塾長の資産運用

米国株大好きの塾長が資産運用と関連ニュースを語る。投資は自己責任でネ!

【クリス・ハーヴェイ】年末までS&Pはヨコなので、安定収益を持つ割安な中型成長株を買え【ん?】

塾長です。

昨日(米国5/17)の米株は、「米国デフォルト懸念後退」から上昇。なんですか、それは?という感じ。

 S&P500、4,158(+1.19%)

 Nasdaq、12,500(+1.28%)

【米国市況】S&Pは1%超上昇、デフォルト懸念後退-ドル137円後半 - Bloomberg

 

 

債券・為替・コモ:

 原油、72.70

 10年債、3.5810

 ドル円137.6400

 Bitcoin、27,397

ドル・円137円半ば、米債務上限問題への楽観や利下げ観測後退で堅調 - Bloomberg

 

 

経済指標:

 4月 住宅着工件数、140.1万件(予想140.5万件)

 4月 同[前月比]、2.2%(-1.4%)

 4月 住宅建築許可件数、141.6万件(143.2万件)

 同[前月比]、-1.5%(0.1%)

米住宅着工件数が増加、安定化の兆候示す-建設許可件数は減少 - Bloomberg

 

 

金融政策:

なし。

 

 

財政政策:

なし。

 

 

地政学

 

 

 

個別株:

■ 昨日の決算はTarget、Cisco
米ターゲット、「販売トレンドの軟化」を警戒-業績見通し据え置き - Bloomberg

米ディスカウントストアのターゲットは、2-4月(第1四半期)利益が予想を上回ったものの、通期の見通しは据え置いた。「販売トレンドの軟化」が短期的に業績を圧迫する恐れがあるという。

Targetはディスカウントストアではないと想うのだけど・・・。

株価は+2.58%、160.96ドル。

 

 

シスコ株下落、2-4月期に受注減少-景気の先行き不透明感が重し - Bloomberg

ネットワーク機器メーカー最大手の米シスコシステムズは17日、2ー4月(第3四半期)に受注が23%減少したことを明らかにした。5-7月(第4四半期)売上高がアナリスト予想を上回る好調な見通しも示したが、株価は時間外取引で下落した。

株価は時間外で-3.88%、45.78ドル。

 

 

■ 〆はWells Fargo クリス・ハーヴェイのお話;

www.youtube.com

ーS&P500はレンジの中で動いていた。今日の上昇はそれを打ち破るか?

・申し訳ないのだが、Noだ。今日は大きく上昇したが。特に地方銀行。その領域でポジティブなニュースが出た。明らかにそれが他の領域を助けた。我々はまだレンジの中にいると思っている。マクロが重しになっている。人々は債務上限の問題に興奮しすぎだ。今後、値下がりが見込まれる。

ーあなたは今日、ノートを出しました。”資金調達と流動性(funding and liquidity)が今年のSPXを押し上げている。収益やファンダメンタルズではない”と書いた。詳しく教えて下さい。

・3月中頃に戻ってみましょう。3月中旬から4月中旬にかけてS&P500は値を戻した。その間に何があったのか?FED流動性を供給し、バランスシートを縮小させ、いくつかのfunding programsを提供した。そのうえ、10年債利回りは0.5%下がった。IG(investment grade)クレジット・スプレッドは確か163でピークを付け、そこから30 basis poiints下がった。それはファンダメンタルズだろうか?そうではない。funding cost(資金調達コスト)であり、流動性なのだ。4月中旬以降何があっただろうか?何もない。決算シーズンで何かあったか?何もない。我々にとって[S&P500が上昇している理由]は、資金調達、流動性金利低下なのである。ファンダメンタルズではない。

ー今後、株価は下がるのですね。我々は未だ弱気相場にいるのでしょうか?強気相場入りしたでしょうか?

・我々は2か月前に弱気相場に終了を言い渡した。これは弱気市場の中のラリーではない。強気市場の始まりかと言うと・・・それは難しい。バリュエーションが非常に高い。年末、S&Pは4,200で終えると予想している。ほとんど上値余地が無いということだ。市場に機会があるのは、中型の成長株、media & entertainment。それら以外、上値余地は少ない。決算シーズンが進むにつれ、マクロが支配するようになると、株価は下落するだろう。

ーその機会について詳しく伺いたい。

・中型成長株、PERが16倍くらい、価格の上でderateされていたセクター(≒値下がりしたセクター)、未だ値上がりしていない領域を見ている。それらは今後12か月でたやすく10%上昇するだろう。バリュエーションが高過ぎない株だ。市場全体のヴァリュエーションは高すぎる。安定的に利益を出す会社の株を持てば、リスク・リワードの観点から素晴らしいだろう。

ー話を元に戻すが、なぜ債務上限問題について懐疑的なのですか?

・あなたは政治家の話を聞く必要がある。彼らはメディアへの語り掛けをマスターしている。マッカーシーは「数日中に決着できる」と言っている。私が息子に言うのと同じだ。「公園に行くことはできるよ。その前に部屋をかたずけてね」と。マッカーシーが実際に言っているのは「決着するよ。民主党側が歩み寄ればね」だ。我々は債務上限問題が簡単に決着すると思っていない。時間が経過するごとに、よりtenuous(希薄な、薄められた)になるだろう。最終的には決着するが、今ではないだろう。

ーなるほど、見守るしかないのですね。

・そういうことだ。

まとめると、こんな事を言っているのでしょう;

・市場全体、バリュエーションが高過ぎる。

・年末までS&P500はヨコ(4,200)。短期的には下落する。

・儲けられるとしたら、割安な中型成長株。

 

が、一生懸命”割安に放置されている安定収益を持つ中型成長株”を見つけ、リスクを取ってそれらを買ったところで、12か月で10%くらいのリターンしか得られないというでは、国債買った方が良くないですか?

 

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