塾長の資産運用

米国株大好きの塾長が資産運用と関連ニュースを語る。投資は自己責任でネ!

【ジェレミー・シーゲル教授】株価は来年のリセッションを織り込んだ。

塾長です。

昨日(米国6/10)の米株市場は、ホットなCPIで劇落ちクン。

 S&P500、3,900(-2.91%)

 Nasdaq、11,340(-3.52%)

【米国市況】株急落、積極利上げ警戒で短期債売り-ドル134円台前半 - Bloomberg

 

 

債券・為替・コモ:

 原油、120.47

 10年債、3.1560

 ドル円、134.4200

 Bitcoin、29,154

 

 

経済指標:

 5月 CPI[前月比]、1.0%(予想0.6%)

 同[前年同月比]、8.6%(8.3%)

 5月 CPIコア[前月比]、0.6%(0.4%)

 同[前年同月比]、6.0%(5.9%)

 6月 ミシガン大学消費者信頼感指数、50.2(58.8)

米CPI、前年比8.6%上昇に加速-FRBとバイデン政権に圧力 - Bloomberg

ブルームバーグ調査のエコノミスト予想中央値は8.3%上昇

 :
今回の統計は、インフレがピークに達して落ち着き始めているとの希望的観測を打ち砕いた。記録的な高値で推移するガソリン価格に加え、食品と住居費の上昇にも衰えが見えず、消費者の生活は強く圧迫されている。

そもそも誰が予想してるの?って話ヨ。当たり外れの問題ではなく、そこに恣意的な何かが入っていないでしょうか。

 

米消費者マインド指数、過去最低に落ち込む-インフレ加速が打撃 - Bloomberg

米金融当局が注視するインフレ期待も上昇し、回答者の46%が悲観的な見方の理由として根強い物価圧力を挙げた。所得がインフレ以上に増加すると見込む回答比率はわずか13%と、ほぼ10年ぶりの低さとなった。

それでも10年ぶりなのネ。日本にいると米国の賃金上昇に驚かされる。裏返すと、日本はビックリするほどの速さで貧しくなっている。

 

 

金融政策:

なし。

 

 

財政政策:

またバイデン大統領が無責任な発言をしている。ロサンゼルス港でのスピーチ後、記者の質問に反応。原稿に無い発言をしている時、本性が出る;

www.youtube.com

誰もがExxonの利益を知っている。今年、Exxonは神より利益を出している。彼らは9,000の[国有地で石油・ガスの]掘削許可を持っているが、彼らは掘削していない。なぜか?その方が儲かるからだ。投資をするかわりに、自社株を買っている。税金逃れだ。Exxonよ、投資をしろ、税金を払え。

言葉もありません。

 

 

地政学

Bloombergによるウクライナ情勢まとめが復活;
【ウクライナ】ドンバスではロシア軍が有利、兵器供給加速を訴え - Bloomberg

 

 

個別株:

昨日の話題はインフレ、利上げ一色だったので、個別株の話題なし。

 

シーゲル教授のインタビュー。ジョシュ・ブラウンとの掛け合い(但しビデオが途中で切れていて全編見られない);

www.youtube.com

ー弱気市場の上昇(bear market rally)は今日死んだのか?

・S&P500は弱気市場(高値から20%下落)に突入していない。Nasdaqは弱気入りしたが。多くの企業の利益は予想に合致しそうだ。すると、S%PのPERは17倍。テクノロジーを除いたS&P500は13~14倍。この低さはほとんど見られない。金利が15%のときPER10倍はあったが。市場は23年のリセッションを織り込んだと思う。株価はそう言えるレベルにある。

ーあなたのデータを引用させて頂くと、リセッション時の株価変動は-31%である。それでもリセッションを織り込んだと言う理由は何でしょう?

・マイルドなリセッションを想定しているからだ。そのデータ(平均-31%)には巨大リセッションも含んでいる。金融危機、テックバブルだ。確かに私にリセッションがどの程度悪くなるかは分からないが、かつてより低金利な世界であるのを忘れてはならない。例えFFレート3%、3.5%になったとして、実物資産である株と競合するだろうか?配当利回りは3~4%あるのに。

ーエネルギーを除く高配当セクターを見てみると、例えばREITは利回り4%程度。インフレ率が8%だというのに。株価下落が1週間も続けば5年分の配当くらい吹っ飛んでしまう。

[残念ながらビデオはここで終了]

もしREITの中身である不動産価格が下がれば、NAV倍率も下がってしまうので、株価が見直されちゃう、って話ですネ。この先を見たかったらおカネを払ってね、という事か・・・。

なので、想像するしかありません。シーゲル教授なら「不動産価格を含むモノの値段は、長期的には上昇する」と答えるのではないでしょうか?長期的というのは、5年、10年といった長さ(株屋さんの”長期”は短いと6か月だったりするから、話が噛み合わない事がある)。

株を買いたいが、円安・・・(毎日同じ事を言っている)。

 

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