塾長です。
昨日(3/6、金)、市場が閉まる前45分の買戻しは凄かったネ。
素人が手を出しちゃいけない状態。
適切なポートフォリオを作ったら、凍死家になるのが吉。
プロがどうしているか、Nuveenボブ・ドールに聞いたヨ:
・最後の上昇にはちょっと驚いたね。
先週金曜日の日中の最安値には近づかなった点は指摘しておきたい。
底を付けるというのは、イベントではなく、プロセスだ。
こんな日が何度も続くだろう。
・今、数パーセントの値動きは関係ない。
知っている事より、知らない事の方が多い。
テクニカルに注意しながら、少しリアクティブに動いた方が良い。
今週、大きく下げた日には、理性的に追加投資。大きく上げた日には、理性的に少し売り。
そうやって受け身の姿勢でポートフォリオを変化させている。
市場のムードの振れ幅は、実世界よりも大きい。
今週月曜日3人のアナリストから、企業の業績見通しをカットするとメールをもらった。
理由は何だ?と聞いたら答えられなかった。
彼らを批判するわけじゃない。会社から何か言えと言われているだけ。
何かが言えるようになるには、早すぎる。
・追加で買ったのは、ヘルスケア。
ヘルスケアは政治論争で去年は散々だった。GileadやCignaなど。
そして景気循環株のTaregt。小売りのBest Buy。利益見通しが良い。
今は誰も買い物に外出したくないので目先調子悪いのは分かってる。
でも、Amazon対抗で変革中の良い会社だ。
・ディフェンシブ株を少し売った。もっと持っていたら良かったと思うよ。
公益、REIT、生活費需品など。値段が高い。
・景気循環株は買うけれど、deepに景気循環な石油株は買わない。
もし世界のGDPが3.5%になるというなら買うがな。
もっと経営破綻やM&Aが起きて、キャパシティーに余裕が出来ても良い。すぐには起こらないだろう。
・銀行株は悪くない。
リセッションがあるとは思っていない。
10年債利回り0.7%が続くとも思わない。
銀行は低金利でも金を稼ぐ力がついてきた。
バランスシートも良い。
今の値段なら、買い方にまわる。
・学術的になり過ぎないようにしたいのだが、金利が下がるとPEレシオはある点まで上昇する。
その点を超えると、今度は下がる。
今日も10年債利回りが下がると同時に株価も下がった。
債券市場は我々に警告している。「ここに問題があるぞ」って。
・この調整が入る前までは、買われ過ぎだった。
調整の一部は、買われ過ぎの解消。
今もバリュエーションは安いと言えない。
今後の企業収益にどんな影響が出るか見る必要がある。
デイ・トレードする人には参考になる意見だったのでは?
または、まだポートフォリオを見直す必要がある投資家に。
S&P500一本であったり、公益・銀行などを組み込んでバランスよくポートフォリオ組めている人は、多分何もしない方が儲かるネ。
売って、税金払うのがもったいない。