塾長です。
昨日(米国6/5)の米国株式市場の上がりようと言ったら・・・。
S&P、+2.62%の3,193.Nasdaq、+2.06%の9,814.
Nasdaqは、2/19につけた最高値9817に並んだ。(多分)
理由は雇用。以上。
5月非農業部門雇用者数変化[前月比]、+250.9万人(予想、-800万人)。
5月失業率、13.3%(予想、19.8%)。
そう、雇用減少が予想されていたにも関わらず、増加。
しかも、ちょっと増えただけじゃない。なんと250万人。
この数字を受けて、トランプが勝利宣言。
・今日はとても大切な日だ。ここ数か月の努力だけでなく、3年半のおかげ。
我々はこの国の歴史上最高の経済を持っている。世界で一番だ。
経済の強さがパンデミックを乗り越えさせてくれる。
ワクチン開発はうまく行っている。君たちも聞いたら驚くぞ。
治療薬もうまく行っている。
2百万回分のワクチンの準備ができている。安全確認をしているところ。
4社が同じようなワクチンを開発している。
治療薬も同様だ。
・それを除いても("even without that")、今後君たちは”even without that”の言い回しを使う必要が無くなるわけだが、我々は国をオープンする。
なぜ一部の州知事がロックダウンを続けているのか分からない。
ジョージア州、フロリダ州、サウス・カロライナ州などを見てみろ。彼らはオープンしている。
名前は言わないけれど、最もオープンに前向きだったところが、素晴らしい仕事をしてくれている。数字が全てを物語っている。
君たちが覚えておかなくてはいけないのは、多くの州はクローズ、もしくは、ほぼクローズしている。
例えばニューヨーク、ニュージャージー。すぐにオープンする予定だ。
Natinal Guardが必要だったら、呼んでくれ。
ミネソタのように。
州知事がNational Guardを要請して、1日で片が付いた。
・今日発表する数字は平等性に寄与するはずだ。職を取り戻す。
中国疫病(”China” plague)が襲ってくる以前、アフリカ系、ヒスパニック系、アジア系米国人、女性、学歴の無い人、ほとんど全てのカテゴリーにおいて最高の数字だった。
ウィルス以前、我々は素晴らしい仕事をしてきた。
そしてウィルスがきた。しかし、我々は元に戻る。
元に戻るだけでなく、来年は、職が増える。
我々を止めるものは、悪い政策だけだ。
簡単に言うと、左翼。増税、グリーン・ニューディール。君たちが長期に渡って[新聞に]書いてきた事だ。
・我々は早期に中国から人の流入を止めた。それが多くの人を救った。
世界で最も多い検査を行った。だから、多くの患者を見つけられた。
・9百万の職が失われ、3百万の職を取り戻した。
まず、素晴らしいのは、数字の大きさだ。これが我々を長期成長に導くだろう。
この後の数か月は凄いぞ。8月はとても良い、7月も良い、壮観な9月、10月、11月、そして来年は経済的に最高の年になる。
我々は素晴らしい経済の中、活動を止め、多分2百万人の命を救った。まぁ百万人は救っただろう。今日時点で[死者は]10万5千人だ。
欧州からの流入も止めた。
武漢で発生したウィルスが、中国の他の地域、北京などに広がらず、なぜ欧州、世界、米国に広がったのか?
誰かがこの質問を投げ、答えを得なければならない。
米中の素晴らしい貿易ディールを結んだそのインクが乾かないうちに、疫病が中国からやってきた。何が起こっているのか?
今は貿易ディールを違った見方で見ている。良いディールで、中国は米国製品を買っている。中国と仲良くやるのは良いことだ。今後もそうだとは限らないが。
・我々はV字回復どころか、宇宙船だ。
誰もが 9百万程度の職が無くなると言っていた。
ウォーレン・バフェットは航空会社株を売ったそうだな。彼でさえ間違える。持っておくべきだった。今日航空株は天井を突き破って上昇した。他の株も同様だ。
9百万だ、[失業率]20%だと彼らは言っていた。
そして数字が発表された。
ある人は「3百万の減少で済んで良かった、おい待てよ、3百万の増加だって?」と言っていた。ほかの人は「これはtypoか?」と叫んでいた。
ビジネスショーの中で最大の計算間違いだっただろう。
このようなポジションにいる理由は、強い基礎があるからだ。
だから、国をクローズし、数百万の人命を救い、オープンし、その軌道はグレートだ。
ここに、ニューヨーク、カリフォルニアの数字がほとんど含まれていない。なぜならまだクローズしているからだ。
フロリダを見てみろ。素晴らしい。オープンしなければいけない。人との距離をとり、そうしたければマスクをしながら。
(このあと10分くらい無駄話が続く)
・経済を救うために、$3Tの法案を通した。必要ならば、もっとやる。
俺はもっと必要だと思う。支配力を持つために。
中国に追い付かれるなんてことはない。そのために関税を課してきた。
関税は中国が払っている。元を減価させることによってだ。
米国は中国に毎年5千億ドルはらってきた。バカげている。他の国も馬鹿だ。
今それが変わろうとしている。
・年収$75,000以下の個人に$1,200送った。家庭で年収$150,000以下に約$4,000だ。
年収$150,000は凄いと思わないか。それが米国だ。他の国、君たちがうまくやっていると思っている国で、中央値が$150,000になるか?
余暇・ホスピタリティーの職は百二十万増えた。
建設は464,000増えた。
教育・ヘルスサービスは424,000増加。小売り・トレードは368,000増。
これが一番好きなところだ。前政権には魔法の杖が必要だった箇所。製造業。225,000増。プロでも予想できなかった数字だろ。
失業率は、予想20%のところ、13%を少し超えただけだった。
我々はここで止まらない。もっと良くなる。
・株はほぼ最高値だ。私の政権期間、144回最高値更新した。誰も成し遂げていない。そして、またもう一度繰り返す。
(20分くらい、無駄話を挟んで・・・)
・今日ここで、PPPに対する重要な変更を行う法案にサインする。特にレストラン、ホテル他のビジネスを助けるため。
法案を通してくれた民主党に感謝する。
民主党とはもっとうまくやって行きたい。
色々違いはあるが。我々は税率を低くしたい。壁を作りたい。
(また無駄話)
(そして、このあと、マイク・ペンスがいかにトランプが称えて終了・・・と思ったら、またトランプが登場)
・サウジ、ロシア、メキシコが[減産したことで]米国のエネルギー産業を助けた。
今、約1バレル40ドル。ほとんど無理と言われていた。
OPEC+のリーダーに感謝する。
(そして、ラリー・クドローが登壇)
・5月12日の調査で、小規模企業の50%弱がオープンした。
商務省が5月末、6月初めに行った調査では、79%の小規模企業がオープン。
6月のジョブ・レポートは期待できる。
イヤー、話が長い。
他にも、Payroll減税やりたい。レストランに対して、減税なりの救済措置を取りたい。と言っていた。
なるほど。トランプは賭けに出たわけだ。
昨日ラスベガスのカジノに押し掛けたギャンブラーのように。
今経済再開して、コロナ第二波が来なければ、トランプの勝ち。
「みんな経済再開に反対したが、俺が再開させて、アメリカを成功に導いた」と威張れる。再選できる。
コロナ第二波が来て、再びロックダウンなどという事になれば、トランプの負け。落選。
しかし、経済再開せず、ロックダウンの状態を7月、8月まで続けたら、多くの企業が倒産し、トランプの再選は叶わない。
そういう意味で、トランプに、今経済を再開しない/ロックダウンを続ける、という選択肢は無いわけだ。
これを受けて来週、日本株も上がるでしょうネ。