塾長です。
昨日(米国10/4)の米株市場はドーンとサゲて、その後一定を保持。一昔前は米株が売られると「安全資産である円が買われて、円高」などと言われましたが、最近その傾向は無いですネ。
S&P500、4,300(-1.30%)
Nasdaq、14,255(-2.14%)
【米国市況】ハイテク売りでナスダック大幅安-ドル安、商品高 - Bloomberg
FAANG+MTの株価を見てみると、こんな感じ:
Facebookだけは個別要因があって売られていますが、その他は約2%ダウン。テスラは少し違った動き。原油価格上昇→EVが売れる、の連想かな?
債券、為替、コモ:
原油、77.65
10年債、1.4810
ドル円、110.9550
Bitcoin、48,991
商品指数が最高値、天然ガスや原油の上昇目立つ-インフレ懸念強まる - Bloomberg
ビットコイン、再び5万ドルが視野-エルサルバドル法定通貨化以来 - Bloomberg
経済指標:
8月 製造業新規受注[前月比]、1.2%(1.0%)
金融政策:
タカ派発言一件。
セントルイス連銀総裁、米インフレは数十年来の高さ-リスクは上向き - Bloomberg
個別株:
Facebookが騒がしいですネ。Facebook参加のInstagramが、内部調査によって若者に悪影響があるとの結果が出たにも関わらず対応を怠った、という事らしい。この程度であれば「ふーん、営利企業だから仕方ないよね」で済む話。むしろこの手のスキャンダルで株価が下がれば、「買い」。
ただし、昨日、この内部告発者の弁護士がCNBCに出演し「Facebookはユーザ数を誤魔化している。我々はその証拠を持っている」と発言(3:50~)。これはイタダケナイ。その証拠とやらを示さなかったので、真偽の判断は保留しておきます。
日本でもSNS上のイジメや、売春問題が話題になるし、某大型掲示板に行けばとんでもない書き込みにあふれている。ただ、あまりこのコンテンツの取り締まりについて語られる事が少ないように感じます。Facebookなどは「モデレーター」を格安でアウトソースし、過激なコンテンツを削除しているらしい。そのモデレーターの中には、生の過激投稿を見続けることにより、PTSDを発症する人もいるのだとか。映画にもなりました。こちらその映画監督のインタビュー:
投資家としては「Facebookのような汚いビジネスには投資しない」とするのか、「汚い仕事はカネになる。投資しよう」とするのか。人間性が問われる部分であります。