低下した

・親やパートナーに頼っている(頼ることで労働しなくても済む環境がある)

・昔はsummer job(高校生の夏休みバイト)が労働参加への準備段階として機能していた

・ドラッグ

・犯罪

・政府がパンデミックで配ったカネが加速させた

などなど、なんだそうです。

詳しくは本を読んでくれ、という事かも知れない(↓);

米国株の魅力は、巨大で強い米国経済をベースに、多数の貪欲な企業が競っている点に(も)あるわけで、それが陰ってしまうのでは?と心配させられるお話でした。

とは言え、欧州人やアジア人がもっと働いているかと言うと・・・。

 

 

■ 今日の〆はジム・ビアンコ。Bloombergに出ていましたヨ;

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要約すると、

  • FEDと市場の金利見通しに大きな乖離がある。大抵は市場が歩み寄ることになる。そうなれば2023年、株は下がる。
  • 2023年前半、国債の価格低下/利回り上昇するので、国債を買え。

と言っている。

これ(↑)は投資アドバイスではありません。「経済が悪化しているので、これ以上FEDは利上げできない」と言っている人も多くいる。

 

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