塾長の資産運用

米国株大好きの塾長が資産運用と関連ニュースを語る。投資は自己責任でネ!

正論と現実のはざまで。

塾長です。

昨日(米国9/29)の米株市場は、金利をテーマに動く展開。

 S&P500、4,359(+0.16%)

 Nasdaq、14,512(-0.24%)

【米国市況】S&P小反発、ハイテク株は失速-ドルが一時112円 - Bloomberg

 

 

債券、為替、コモ:

 原油、74.76

 10年債、1.5410

 ドル円、111.948

 Bitcoin、41,443

 

 

経済指標:

 8月 住宅販売保留指数[前月比]、8.1%(1.4%)

 同[前年同月比]、-6.3%

米中古住宅販売成約指数、7カ月ぶり高水準-在庫増など追い風 - Bloomberg

 

 

個別株:

昨日はホントにニュースが少なかった。

Impossible Foodsが中東の金持ち国、UAEに進出するとか。

Impossible Foods expands to United Arab Emirates | Fast Casual

こちら、CEOのインタビュー。動画は音が途切れているので、文字で。

Impossible Foods President on its ‘stepping stone into the Middle East’

 

 

Rolls Royceが2030年までに全車電動化するとか。

ロールスロイス初の量産EV『スペクター』、姿を現す…2030年までにブランドは全電動化 | レスポンス(Response.jp)

こちら、CEOのインタビュー。

www.youtube.com

 

 

 

最後は、著名金融機関アナリスト、マイク・メイヨー。

www.youtube.com

ー金融機関株が冴えない。強気派アナリストのマイク・メイヨーに話を聞こう。まだ銀行株を買えと言うのですか?

・今は野球のシーズンだ。銀行株はダブルヘッダーをやっているようなもの。銀行株を見放すべきではない。経済回復がくる。それは循環的だ。長期的な成長と、高い金利が迫っている。先週パウエル議長がテーパリングを口にした。10年債は2%になるだろう。そして、銀行には技術(テック)主導型の改革がやってくる。追加の売上は、利益率が2倍になる。銀行は効率的になる。我々は技術チームとともに新しいレポートを出し、その理由を説明した※。

ー銀行株を見ている。Morgan Stanleyだ。誰もが好きな株。Oppenheimerや、Berenbergにダウングレードされた。

・我々が勧めているのは、BoA、JPM、地方銀行であるU.S. Bancorp、PNCだ。Morgan Stanleyについては中立。

ーMSについてネガティブな事を言いたくないようですね。

・企業買収が問題だ。E-Tradeの統合に時間を要した。ジェームズ・ゴーマンがE-Tradeを買ったタイミングは幸運だったが、その後が大変だった。Goldman Sachsの方が既存ビジネスでうまくやれている。先ほどのテックの話に戻るが、GSがこの業界の小宇宙だ。この10年間技術活用を進めてきた。それが記録的な利益をもたらしている。

 

※ここで紹介したインタビューより、Bloomberg、FTの記事の方がためになるかも:

銀行業界、空前の人員削減へ「ソフト開発者がバンカー」-メイヨー氏 - Bloomberg

https://www.ft.com/content/4b6a5ab2-9f6d-4116-8d8f-9c09f7b3aef0

 

簡単にまとめると、

・経済回復と金利上昇が、銀行業界の追い風となる。

・既存銀行はFintech企業によってその優位的地位を脅かされている。

 新たなタレントを惹きつける事ができなくなっているのも問題だ。

・既存銀行はテクノロジーを活用してコスト削減、新サービスの提供による構造改革を進めることができれば、未来は明るい。(それが出来なければ、未来は暗い)

 

彼らの発言や記事を読んでも、経営者について触れていないのが残念。「ジェームズ・ダイモンは大経営者だ」みたいな話しかない。が、彼らを変える必要もあるのではないだろうか。逆に、彼らこそ変えるべきなのでは?とも思う。

とは言え、正論と現実は違うので、Fintech株と銀行株の両方を持つようにしています。