塾長です。
昨日(米国8/11)の株は引けにかけて下落、全面安。
S&P500、3,333(-0.80%)
Nasdaq、10,782(-1.69%)
原油、金、銀も下げ、10年債利回りは上昇(+14.63%)。
Bloombergさんによると、経済対策協議が行き詰まっているとか:
指標は
7月PPI[前月比]、0.6%(予想0.3%)
同[前年同月比]、-0.4%(予想-0.7%)
米生産者物価、7月はコア指数の前年比での伸びが加速-半年ぶり - Bloomberg
ドル円は戻して106.5円。
昨日(8/11)、日本株は大きく上昇。
こちらの理由は、一昨日トランプが景気対策を大統領令でやると言ったかららしい。という事は、今日は下がるのかな?
日本株は大幅反発、米景気対策期待や原油市況高-素材や自動車高い - Bloomberg
いや、日本も、カネ余りの株高だと思いマス。
今日、明日といった単位では分かりませんが、年末に向けて株高は続くでしょう。
米中関係と結び付けて報道しているメディアは無いようだが、香港で民主活動家が釈放されたのは、中国からポンペオ(トランプ政権)のメッセージですよネ:
香港、民主活動家の周庭氏を保釈 香港紙創業者も (写真=ロイター) :日本経済新聞
そんな政治問題とは関係なく、トニー・ドワイヤーは、強気を維持。
・副大統領の選択は株価に影響しない。
・我々が”市場(market)”と言う時、それがどの市場を指しているのか、注意しなければならない。
”Mega Tech Cap”と呼ばない方が良い。Amazonは一般消費財。Facebook、Googleはコミュニケーション・サービス。テックという言葉には気を付けた方が良い。
Mega Cap Stay-at-Homeは素晴らしく上昇した。
私の目標株価は3,300、今がその3,300、市場はヨコに動くか、下がってもおかしくない。経済的にセンシティブなエリアに近づくにつれて(???)。
・追加経済対策がまとまらないとしたら、大きな驚き。
なぜ私が経済的にセンシティブなエリアが好きかというと、過剰流動性資金(excess liquidity)がかつてないレベルにあるからだ。
過剰流動性は、マネー・サプライ+債券・株・投資信託・ETF。経済成長に使えるカネのことだ。
昨日OECDはレポートを出した。CLI(composit leading indicators)が歴史的に低いレベルから転換した。2009年の夏のように。OECDは37か国の経済を毎月みている。歴史的な過剰流動性と、経済活動の転換。09年と同様に。ここからプルバックがあってもおかしくないが、売りではなく買い。
・ドワイヤーのBull CaseはS&P500のことではない。必ず経済活動を伴わなければならない。クレジットの創造は歴史を超えたもの。次の6か月、企業が債務返済できるほどの経済活動がなければ、、、データによると大量の過剰流動性と経済回復が起こるのであれば、それは市場が上昇していたとしても、恐れる時ではない。
44日ボラタリティ、S&P500の高値と安値の差、を見ると、このような上昇と下落は、新しい市場サイクルの始まりを示している。
トニー、強気ではあるけれど、目標株価を3,300で据え置いている。ここからの上昇余地はあまり無いと予想しているのネ。
ふむふむ。
昨日出たOECDのレポートとは何のことだろう?ニュースにはなっていないのだけれど。探し方が悪いのかも・・・。