塾長です。
昨日(米国4/28)の米株市場は、FOMC後のパウエル会見まで方向感定まらず。パウエルが金融緩和継続を発表した直後(なのかな?多分)は株価上昇したものの、クローズにかけてズルズル。1日で見たら、ヨコ。
S&P500、4,183(-0.08%)
Nasdaq、14,051(-0.28%)
Russell2000、2,304(+0.13%)
【米国市況】株が下落、FOMCが景気認識引き上げ-ドルも下げ - Bloomberg
FOMC関連ニュース:
FOMC、景気の現状認識を上方修正-政策金利はゼロ付近で維持 - Bloomberg
FOMC声明:経済や雇用は強さ増す、インフレ上昇は主に一過性の要因 - Bloomberg
パウエル会見、まだ半分くらいしか見ていませんが、今までの主張を繰り返しただけでサプライズ無し。
サプライズなんてあったら困りますが。
金融政策に変更がないので、こちら、バイデン政権の政策の方が気になりますネ:
バイデン大統領、1.8兆ドルの「米国の家族のための計画」発表へ - Bloomberg
バイデン大統領の税制案、不動産投資に照準-税繰り延べ措置廃止へ - Bloomberg
バイデン大統領の新計画、キャリードインタレストの税優遇廃止も - Bloomberg
不動産投機熱が下がるのだとしたら、この部分の税制改正は歓迎すべきことかも知れない。
重要経済指標の発表なし。
個別株の方は、重要銘柄の決算発表が続く:
アップル、1-3月は54%増収と予想大きく上回る-製品需要が急増 - Bloomberg
フェイスブック、広告需要好調で売上高が急増-ユーザー数も増加 - Bloomberg
クアルコム、4-6月は強気な見通し示す-5Gスマホ需要が寄与 - Bloomberg
加ショッピファイの株価上昇、1-3月売上高と利益が予想上回る - Bloomberg
などなど。
どこも良い決算だったようで、何より。ここら辺は日本の報道がたくさんでるので、blog記事としてはスルー。
市場予想を上回ったのにMicrosoftの株価だけ下がっているのが気になる。好調な業績が織り込み済みなので、株価が上がらないというだけなら納得するが、3%近く下げるって・・・。
あまりに奇妙なので、買い増してしまったヨ:
最後に車/半導体不足関係。
様々なメディアが半導体不足を報じていますが、ここまでだとは・・・:
・Fordは売上、利益ともに予想を上回った。
自動車売上は$33.5B。
一株あたり利益は¢89で、市場予想¢21を大きく上回った。
しかし、株価は下落している。その理由は業績予想。Q1期末の流動性は$47B。自動車生産量が半導体不足によりQ2は50%減、2Hは10%減になるとのこと。減少数は合計すると110万台となる。金額にすると、$2.5Bの影響。21年のフリーキャッシュフロー予想は$500M~$1.5Bとなった。
・このあとCNBCにFord CEO ジム・ファーリーが出演する。
我々は今まさに半導体不足の本当の影響を目の当たりにしている。
生産量が半分って・・・、一時帰休とかしちゃうレベルですネ。
他の自動車メーカーがどうなのかも気になります。
もちろん「GM、トヨタ、VW、日産・・・も全メーカーが生産量半分になったら大変だ!」というのもあるけれど、Fordだけ大きく影響を受けているのだとしたら、半導体不足を理由にして何かを隠している可能性もアル。
こちらが株価。after hourで3%超の下落: